仕事で使える英語|挨拶・お礼・謝罪をマスター
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グローバル化が進んでいる現代では、英語のスキルが求められることが多くなりました。これまで英語に触れる機会が少なかったのに、突然英語を使わざるを得ない状況に陥っている方も増えています。慣れない英語を使って失敗するのは、特にビジネスシーンでは避けたいものです。状況に応じたビジネス英語を使いこなし、円滑かつ友好的に仕事を進めていけるように、ビジネスシーンでよく使われるフレーズはチェックしておきましょう。今回はビジネスシーンで役に立つ、挨拶・お礼・謝罪のフレーズをご紹介します。
仕事で使える英語①挨拶

初対面の人と英語で挨拶をするとき、どのような内容を話せば良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。挨拶はあなたの第一印象を大きく左右するので、良い印象を与えるに越したことはありません。まずは笑顔で、しっかり相手の目を見ながら挨拶するようにしましょう。目が合っていないと敬意を示されていない、と捉える文化がある国もあるため、お辞儀で目をそらしがちな日本人は特に注意が必要です。
英語で挨拶するときは、以下の4つを心に留めておきましょう。
・ポジティブな第一印象を心がける
・相手が知りたい情報(ビジネス、業界、キャリアなど)を簡潔に提供する
・相手に把握してほしい情報を伝える
・相手の印象に残るようわかりやすく伝える
初対面
中学で学習する英語レベルの挨拶ですが、一般的に、一番最初の挨拶にはよく使われるフレーズを集めました。簡単なフレーズのため複数覚えておき、バリエーション豊かに使い分けるのがいいでしょう。握手をして相手とあいさつする文化のある国の方と挨拶するときは、躊躇せず手を差し出すようにしましょう。
「Good morning/afternoon/evening, [Mr./Ms.名前]. How are you?」
意味:こんにちは〇〇さん。お元気ですか?
「How do you do?」
意味:はじめまして。
「Nice to meet you.」
意味:はじめまして。
「It’s a pleasure to meet you.」
意味:あなたとお会いできて光栄です。
来社・来客
先方様に来社していただいた場合に使えるフレーズです。
「Come on in!」
意味:どうぞ中へお入りください!
「We have been expecting you.」
意味:お待ちしていました。
「Welcome to my office.」
意味:うちのオフィスへようこそ
「We’re so glad you could make it and look forward having you on the team.」
意味:今回お越しいただいて、とてもうれしいです。一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
自己紹介

自分のしている仕事は何か、過去にどのような経歴があるか、などの情報は、ビジネスで重要なポイントとなります。中学学習レベルの英語で伝えられることはたくさんあります。引き出しをたくさん持っておき、会話をスムーズに繋げられるように練習しましょう。
応用して、自分が相手に聞きたいことを英語で聞けるように練習するのも良いでしょう。
「Hello,I am [Mr./Ms.名前].」
意味:こんにちは、私は〇〇です。
「I was born and grew up in (出身地名).」
意味:私は生まれも育ちも〇〇です。
「I’m in the ◯◯ department.」
意味:私は、◯◯部で働いています。
「I’m [Mr./Ms.名前] and I’ve just joined as a Project Coordinator.」
意味:私は〇〇で、つい先日までプロジェクトコーディネーターに就任していました。
カジュアルな挨拶(社内向け)
社内でのカジュアルな挨拶でフォーマルになりすぎる挨拶は不釣り合いとなります。カジュアルな挨拶に気軽に使えるフレーズを以下にまとめました。
反対に、カジュアルすぎる挨拶を社外でのやりとりに使用することも控えるようにしましょう。フランクに話しかけてくれる相手であっても、取引先である場合など、言葉遣いには気を付けることが大切です。
「Hi, good to see you again.」
意味:こんにちは、また会えてうれしいです。
「How are you?」
意味:調子はどうですか?
仕事で使える英語②お礼

お礼は挨拶と同じく、ビジネス英語の中で最もよく使われます。
日本語のお礼と違って「何に感謝しているのか」を明確に表現することを意識しましょう。
英語の挨拶のポイントは以下の2つです。
・身振り、手振り、表現などを使う
・フォーマルな場とカジュアルな場で使い分ける
フォーマルなお礼
「Thank you very much for your help.」
意味:助けてくれてありがとうございます。
「Thank you for your listening.」
意味:聞いて頂き、ありがとうございました。
「Thank you very much for your invitation.」
意味:ご招待いただき、ありがとうございます。
カジュアルなお礼
社内でのやりとりに活用できるお礼の表現です。ふとした際に英語でお礼が言えると、お互い気持ちよく仕事ができるものです。簡単で短いフレーズが多いため、状況に応じて使い分けてさまざまな「ありがとう」を相手に伝えましょう。
「Thank you in advance」
意味:よろしくお願いします。
「Thank you for your help. 」
意味: 手伝ってくれてありがとうございます。
「Thank you for your time on the last meeting.」
意味:先日の打ち合わせありがとうございます。
感謝の内容を伝える
単なる「ありがとう」ではなく、具体的に何か感謝の内容を伝えたいときに活用できる英語表現です。
「I’m grateful that 〜 .」
意味:〜に対して、感謝しています。
「I am obliged to 〜 .」
意味:〜に対して、大変感謝しています。
「I’m very honorable that 〜 .」
意味:〜に関して、光栄に思います。
感謝の気持ちを伝える
「It would be great if 〜.」
意味: 〜してくれると非常に嬉しいです。
「It was very awesome that 〜 .」
意味:〜して頂いたことはとても素晴らしいことでした。
仕事で使える英語③謝罪

謝罪の時には、誠実さや礼儀正しさを相手に伝えることがポイントです。日本語では日常的に「すみません」を多用しがちですが、英語では多用しないように気をつけましょう。具体的に何に対して謝罪しているのかをハッキリさせることが大切です。
ビジネス英語で謝罪するときのポイント
・何についての謝罪なのか明確に伝える
・なぜその問題が起こったのか明確に伝える
・問題をどう解決するのか明確に伝える
・今後について約束する
定番の謝罪
さまざまな場面で使用できる表現です。表現によっては場面に不釣り合いな表現もあるため、正しく使用できるように練習してみましょう。
「I am very sorry for the misunderstanding.」
意味:誤解してしまって本当にすみません。
「I am terribly sorry about the delay.」
意味:遅延してしまい、大変申し訳ありません。
「am sorry for any inconvenience this may have caused you.」
意味:ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
「I regret my mistake.」
意味:ミスをしてしまい、申し訳ありません。
フォーマルな謝罪
取引先など社外の人に対して使用できる、フォーマルな謝罪の表現です。
「 I am deeply sorry. 」
意味:心よりお詫び申し上げます。
「We apologize for causing trouble.」
「I apologize for causing you any trouble.」
意味:ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
「We apologize for the inconvenience.」
意味:ご不便をおかけして申し訳ございません。
原因や理由を説明
謝罪をする際は、何に対しての謝罪なのか、何が問題なのかを明確にすることが大切です。以下の表現を使いながら、具体的に伝えるようにしましょう。
「Please accept this as my formal apology for 〜 」
意味:〜を、正式にお詫び申し上げます。
「The defect/problem was caused by 〜 」
意味:~により問題が生じました。
トラブルへの対応を説明
「I will take immediate action 〜 」
意味:〜、さっそく措置をいたします。
「What we can offer to you is 〜」
意味:私たちがご提示できることは〜。
まとめ

ビジネスシーンでの英会話でよく使われる、挨拶・お礼・謝罪のフレーズの一部をご紹介しました。敬語がないと言われる英語でも、相手やシチュエーションに合わせて使い分けしなければ、その場に相応しくない言葉選びをしていると思われ、思わぬトラブルに繋がることもあります。フォーマルなフレーズ、カジュアルなフレーズなどを使い分け、状況に応じた正しい表現を使えるようにしておきましょう。