遅刻は厳禁！余裕のある朝のための目覚めの習慣

会社に遅刻しないのは、社会人として最低限のルールです。遅刻ばかりしている人は、時間にルーズな人という印象を与え、仕事を安心して任せてもらえない可能性もあります。

また、「早起きは三文の徳」ということわざがあるように、早起きをすることで心に余裕が生まれ、仕事にも良い影響があるものです。夜型で仕事に支障が出ている人は、余裕のある朝を迎えるためにも、普段の生活習慣を見直して早起きを心がけてみてください。

しかし、中には、朝せっかく早く起きても、なぜだか仕事に向かうのがギリギリになるという人もいることでしょう。そこで、本記事では、早起きのメリットとともに、朝遅刻しないためのポイントについても紹介します。ぜひ、この内容を参考にして、会社へ遅刻しないためのヒントにしてみてください。

「早起きは三文の徳」といわれるように、早起きをすると良いことが様々あります。早起きをすることで、精神的にも身体的にもポジティブな影響を受けることになるのです。早起きをきっかけとして、その日1日の良いスタートを切れることでしょう。ここでは早起きのメリットについて具体的に紹介します。早起きのメリットを知り、早起きをするモチベーションへとつなげてみてください。

気分が良い

早起きをすると気分が良いものです。さらに、早起きをすれば、朝活をする時間も確保できます。例えば、朝一番に行なうこととして、ジョギングは特におすすめです。美容や健康面で良い効果があります。ジョギングができなくても、太陽の光を浴びて深呼吸をするだけでも効果があるでしょう。太陽と朝の空気で、目が冴え、頭もスッキリします。ストレス軽減の効果も期待できるのです。

実は、太陽の光は体内時計に影響を与えるものであることがわかってきました。この働きには、メラトニンという成分が深く関係しています。光を浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、目が覚めるのです。また、メラトニンが分泌されるのは、起床後14～15時間後なので、日中は眠くならずにすみます。夜はメラトニンの分泌が増えて、自然と眠くなるので寝付きも良くなることでしょう。睡眠ホルモンのおかげで、自然と眠くなるのです。夜ぐっすり眠れれば、翌朝スッキリと目が覚め、遅刻もしなくてすむでしょう。 

このように、太陽の光を浴びることが、生活のリズムを整えることにつながっています。さらに、太陽の光を浴びないと、セロトニンという成分が不足しやすくなります。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれるもので、多く分泌されるほど精神が安定し、幸せな気分になれるものです。早起きが習慣になれば、セロトニンも増え、常に幸せな気分でいられることでしょう。気分の落ち込みを防ぐことも期待できるのです。 

時間を有効につかえる

朝は工夫次第で時間を有効につかえます。なぜなら、朝は頭もスッキリした状態となっており、1日の疲れを蓄積させた夜の時間帯よりも、勉強や仕事がはかどるのです。集中力も高まるので、効率的に勉強や仕事ができるでしょう。英会話やビジネス関連の勉強に取り組む場合、朝であれば、飲み会やテレビなどの誘惑も少ないです。また、ヨガやストレッチなど趣味や健康的なことに時間を使うのも良いでしょう。朝であれば、より集中して取り組めます。

その他、朝、余裕があればスキンケアに時間をかけることも良いでしょう。時間をかけて丁寧にパックをしたり、洗顔・スキンケアを念入りにしたりすることで肌の健康、肌の美しさにつながります。さらに、メイクも丁寧に行なうことで、日中の化粧崩れを防ぐことも期待できるのです。ひげや寝癖についても同様です。朝時間がなく、慌てていると、身だしなみにほころびが生じたり、うっかり怪我をしたりしてしまうこともあります。

食事や掃除などの家事をすることも可能でしょう。朝のうちに掃除や洗濯を終わらせたり、夜ご飯の準備をしたりしておけば、仕事から帰ってからの手間が省けるので楽です。このように、朝余裕があると、有効な時間の使い方ができるでしょう。 仕事に集中できる環境づくりともいえます。

健康的である

早寝早起きは健康的です。すでに紹介したように、睡眠ホルモンであるメラトニンのおかげで、早く起きることで、夜は自然と眠くなり規則正しい生活が送れます。寝つけずに睡眠不足になることもありません。睡眠不足は翌日の仕事に支障が出るだけでなく、体調不良にもつながります。睡眠不足でイライラするとストレスが溜まり、さらに睡眠不足を招くという悪循環に陥ることもあるでしょう。

また、夜早く眠るようになると、成長ホルモンの分泌が増え、細胞が活性化されます。肌もキレイになると同時に脂肪燃焼をサポートしたり、疲労回復を促したりするので体力の回復や、免疫力アップも期待できます。免疫力が高まれば、風邪をひきにくくなったり、病気にかかりにくくなったりするでしょう。早起きを習慣にすることで、健康的な体を手に入れることが可能なのです。 

朝遅刻しないためのポイント

朝早起きをしても、のんびりしすぎて家を出るのが遅れては意味がありません。会社に遅刻しないためには、どのような心がけが必要なのでしょうか。

ここでは、朝遅刻をしないための具体的なポイントとして「10分前行動」、「できる限りバスを使わない」、「車通勤の場合には混雑状況を考慮する 」の3つを紹介しています。

これらのポイントを押さえて、遅刻を防ぎましょう。

10分前行動

会社に遅刻しないためには、10分前行動を心がけましょう。「5分前集合」という言葉があるから5分前で良いのではと考えるかもしれません。しかし５分の余裕では、電車などが遅れると遅刻する危険性があります。忘れ物をしたことに途中で気づいたとしても、5分では取りに帰る余裕はないものです。その他、通勤途中に誰かに道を聞かれるなど、予定外の出来事が発生した際に、5分前行動では会社に間に合わない可能性があります。

ギリギリに行動すると、間に合わないかもしれないなど、精神的にもドキドキしてしまうものです。朝から毎日ドキドキしては、精神衛生上良くないですし、疲れてしまうでしょう。職場や待ち合わせには、5分より余裕を持って、約束の時間の10分前に到着するようにしましょう。

また、雨が降っている、風が強そうだなどといった場合は、もう少し時間に余裕を持つことをおすすめします。電車が風で遅れる可能性もありますし、雨で靴や靴下が濡れてしまえば、拭いたり、履き換えたりする時間も必要です。状況に合わせて余裕を持って行動できるよう、計算して行動をするとよいでしょう。 

バスは極力つかわない

通勤にバスはできるだけ避けた方がよいでしょう。停留所ごとに止まるバスは、乗車数によっても、天候によっても運行時間が変わるため、時間通りに到着するとは限りません。事故があったり、交通量が多かったりすれば道路が混み、動かなくなってしまう場合もあります。渋滞に巻き込まれれば、予定よりも大幅に遅れることもよくあるものです。たとえ30分以上の余裕があったとしても、時間に間に合わなくなる可能性も出てくるでしょう。

そのため、バスよりも定刻通りに運行する電車をつかうことをおすすめします。また、自転車や徒歩であれば、バスや電車のような遅延に巻き込まれることはないでしょう。遅刻をしないためには、運行予定に左右されない自転車や徒歩を利用するのも一つの方法です。 

車通勤の場合は混雑状況も考慮する

車通勤の場合は、混雑状況を常に把握することがポイントです。道路はいつも同じ状態とは限りません。年末年始やお祭り、イベントなどが開催されていれば、人や車で混雑します。渋滞してしまうと、車は動くことができず遅刻してしまうでしょう。また、工事などが行なわれていることもよくあり、普段の道が通れないこともあります。迂回すればその分時間がかかってしまいます。工事のお知らせや立て看板などは常にチェックし、スムーズに通勤できるようにしましょう。

車通勤の場合は、事故などは予測できないので、いつ渋滞に巻き込まれるか分からないものです。常に予定外の混雑を見越し、早めに家を出る方が安全です。さらに、渋滞した場合の抜け道を確認しておいたり、渋滞しそうな場合は回り道をしたりするなど、リスク管理をすることも重要です。 

まとめ

社会人として遅刻は厳禁です。遅刻しないためにも、まずは早起きを心がけましょう。早起きには睡眠不足を防いだり、美肌づくりができたりなどメリットがたくさんあります。夜型になっている人は、朝型に変えることで、健康的な生活が送れるでしょう。早起きによって、1日の良いスタートを切ることができるのです。

また、せっかく早く起きた後は、仕事の時間に間に合うよう10分前行動など余裕を持って行動するようにしましょう。特にバスや車通勤の場合は、早く家を出ることが必要です。予定外の出来事をあらかじめ見込んで余裕のある計画にすることで、遅刻の可能性を減らすことができるでしょう。