営業・販売の派遣の仕事|特徴・内容・求人例
目次
派遣の仕事を探している方の中には、営業職や販売職の仕事がしたいと思っている方もいるでしょう。また、派遣の営業職や販売職についてよく分からない、もっと知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
それぞれの仕事の内容や特徴、メリットやデメリットは異なるため、まずは理解しておくことが大切です。
営業職とは

営業職というのは、企業の商品やサービスをアピールして、購入してもらうことが目的の仕事です。販売職との大きな違いは、新たな顧客を獲得する必要があるということであるため、営業力やコミュニケーション能力が必要という点です。
そんな営業職は正社員が就く仕事だというイメージを持っている方もいますが、派遣の仕事としてもあります。派遣の営業職ならではのメリットやデメリットもあるため、事前にみておきましょう。
営業職の仕事内容
営業職とは、企業が販売している商品やサービスを売る仕事です。販売職との違いがよく分からないと感じる方も多いですが、「商品を売る」という最終目的は同じです。
営業職の場合は、購入意欲があまりない人に対してアプローチし、新たな顧客を獲得することがメインの仕事です。一方販売職は、購買意欲を持っている人に対して、販売のサポートする仕事です。したがって、商品を売る相手や方法が異なるといえるでしょう。
また、営業には大きく分けて2つの種類があります。1つ目は、新しい顧客に対して営業をかける「新規営業」。飛び込みで行うことが多く、成功させるには高い技術や能力が必要です。2つ目は、顧客に対してさらに営業をかける「ルート営業」。顧客の新たなニーズに応えるために、入念にコミュニケーションをとることが求められます。
営業職のメリット・デメリット
派遣として営業職で働くことには、以下のようなメリットがあります。
■担当業務だけに集中できる
正社員の営業職の場合は、メインの仕事以外の業務も行わなければいけないことがあります。しかし、派遣の場合は契約によって担当業務が明確に定められています。
■人間関係のストレスを感じにくい
派遣として働く場合は、人間関係のストレスを感じにくいでしょう。なぜなら派遣社員はあくまで社外の人間であり、勤務先を変えるなどの対応のハードルが低いためです。
一方、派遣として営業職で働くことには、以下のようなデメリットがあります。
■成果を出す必要がある
営業職の派遣社員を募集している場合、即戦力を求めていることが多いでしょう。それゆえ、あまり営業成績がよくなければすぐに契約が終了する可能性もあります。
■ずっと働けない
派遣社員の場合は契約期間が定められているため、営業する途中で契約満了となる恐れがあります。「もう少しで契約が取れそうだったのに、契約満了になってしまった」という悔しい思いをすることもあるでしょう。
営業職に向いている方の特徴

営業職に向いているといわれるのは、営業力に自信を持っている方や、コミュニケーション能力が高い方です。
派遣の営業職は即戦力となることが求められるため、営業職として働いた経験がある方に向いています。また、その中でも営業成績が良かった方や、自分の営業力に自信がある方でなければ、長く続けることは難しいでしょう。
さらに、営業職は人と関わる仕事です。そのため、コミュニケーション能力が何よりも重要だといえます。相手に「この人の話ならば聞いてみたい」と思わせる話術や、相手の要望を聞いて正確に把握する能力が必要でしょう。
販売職とは
販売職というのは、来店客に対して接客や商品を販売する仕事です。百貨店や商業施設などの店舗に勤務することが多いでしょう。メインの仕事は接客ですが、レジ打ちや在庫管理などをすることもあります。
そんな販売職には未経験でもチャレンジできる求人が多く、派遣の販売職を目指している方もたくさんいるでしょう。しかし土日に休めないなどのデメリットがあるため、それらも考慮した上で検討してください。
販売職の仕事内容
主に、家電量販店や百貨店、商業施設などの店舗に勤務して、有形商材の販売をします。ただし、保険などの目に見えない商材を扱うこともあります。
そんな販売職のメインの仕事内容は、来店客に対する接客をすることです。商品の特徴を説明したり質問に答えたりして、最適な商品が購入できるまでサポートします。また、接客だけでなくレジ打ちや在庫管理、品出しやレイアウトすることも多いでしょう。
このような幅広い業務を担当して、少しずつキャリアアップしていきます。店長や支店長クラスになれば、売り上げ管理や本社への報告業務なども行います。
販売職のメリット・デメリット
派遣の販売職には、以下のようなメリットがあります。
■未経験でもチャレンジしやすい
販売職の多くは、専門知識や特別な能力が必要ありません。したがって、未経験の方でもチャレンジしやすいでしょう。
■販売スキルが身につく
派遣として販売職を経験すると、お客様に商品を購入してもらうための販売スキルが身に付きます。身に付けたスキルを活かせば、別の分野の販売職への転職が目指せるでしょう。
一方、販売職には以下のようなデメリットもあります。
■土日の休日が少ない
多くの販売職が勤務するデパートや商業施設は、土曜日や日曜日も営業していることが多いです。したがって、どうしても土日の休日は少なくなります。
■収入が上がりにくい
派遣の仕事は時給制ですが、職種によってはインセンティブが還元されることがあります。しかし販売職の場合、売り上げに応じたインセンティブが付くことは少ないでしょう。
販売職に向いている方の特徴

販売職に向いているといわれるのは、人と会話することが好きな方や、商品について勉強できる方です。販売職はお客様と直接会話することが前提の仕事であり、人とのコミュニケーションが売り上げに繋がります。それゆえ、人と会話することが苦手な方には向いていないでしょう。
また、接客の中で商品について尋ねられることが多いため、自社の商品のことを理解しておく必要があります。新商品が出たら自分でも使ってみる、細部まで調べておくなどの努力をしなければいけません。
営業の仕事の求人例
■ウォーターサーバーの営業
福島県福島市の営業の仕事です。雇用形態は派遣社員で時給は1,200円、就業時間は8時30分~17時30分です。休日は、土日祝となっています。
仕事内容は、ウォーターサーバーの営業です。法人や個人向けの営業をしたり、契約業務を担当したりします。
この求人のオススメポイントは、年齢や学歴不問なうえ未経験歓迎であることです。営業職に初めて挑戦する方にも向いているでしょう。
販売職の仕事の求人例
■携帯電話・スマートフォンの接客業務
福島県南相馬市の販売の仕事です。雇用形態は派遣社員で時給は1,200円、就業時間は9時30分~18時30分(実働8時間)となっています。シフト勤務で、月に8~9日の休みがあります。
仕事内容は、店舗内での受付や接客、契約手続き業務などです。携帯電話やスマートフォンの操作説明も担当します。
この求人のおすすめポイントは、働き方次第で高収入が目指せることです。また、未経験歓迎の求人であるため、販売職が初めての方でも応募できます。
まとめ

営業職や販売職はどちらも商品を売る仕事ですが、アプローチする相手や商品が少し違います。営業職と販売職で迷っている方には、それぞれの仕事内容についてしっかりと調べておくことをおすすめします。また、どちらの仕事にもメリットとデメリットがあるため、よく検討してから挑戦してみてください。