土木現場の仕事|向いている人の特徴は?
目次
土木現場の仕事の内容や、仕事をする上でのメリット・デメリット、向いている人・そうでない人の特徴をまとめてみました。
土木現場の仕事は肉体労働で、時給の高い仕事ですが、その反面、体力に自信のない人には大変な仕事です。
この記事では、実際の業務内容や、向いている人の具体的な例を挙げながら、土木現場の仕事の魅力についてご紹介していきます。
土木現場の仕事内容

土木現場の主な仕事内容は、現場の進捗管理・人員の手配調整・現場の安全確認・報告書の作成・測量などの業務です。屋外での作業が多く体を動かして作業を行うため、体力に自信のある人にはうってつけの業務といえます。
一般的な仕事よりも時給が高いことが多く、仕事を始めて早いうちから割りのいい給与をもらえることが少なくありません。その分、3Kと呼ばれるように「キツイ・汚い・臭い」といったハードな面もあります。
とはいうものの、経験を積むと将来的には現場全体を統括して管理する責任者、いわゆる『現場監督』になれるのも土木現場の魅力です。
土木現場のメリット・デメリット
土木現場の派遣の仕事は、ホワイトカラーのサラリーマンの仕事と比較すると、メリット・デメリットが大幅に異なります。普段従事しない業務のため、想像していないものがあるでしょう。
- 未経験でも働ける(学歴は必要ない場合が多い)
- 柔軟性の高いシフトで働きやすい
- 現場作業を通じて土木の知識が身につく
- 仕事をしながら資格を取得してキャリアアップできる
- 怪我をする可能性がある
- 体力仕事のため、人によって向き・不向きが大きい
- 3K(キツイ・汚い・臭い)
土木現場は体一つで始められて、給与も最初から高水準の場合が多いのが特徴です。その分、肉体労働になるため、体力がない人にはデメリットを強く感じることが多いでしょう。
それでは土木現場のメリットとデメリットについて、より詳しく掘り下げて説明していきます。
①土木現場のメリット

土木現場に行くメリットは、まず未経験でも体力に自信があればすぐに働き始められることです。特定の大学の学部・専門学校卒業の資格が必要というわけでもなく、学歴は必要ない場合がほとんどで、特別な資格がなくても働けるのが最大のメリットといえます。
仕事をしながら資格を取ってキャリアアップする方法もあるため、現場を通じてレベルアップしていく楽しさのある仕事です。道路工事や橋梁の作業など自分が参加した仕事が形に残ります。それらを多くの人が利用することで、役に立っているという実感を味わえるのも魅力的です。
また、働きやすいのも大きな特徴といえます。参加する現場・工期によって派遣される期間が大きく変動し、どのくらいの人数が集まるかにもよりますが、比較的シフトに融通が利くのが土木現場です。
さらに、仕事を通じて土木の知識が身につき、スキル・キャリアアップしていく醍醐味を感じられます。土木施工管理技士の資格をとったり、図面を書くのに必要なCADを習得したりと、やる気があれば能力を高めて、給与を上げることが可能です。
直接現場に必要な資格ではなくても、たとえばエクセルが得意でパソコンの扱いに長けていると、土木現場では優遇されるケースがあります。
②土木現場のデメリット
土木現場に従事するデメリットは、大きな木材や鉄骨、ショベルカーやクレーンなどの重機が身近にあるため、怪我をする可能性も考えられることです。
どの現場も、作業をするときには安全面にとても気を遣っています。ヘルメットや安全靴の装備、指差し確認の徹底など、熟練の職人さんや現場監督が細心の注意を払って現場を回しているため、めったに負傷者が出ることはありません。
しかし、ごく稀にですが、普通ではありえないほど高い場所での作業を行ったり、ビルの上方から資材が落ちてきたりすることがあるのも事実です。
また、土嚢袋や重い木材・資材を運ぶため、体力は必須となります。普段から体を動かすのが好きな人やスポーツ経験がある人でないと、長くは続けられない仕事かもしれません。土や埃が身近にあるので体・服装が汚れてしまい、現場特有の匂いが付くこともあります。
3K(キツイ・汚い・臭い)と言われてしまうだけあり、肉体的にはハードなのが土木現場の派遣の仕事です。
土木現場に向いている方の特徴

土木現場に向いている人の特徴は、まず注意深い人が挙げられます。肉体労働のため、意外に思われるかもしれませんが、一歩間違えると大怪我につながる危険な仕事です。
資材の運搬一つをとっても、安全靴を履いていない、ヘルメットを着けていないなど、基本的なことができていないと、不注意から骨折・捻挫・打撲、ひどい場合は命を落とす危険性さえあります。作業手順一つ一つをおろそかにせず、確実に遂行していく注意深い人が、土木現場に向いているでしょう。
また、重機が好きな人とも相性がいいです。最初は資材の運搬や道具の準備など、上司の指示に従って物の名前を覚えて、移動させることがメインになります。
経験を積んで業務に精通すると、資格取得を進められて、キャリアアップしていけるため、やりがいを感じられるでしょう。
さらに、土木現場の作業は暑さ・寒さに強い人にもおすすめです。土木現場の朝は早く、とくに冬の時期は冷えこみが厳しく、7時~8時の朝礼にも平気で対応できる体の強さ・環境適応能力の高い人は重宝されます。
夏場の土木作業は、炎天下の中で重い資材を運び、日光が照りつける中でも丁寧に作業できる体の強さが求められるので、体力がある人は土木現場への適正は抜群です。
土木現場に向いていない方の特徴
逆に、土木現場に向いていない人の特徴は、まず筋力・体力に自信のない人です。体が丈夫で力仕事が得意な人は向いていますが、何年も現場仕事をするのであれば、体力がない人は続けられないでしょう。
また、早起きが苦手な人も、土木現場はきつい仕事になります。一般的なサラリーマンだと、8時~9時に出社すればいいところがほとんどです。しかし、土木現場では7時~8時集合は当たり前で、早い現場だと早朝5時には点呼がある場合もあります。
5時集合だと、自宅からの距離が遠い現場の場合は、まだ真っ暗な3時~4時に起床・準備を始めないと間に合いません。加えて土木作業は現場によって集合時間が変わるため、生活リズムが不規則になりがちになることも、早起きが苦手な人は苦痛に感じてしまいます。
さらに、週休2日や祝日休みが取れないことが多いのも土木現場の特徴です。早いときは夕方4時頃に上がることができますが、土木作業は基本的に週1日休みが基本のため、思ったよりも休日が少ないと感じることもあります。
ゴールデンウィークのような大型連休でも出勤しないといけないのは、仕事だけでなくプライベートも充実させたい人にとってはかなり大変な仕事かもしれません。
まとめ

この記事では、土木現場の仕事の内容やメリット・デメリット、実際に向いている人や向いていない人についてご紹介しました。土木現場は体を動かしながら仕事を覚えていくタイプの人にはやりがいのある仕事です。体力に自信のある人・すぐに高い給与が欲しい人はぜひ就職先の選択肢の一つに入れてみてください。
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