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コラム

新卒で派遣社員になるメリットとデメリット|その後の将来ビジョンにどう繋がる?

2020.09.03

新卒で企業に正社員として就職する以外に、派遣社員になるという選択肢もあります。

自由な働き方をしたい人ややりたい仕事がまだ見つからない人、あるいは職場の雰囲気を確認してから正社員になりたい人など、派遣社員という働き方が向いている人もいます。

ここでは、新卒で派遣社員になるメリットやデメリット、その後の将来のビジョンなどについて紹介していきます。

新卒で派遣社員になるメリット

派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結んで、別の派遣先企業で仕事の指示を受けて働く雇用形態です。
新卒で派遣社員として働く場合、派遣会社に登録した後、ビジネスマナーやパソコン操作などを研修で学んでから企業に派遣されるのが一般的です。

新卒で派遣社員として働くことには、次に挙げるメリットがあります。

  • どんな会社か理解してから入社できる
  • やりたい仕事をじっくり決められる
  • 正社員という働き方に縛られない
  • 焦って就職活動をしなくて済む
  • 卒業まで学業に専念できる
  • どんな会社か理解してから入社できる

    派遣社員なら実際にその会社で働いてどんな会社なのか理解して、仕事や社風が自分に合うか考えてから入社できることがメリットです。

    新卒で正社員として就職しても、思っていた仕事と違う、あるいは社風が合わないと感じて早期に退職してしまうケースや、ストレスを抱えながら働き続けるケースは少なくありません。

    就職活動で会社説明会や面接などの選考の過程を通じて、社会人経験のない学生が、会社のことや仕事内容を深く理解するのは容易なことではありません。

    派遣社員が派遣先企業で正社員として雇用されるケースで代表的なのは、紹介予定派遣です。
    紹介予定派遣の場合、最長6ヶ月の契約期間の終了時に、派遣先企業と派遣社員の双方の合意によって、派遣先企業の正社員や契約社員として採用されます。

    また、ひとつの部署での勤務が3年働いたタイミングなどで、派遣先企業から直接雇用の申し入れがあり、正社員として登用されるケースもあります。

    やりたい仕事をじっくり決められる

    いくつかの仕事を経験して、実際の経験をもとに自分の適性を把握して、やりたい仕事を見つけられることも新卒で派遣社員になるメリットです。

    就職活動で自己分析や企業研究を行っても、誰しもがやりたい仕事や就職したい企業を見つけられるとは限りません。

    派遣社員は派遣契約が終了するタイミングで派遣先企業を変えて、会社規模や業種の異なる様々な企業の仕事の経験を積んでいくことができるので、様々な仕事を比較することが可能です。
    正社員が短期間で転職を繰り返すと、採用されにくくなるのに対して、派遣社員なら派遣先を変えるだけで仕事が変わります。

    正社員という働き方に縛られない

    派遣社員は正社員になることをゴールとせず、自由度の高い働き方を続けることが可能です。

    派遣社員の場合、職種や働く曜日、時間、残業の可否、勤務地といった条件を伝えておくと、基本的に条件にあった仕事の紹介が受けられます。たとえば、研修を受けながらスキルアップをして、スキルを活かせる実務務経験を積むことが可能です。

    一方で、派遣契約が切れたタイミングで長期の海外旅行に行くなど、プライベートを優先した働き方をすることもできます。

    新卒で派遣社員になるのに向いているのは、会社組織に縛られたくない人や自由度の高い働き方がしたい人、特定の分野の実務経験を積みたい人などです。

    焦って就職活動をしなくて済む

    新卒で派遣社員として働くのであれば、焦って就職活動をしなくて済むため、精神的に余裕ができることもメリットです。

    就活のスケジュールが決まっているため、スケジュールに沿って動く必要があり、多くの時間を就活に充てる必要があります。

    内定が取れるのか、希望する業界や企業に入れるのかという不安から、多くの人がプレッシャーを抱えながら就職活動をしています。また、友人など周囲の人が内定をもらうと、焦りを感じるようです。

    卒業まで学業に専念できる

    就活をしないことで、卒業までの間に学業に専念できることもメリットに挙げられます。
    就職活動をするとなると、大学3年生からインターンへ参加をしたり、自己分析や仕事研究を行ったりするなど、準備段階でもやることが多いです。

    そして、就活サイトで気になる企業にエントリーして説明会に参加し、応募する企業の企業研究を行ってエントリーシートの作成をして提出すると、筆記試験や面接などの選考に進んでいきます。

    インターンへの参加や自宅での就活の準備、説明会への参加や選考の過程では、多くの時間を費やします。就活をしている人よりも、学業に打ち込んだり、旅行に行って見聞を広めたりする時間が確保しやすいです。

    新卒で派遣社員になるデメリット

    新卒で派遣社員になると、収入の面や雇用の安定性の面などから、以下のようなデメリットがあります。

  • 周囲から理解されにくい
  • 収入が安定しない
  • 賞与がもらえない
  • 正社員になれないケースがある
  • 周囲から理解されにくい

    あえて派遣社員として働いていても、「新卒なのになぜ派遣で働いているの?」と聞かれるなど、周囲から理解されにくいことがデメリットとして挙げられます。

    正社員として就職するのが一番という価値観はまだ根強く、派遣社員として働いていると親に反対されたり心配されたり、あるいは、正社員として就職している同級生と比較されることもあるようです。

    また、社会的な信用の面でも、クレジットカードや住宅ローンの審査で、正社員に比べて信用力が劣る傾向があります。

    収入が安定しない

    派遣社員は時給制のケースが多く、派遣会社に社員として雇用されている常用型派遣を除いて、一般の派遣スタッフは企業へ派遣されている期間だけ給与が発生するため、収入が不安定なこともデメリットです。

    厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果」によると、学歴別の初任給は高卒で16万7,400円、高専・短大卒で18万3,900円、大学卒で21万2,000円です。

    一方、未経験の派遣社員の時給は1,000円~1,500円程度が一般的です。1日8時間、月20日勤務した場合で、16万円~24万円になります。ただし、派遣社員の多くは時給制の給与体系なので、ゴールデンウィークなどの長期休暇があると月収が少なくなるなど、月々の収入は勤務時間によって変動します。

    また、派遣契約の契約期間は通常、3ヶ月または6ヶ月ですが、契約期間満了時ごとに契約が更新されるかどうかが決まることからも、収入が不安定になりやすいのです。

    派遣社員の場合、所得税は天引きされるのが一般的ですが、住民税は天引きされず自分で納付する普通徴収となっているケースが一般的です。住民税は前年の所得に対してかかるため、社会人2年目からは納税通知書が届いたら支払わなければならないことを念頭に置いておきましょう。

    賞与がもらえない・もらえても少ない

    派遣社員は賞与がもらえないケースが多いこともデメリットとして挙げられます。ただし、派遣社員は一般的に時給が高めに設定されおり、それには賞与分も含んでいるという意味合いがあります。

    2020年の派遣法の改正によって、賞与が支給されることになり、労使協定方式の場合は時給に上乗せという形で支払われます。
    ただし、厚生労働省が職種や地域別に定めた賃金を上回っている場合は、既に含まれていることになるため、改正後の時給が変わらないというケースが少なくありません。

    正社員になれないケースがある

    紹介予定派遣としての契約で「正社員への登用あり」とされていても、最長で6ヶ月の派遣期間の終了後に、必ず正社員になれるとは限りません。
    正社員になることを希望していても、会社の業績や景気の悪化のほか、求めるスキルを満たしていないケースや社風に合わないと判断されたケースなどでは、採用に至らないことがあります。

    また、派遣社員からの正社員登用制度を持つ企業であっても、上司の推薦を必要としていたり、就業年数の規定などがあったりするなど、応募時点でハードルが高いケースも少なくありません。

    正社員登用制度があることを前提に派遣社員としての就労を決めても、正社員になれるとは限らない点に注意が必要です。

    派遣社員から正社員になる方法

    派遣社員から正社員になる方法は主に3つあります。

    1つ目は紹介予定派遣によるもの、2つ目は派遣先企業で声を掛けられたり、正社員登用制度を利用したりすることで正社員になる方法です。
    3つ目は同一の企業の同一の部署で働くのは3年までというルールがあり、3年以上の就労が見込まれた時点で、派遣会社から派遣先企業へ直接雇用を依頼することが義務付けられているため、直接雇用を依頼してもらう方法です。
    ただし、派遣先企業には雇用する義務はありません。

    このうち、比較的正社員になりやすいのは1つ目の方法で、2つ目と3つ目の方法はハードルが高い傾向にあります。

    2つ目や3つ目の方法で正社員になるには、派遣会社の研修に参加してスキルアップをする、仕事に関連した資格をとるといった努力が必要です。
    また、責任感を持って仕事に取り組むことや、積極的にコミュニケーションをとって社風になじむことも求められます。

    一般的には、人手不足が深刻な業種の方が派遣社員から正社員になりやすく、介護業界やIT業界などが該当します。

    派遣社員から起業する方法

    起業を目指す人が派遣社員として働くと、スキルにもよりますが、起業を目指す事業に関連する業種や職種に関わる仕事に就くことができます。

    専門的な領域に関わる知識やスキルを、業務を通じて高めていくことも可能です。また、派遣社員は副業が禁止されてなく、職種や業種、働く日数や曜日、時間帯、勤務地といった希望条件を出せるため、起業の準備をしながら働きやすいというメリットもあります。

    起業準備は、同業他社のリサーチやテストマーケティング、必要な許認可の確認などを行った後、事業計画書を作成します。

    また、経営や経済、WEBに関する知識を身につけたり、人脈をつくったり、生活費を切り詰めるなどして自己資金を貯めておくことも大切です。起業準備にかかる期間は事業内容にもよりますが、1年程度を目安にしましょう。

    派遣社員をずっと続ける生き方

    派遣社員をずっと続ける生き方は自由度が高く、ライフスタイルに合わせた働き方ができることや、様々な経験が積めることがメリットです。

    職種や勤務時間、勤務地などの希望条件にあった働き方がしやすく、残業が発生しにくいため、プライベートを重視した働き方もできます。
    また、一つの企業で正社員として働いている場合と異なり、大手企業やベンチャー企業など様々な職場を経験することが可能です。正社員として採用されるのが難しい大手企業に、派遣社員として勤務できるケースもあります。

    一方、派遣社員として働き続けると、雇用形態が不安定な状態になりやすいことや、長くても3年で勤務先が変わり、一つの会社でスキルアップしていくことが難しいことがデメリットに挙げられます。

    派遣社員としてずっと働く生き方は、プライベートを重視した働き方がしたい人や新しい環境で様々な経験を積みたい人に向いていると言えるでしょう。

    新卒で派遣社員になるには

    新卒で派遣社員になるための方法は、就業経験のある人と変わりなく、派遣会社に登録の手続きをします。

    ただし、派遣会社によっては実務経験のある人を対象としているため、未経験からでも登録できる会社で研修などのサポート体制が充実している会社を選ぶことが大切です。

    WEB上で仮登録を行った後、本登録やスキルチェック、面談を経て、仕事の紹介が行われるのが一般的な流れになります。

    働きたい企業が決まっている場合は、派遣会社の求人情報や転職サイトの派遣会社のページの求人情報をチェックして、募集のある派遣会社を探すのもひとつの方法です。

    新卒におすすめの派遣先

    新卒として未経験から就労するのにおすすめの派遣先や職種を紹介します。マニュアルが整備され研修が充実している仕事なら、無理なく未経験から始めることが可能です。

    【テレフォンオペレーター(コールセンター)】
    コールセンターのテレフォンオペレーターの仕事は、電話対応などのビジネスマナーを身につけることができます。

    【受付(オフィスビル・住宅展示場など)】
    受付業務は、来客対応や電話対応などのビジネスマナーや臨機応変に対応する力が養われます。

    【事務(一般企業)】
    事務の仕事は基本的なビジネスマナーを身につけられるだけではなく、PC操作ではフォーマットへの入力がメインの定型業務からスタートしてスキルアップを図っていくことが可能です。

    【販売(家電・アパレル・化粧品など)】
    販売の仕事は、接客スキルやコミュニケーションスキルが培われます。

    【インフラエンジニア(IT企業)】
    サーバーの保守・監視業務からスタートして知識を身につけていくと、サーバーの構築に携われるようになります。

    まとめ

    新卒で派遣社員になると、会社や仕事内容などを見極めてから正社員になったり、様々な経験を積んだりできるといったメリットがあります。

    一方で必ずしも正社員になれるとは限らず、安定した収入が得られにくいといった点がデメリットです。派遣社員が向いていると感じる人は将来の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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