マスクでメイクが消えるのを防ぐためのコツ
目次
マスクをしながら働くスタイルが一般的になった今、長時間マスクをつけていることで「メイクが消えてしまう」という新たな問題に直面している女性も多いのではないでしょうか。
マスクを外した際にメイクが崩れていると清潔感も損なわれてしまいますから、働く女性にとって「メイク崩れを防ぐ対策方法」は、おさえておきたい情報です。ここでは、マスク時のメイクの悩みについて紹介するとともに、メイク崩れを防ぐ具体的なコツについても説明していきます。
マスク時のメイクの悩み

マスクによるメイク崩れは働く女性の大きな関心ごとになっています。その他にも「マスクにメイクがつく」や「肌がこすれたり蒸れたりする」、「肌が乾燥する」など、とマスクに関する困りごとは多岐にわたるのです。ここでは、マスクトラブルの具体的な原因と解決方法を紹介します。ここでの内容を参考にして、マスクを着用した中でも、毎日の仕事時間を快適にしていきましょう。
マスクでメイクが落ちる
マスクでメイクが落ちる原因として、主に以下3つのケースが考えられます。
1.「マスクと肌による摩擦」でメイクが崩れる
マスクをつけたまま話をすることでマスクと肌の間に摩擦が起こり、メイクが崩れていきます。
2.「マスクの内側が蒸れる」ことでメイクが崩れる
長時間マスクをつけていると、呼吸による息の水分や汗によってマスクの内側が蒸れてきます。この湿気によって、メイク崩れが起こるのです。
3.「マスクを外した時の肌の乾燥」でメイクが崩れる
マスクを外した際に、マスク内の湿気とともに肌の水分も蒸発してしまいます。その繰り返しで肌が徐々に乾燥し、メイクが崩れやすくなるのです。
メイクでマスクが汚れる
マスクの悩みは「化粧崩れ」だけでではありません。ファンデーションやメイクで汚れてしまった「布マスクの汚れが落としにくい」というのも困りごとのひとつです。
<布マスクの汚れが落としにくい要因>
ファンデーションや各種ポイントメイクには、メイク崩れを防ぐために落ちにくい成分が多く配合されています。長時間きれいなメイクがキープできるのは嬉しいですが、その分、布マスクに付着した時にも落ちにくくなってしまうのです。ここでは、布マスクの汚れが落としにくい要因となる3成分について説明します。
1.シリコンオイル
シリコンオイルは多くのファンデーションに配合されています。水をよく弾くため汗などに強く、化粧崩れを防ぐ効果があるのです。水を弾くので、普通の水洗いでは汚れは落ちないでしょう。クレンジングオイルなどで洗浄する必要があります。
2.紫外線吸収剤
日焼けを防止してくれる紫外線吸収剤は、多くのファンデーションに配合されています。ただし、紫外線吸収剤は長時間布についたままだと、その生地を変色させる恐れもあるので注意が必要です。マスクのお手入れは時間を置かずに行うと良いでしょう。
3.顔料
ファンデーションやメイクには、粘土系の顔料が使われていることがよくあります。泥汚れが服につくと繊維の奥まで入り込み、なかなか落としにくいものです。これと同じ理由で布マスクに付いた汚れは落ちにくいのです。
マスクでメイクが落ちる
マスクでメイクが落ちる原因は2つあります。ひとつは「摩擦」で、もうひとつは「湿気」です。マスクをしながら仕事をしていると、人との会話や、顔を動かすことが多くなるため、マスクと肌が擦れることによってメイクが崩れてしまします。
また、呼吸や肌の温度によって溜まった水蒸気でマスクの中が蒸れるため、メイク崩れが起こりやすいのです。さらに、室内が乾燥していると肌の皮脂分泌量が増え、メイクが肌から浮きやすくなります。ここでは、落ちにくいメイクをするコツを紹介します。
ベースメイクのポイント

ベースメイクは「肌の十分な保湿」と「ファンデーションを肌に密着させること」がポイントです。普段のスキンケアから保湿はきちんと行い、メイクの際にファンデーションを厚塗りしないことがメイク崩れを防ぐために重要です。
<ベースメイクのポイント>
■使う化粧品
・化粧下地(皮脂崩れしにくいものを選んでください)
・マット系リキッドファンデージョン(パウダーファンデーションを使うとき場合には、濡れスポンジを使うと良いでしょう)
■手順
1. 顔全体に化粧下地をムラなく塗ります。下地を丁寧にすることが重要です。
2. ファンデーションを化粧下地と密着させるイメージで、顔全体に薄く伸ばします。このとき、ファンデーションが厚くならないように気をつけてください。
3. コンシーラーで気になる部分をカバーします。コンシーラーの部分が浮かないように、周囲と十分なじませましょう。
4. 無色フェイスパウダーで仕上げます。
ポイントメイクのポイント

アイメイクもマスクをしていると湿気で普段より崩れやすいものです。濃いメイクは避けましょう。アイメイクはウォータープルーフタイプが、チークはリキッドタイプがおすすめです。
<ポイントメイクのポイント>
■使う化粧品
・アイシャドウ(クリームタイプかリキッドタイプ)
・アイブロウ(ウォータープルーフ)
・マスカラ(ウォータープルーフ)
・チーク(肌に密着しやすいリキッドタイプかクリームタイプ)
・リップ(よれにくいマットタイプかティントタイプがおすすめです)
■手順
ここではアイメイクを例にして、落ちにくいアイメイクの手順を説明します。
1. アイメイクが崩れる最大の原因は目元の油分や水分です。そのため、メイク前には下準備として、ティッシュや綿棒などでしっかりと油分や水分をオフすることをおすすめします。
2.アイメイクをのせる前に皮脂を吸着するパウダーを使いましょう。ベビーパウダーなど皮脂吸着効果のあるものを選ぶと効果的です。
3.アイシャドウが肌と密着するように指を使ってポンポンと馴染ませます。クリームタイプかリキッドタイプは、特に肌なじみがいいのでおすすめです。
崩れを防ぐ方法
化粧崩れを防ぐために、化粧下地は欠かせません。ファンデーションのノリを良くするだけでなく、ファンデーションが肌と密着するのでヨレにくくなります。
脂浮きが気になる人は、オイルフリーや皮脂吸着成分が入った化粧下地がおすすめです。
皮脂や汗を吸収してメイク崩れを抑える効果があるものとしてフェイスパウダーも利用しましょう。ルースパウダーとプレストパウダーがありますが、皮脂を抑えてメイク崩れを防ぎたいときはプレストパウダーを使います。仕上げにフェイスパウダーを使うことで、メイク崩れを抑えることができます。
化粧崩れ防止スプレーを最後に吹きかけるとさらに効果的です。
化粧直しの方法
マスクを外した時に気になるのがメイクの崩れですが「メイク直しをどうするか?」は悩ましい問題です。一度全部メイクを落としてから改めてメイクし直すことができれば良いのですが、時間的にも場所的にも難しい…。そのような時に、外出先でも簡単に直せる方法をご紹介します。
<メイク直しの手順>
- メイクが崩れている部分に化粧水をなじませます。メイクが崩れている部分に上塗りするのではなく、化粧水をなじませる感覚で行いましょう。
- ティッシュでメイクオフします。軽くパッティングを繰り返すことで、直したい部分と直さなくても良い部分がなじんでくるでしょう。
3. パウダーファンデーションを軽く押さえながら肌にのせていきます。
マスクを工夫する

せっかくキレイに仕上げたメイクをできるだけ長く保つために、メイクの工夫以外の方法もご紹介します。マスクのほうにもひと工夫しておくことで、さらにヨレにくくなるのでおすすめです。簡単にできますのでぜひ試してみてください。
■マスク自体にベビーパウダーをつけておく
ベビーパウダーをマスクの内側に薄くつけておきます。マスクと肌の間に層ができるため、ヨレ防止になります。
■マスク内の水分を取り除く
メイク崩れの一番の原因はマスク内が蒸れることで起こるため、こまめに水分をティッシュオフしておきましょう。目安は1~2時間に1回程度が理想です。
メイクでマスクが汚れる
マスクにファンデーションやリップがついてしまう直接的な原因は「摩擦、湿気、皮脂」の3つです。そのためメイクでマスクが汚れる原因を知り、「メイク崩れを防ぐ」ための対策をとる必要があります。
<メイクでマスクが汚れる原因>
・ファンデーションの色移り
・摩擦や乾燥により過剰な皮脂が分泌される
メイクがつくのを防ぐ方法
メイク汚れからマスクを守る方法は、「落ちにくいメイク」をすることです。メイクを全くしなければ、マスクが汚れることもありませんがそうもいかないことでしょう。働く女性にとって適度なメイクはビジネスマナーとして欠かせない日常なのです。
ここでは、落ちにくいメイクの方法について、具体的なコツをいくつか紹介します。また、「マスクでメイクが落ちる」の段落でも、落ちにくいメイクの方法について紹介していますので、参考にしてください。
<落ちにくいメイク方法>
1.落ちにくいメイクの土台を整えるためにスキンケアを丁寧に行うことをおすすめします。洗顔後には化粧水で水分補給した上で、乳液などで水分が蒸発しないようにフタをしましょう。化粧水を使う際には、丁寧にパッティングすることで、毛穴が引き締まり皮脂が出にくくなります。
2.ファンデーションというのは顔全体に均一の厚さで塗るのがベストではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」あるのです。例えば、頬など一番高い位置はしっかりカバーします。一方で、フェースラインや生え際などは塗る必要はありません。それ以外の額、目周り、口周りは崩れやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げると良いでしょう。
3.仕上げのパウダーは指やスポンジよりもブラシを使うのがおすすめです。クルクルと小さく円を描くイメージで、肌とファンデーション、仕上げパウダーを密着させていきましょう。
メイク汚れを落とす方法
布マスクについたメイク汚れを落とす際は「中性洗剤」を使いましょう。おしゃれ着洗剤や食器用洗剤など、裏面の成分表に「液性/中性」と書かれている洗剤です。布マスクの洗濯方法ですが、マスクの縮みを防ぐために洗濯機ではなく手洗いがおすすめです。
なお、リップなどピンポイントな汚れが気になるときは、汚れている部分に液体洗剤や固形石鹸を直接塗り込み、しばらく置いておくと効果的です。それでも落ちないときは、メイク落とし(クレンジングオイル)を使ってみましょう。こちらも汚れた部分に直接つけて、手でもみ洗いするとキレイに落ちますので試してみてください。
まとめ

マスクを一日中することが一般的となった現在、メイクをする女性にとってマスクにまつわる悩みが増えてきています。ここでは、マスクによるメイク崩れの悩みや、その解決方法について紹介しました。マスクをしても崩れないメイクのコツを掴むとともに、もしメイクが崩れたり、マスクが汚れたりしたときにも、慌てず対応するヒントとしていただけますと幸いです。