面接が苦手な理由とあがらないための方法
目次
転職や就職を考えている人にとって、切っても切れない関係である面接は、採用側の企業担当者に自分をアピールする場所ですが、苦手意識を抱いている人も少なくありません。苦手意識の元になっているのが「緊張」です。この緊張を和らげる方法を頭に入れて面接に挑むことで、本番であがらず、普段通りの自分を見せることができます。
面接を苦手と感じる最大の理由は「緊張」

面接が苦手と感じている人で、大きな原因となっているのは「緊張」です。極度の緊張を感じると強いストレスがかかり、本来の力を発揮することができなくなります。緊張の度合いはその人の性格にも左右されますが、人間である限り緊張は誰しもが感じるもの。自分でコントロールしにくいと思いがちですが、適切な対処法を心がけることで改善できます。
実はみんな緊張している
緊張してあがっているのは自分だけと思いがちですが、実は多くの人が緊張しているもの。面接後に「うまく話せなかった」「失敗した」と、面接に対して苦手意識を感じています。慣れない場所、かしこまった空気の中で、面接担当者から次々に質問をされると、ほとんどの人はついつい構えてしまいます。また「失敗できない」「うまく話そう」と思えば思うほど、自分自身にプレッシャーを与えてしまうため余計に緊張が高まってしまいます。
一度「面接=苦手、緊張するもの」と経験すると、過去の苦い経験を思い出してしまい、緊張に拍車をかける状態になります。特に、真面目な性格の人ほど、不安を感じやすかったり、「もし失敗したらどうしよう」などと考えすぎてしまうため、緊張しやすくなる傾向があると言われています。
適切な対策・準備で緊張は和らげられる
誰でも適切な対処や準備をすることで、緊張を和らげることができます。緊張は、身体的な面と精神的な面で起こります。身体的な面では、ノルアドレナリンという緊張を促す物質が分泌され、交感神経が優位に立つこと。精神的な面では、「失敗したくない」「うまくしたい」「自分をよく見せたい」などの思考が働くことが、緊張を引き起こすきっかけとなります。
逆に、行き当たりばったりでどうにかなると考えている人は、緊張しにくいといった傾向があります。これらを抑えるために意識的にトレーニングすれば、即効性が期待できる対策方法も多くあります。
面接であがらないための5つの方法

面接が苦手と感じる根本的な原因の緊張。誰でも簡単に実践できる「面接であがらないための」5つの方法は下記の通りです。
- 失敗してもOKと考える
- 緊張していることを面接官に伝える
- ゆっくり動き、ゆっくり話す
- 質問に対して結論・理由を端的に答える
- 必ず伝えたいことはメモを準備する
この方法は、緊張を和らげるだけでなく、面接時に良い印象を与えるきっかけになったり、本番で失敗しにくくなる良いメリットもあります。
失敗してもOKと考える
面接が苦手な人の特徴に「失敗を極度に恐れている」といった傾向があります。
これは「〜であるべきだ」といった、目標や理想が高い完璧主義の人に多いもの。しかし、完璧主義の傾向が強い人は、自分に厳しく否定的になり、自分の至らない部分ばかりが気になってしまい、結果的に自分を追い詰めがちになります。「絶対に言葉につまってはいけない」「失敗してはいけない」という完璧主義をやめ、自分をプレッシャーから解放してあげましょう。今まで厳しく課していた細かな失敗も、ほんの少しでも許容する気持ちで面接に望むと、極度の緊張も和らいでいきます。思考を少し変えようと心がけることで、結果、いつもより柔軟にのびのびと構えることができるように変わります。
緊張していることを面接官に伝える
気持ちや意識は、紙に書き出したり口に出したりと可視化することでコントロールすることができる、と言われています。この作用を面接でも積極的に利用する手もあります。面接担当者に「実は、緊張しています」と伝えてみましょう。自分の今の状態を隠さずに言葉にすることで、不思議と緊張がほぐれてきます。
また一般的に、面接で緊張しない人間の方が少ないもの。緊張していることがマイナス評価され採用に影響を与えることはありません。逆に、あがりすぎてしまい余計なことを話してしまったりすることの方が、評価に悪い影響を与えかねません。また、面接担当者も「緊張している」とわかった上で、面接が進んでいくので前提で対応してもらえる場合があります。
ゆっくり動き、ゆっくり話す

面接時の動作や話す速さは、全て「ゆっくり丁寧に」を意識しましょう。ゆっくりした動作を心がけることで、面接担当者に落ち着いた印象を与えるだけでなく、自分自身の気持ちを落ち着かせる効果もあるとされています。
緊張してしまうと、呼吸が浅くなりついつい早口になってしまいます。早口だと何を言っているのか聞き取りづらくなり、面接担当者の方に耳にきちんと届かない可能性も。話すスピードもゆっくりを意識することで、呼吸が整いやすくなり、自分の考えを頭の中でまとめる時間も確保できます。面接会場に入ったら、深く深呼吸し、「動作や話すスピードはゆっくりと」挑むことを忘れないようにしましょう。
質問に対して結論・理由を端的に答える
面接担当者からの質問には、わかりやすく簡潔に、結論・理由から答えることを心がけましょう。相手に伝えたいことは最初に結論から述べるようにすることで、話している最中に結論を見失うことがなくなります。
この時に役立つのが、PREP(プレップ)形式です。
- P POINT=結論
- R REASON=理由
- E EXAMPLE=具体例 事例
- P POINT=もう一度結論を繰り返す
例えば、「私は〇〇が好きです。なぜなら(理由)だからです。例えば(具体的な例)することもできます。だから私は〇〇が好きです」というような流れで使います。与えられた面接時間は限られているため、話す内容がまとまらず長くなりすぎることも避けましょう。PREP形成を利用し、端的にわかりやすく結論から話すことで、自分の中でも整理&説明をまとめることに焦る必要がなくなり緊張を和らげることになります。
必ず伝えたいことはメモを準備する

緊張すると話が飛んでしまいがちな人は、面接で答える内容のポイントを書いたメモを準備しましょう。面接本番では、そのメモをいつでも見られるようにすることで、頭が真っ白になってしまうという状況を避けることができます。面接担当者には「質問に対してしっかりと答えられるようにしたいので、メモを見ながら話しても良いでしょうか?」と、予め断りをいれましょう。
面接は「慣れ」も大事
これまで紹介した内容を実践した上で、一番大事なのは「面接の場数を踏むこと」です。極度に緊張してしまう人は、トラウマ経験を抱えていることもあります。また、場数が足りないことで、余計に苦手意識や緊張を感じてしまうことも。面接の経験を何度も積み重ねていくことで、徐々に慣れていきます。
経験していく中で、「今日はうまく話せた」「やってみたら案外うまくいった」ということも多いもの。小さな成功体験を自分の中で蓄積していくことで、面接に対する緊張も徐々に消え去り、和らいでいきます。
まとめ
面接に対して苦手意識を感じる人の多くの原因は「緊張」です。誰でも緊張はするものですが、極度の緊張を感じてしまう方は、緊張を解消するための方法を頭に入れて面接に臨み、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。面接が苦手、面接がうまくいかないと悩んでいる方は、実践してみてください。
正社員や派遣など、厳選した様々な求人をご紹介。仕事にまつわる様々なコンテンツも発信しています。
すべてのサービスを無料でご利用いただけるため、「初めての派遣、正社員で不安」「現在就業中で悩んでいる」「相談だけしたい」という方も、まずはお気軽にご登録ください!
■無料登録はこちら
■LINE相談はこちら
ヒトサガスは1人ひとりの「働く」を応援しています。