派遣で働いているときに結婚が決まったらやるべきこと
目次
派遣社員として働いてきるときに結婚が決まったら、派遣先への報告は必要なのでしょうか。いざというときに悩んだり焦ったりしないように、報告の必要性や注意点について知っておくとよいでしょう。本記事では、派遣で働く人が結婚報告をするときの、報告の順番やタイミング、報告内容などを紹介します。近いうちに結婚の予定がある人もない人も、ビジネスマナーのひとつとしてご一読ください。
派遣でも職場への結婚報告はすべき

派遣社員でも職場への結婚報告が必要なのか、結論を述べると、派遣社員でも結婚報告はするべきです。
主な理由は以下の2つです。
- 公的な手続きが必要になるため
- 職場に影響が出るため
派遣社員といえども、そこで従業員が結婚するとなると、少なからず派遣先への影響があるものです。
理由①公的な手続きが必要になるため
結婚して法律上の夫婦となれば、2人のうち1人は名字が変わります。すると、年金や税金、社会保険関係など、名義変更をしなくてはなりません。さまざまな書類において、公的な手続きが必要となります。
派遣社員は派遣会社と契約を結ぶので、雇用に関する契約書や給与明細などにかかる手続きについては、派遣会社が行います。そのため派遣会社への報告は必須ですが、派遣先にも報告したほうが、さまざまな手続きがスムーズにいくことがあります。事前にきちんと報告しておかなければ、派遣先企業に迷惑がかかってしまうことも考えられます。
なかには名字が変わらないからと結婚報告をしない人もいますが、結婚により税金の「配偶者控除」が受けられる場合もあります。結婚する際に必要な手続き、利用できる制度を確認するためにも、職場へ報告するのが得策です。報告の是非に悩むときは、派遣会社に相談するとよいでしょう。
理由②職場に影響が出るため

結婚することにより、職場に影響が出ることも考えられます。結婚時に休暇を取得する場合や結婚後の働き方を変える場合はとくに、派遣先への職場にも報告するのがベターです。
- 結婚式や新婚旅行のために長期休暇を取りたい
- 結婚後の働き方を見直したい
- 結婚を機に退職したい
など上記に当てはまる人は、職場の人へ与える影響も考えたうえで報告しましょう。
派遣社員の場合、派遣会社への報告は必須、派遣先企業への報告は不要といわれることもあります。しかし職場に何かしらの影響がある場合はその限りではありません。結婚報告のタイミングが悪く、休暇取得するのが繁忙期や社内行事と重なってしまうことで反感を買うケースも考えられます。
入社したばかりの派遣社員だと、派遣先企業の繁忙期などを把握していないことがほとんどなので、余裕をもって伝えましょう。報告のタイミングについても、派遣会社にあらかじめ相談するとよいでしょう。
結婚報告は順番に気をつけよう
結婚報告をするときは、報告する順番も大切です。職場で結婚報告をする際の鉄則は「直属の上司に最初に報告する」ことです。同僚に先に伝えたことが上司の耳に入ったとなると、上司もいい気はしないはずだからです。
ただし派遣社員の場合は、最初に報告すべきは派遣会社となります。派遣社員の雇用主は、派遣会社なので、まずは担当者に伝えましょう。報告先への基本の順番は以下のとおりです。
- 派遣会社の担当者
- 派遣先の上司
- 派遣先の先輩
- 派遣先の同僚
結婚報告のタイミングはいつ?
結婚報告をするときに悩みがちなこととして、タイミングも挙げられます。結婚する際には長期休暇を取得したり、退職したりすることもあります。その内容によっては、職場に迷惑をかけないようにするため、早めに伝えたほうがよいこともあります。
それぞれのケースに応じて、ベストな報告のタイミングを考えましょう。タイミングを図るのが難しい場合には、派遣会社の担当者に相談してみましょう。
結婚式をする場合・しない場合
結婚報告をされたら、結婚式に招待されるか否かが気になるところです。結婚式をする場合は、出席する側の都合も考慮する必要があります。とはいえ早ければいいというものではなく、結婚式について、式の日取りや場所、招待客などある程度定まってから報告すべきでしょう。
なお、結婚式が終わってからの事後報告は、避けるのが吉です。会社への迷惑だけでなく、人によっては事後報告に気分を害することもあります。派遣先での手続きや影響なども考えると、「式の3か月前」に報告するのがよいでしょう。
結婚式をしない場合でも、派遣先でも必要な手続きがあることをふまえて、早めに報告することをおすすめします。「入籍の1か月前」が目安です。
長期休暇を取る場合

長期休暇を取りたい場合は、「休暇の2~3か月前」の報告がタイミングの目安です。派遣先としては、職場の繁忙期や年間行事、企画等に影響を与えないようにしたいところです。ある程度調整が可能なように、早めの報告を心がけましょう。長期休暇の時期が悪かったり、時期が差し迫っての報告になったりすると、おめでたい話でもマイナスイメージを持たれることもあります。
派遣社員の場合は、結婚休暇として休みを取得できないことが多いです。そのため、有給消化するか欠勤するかしか選択できないこともあります。結婚が決まった時点で、すぐに派遣会社には報告したほうがよいでしょう。
結婚で会社を退職する場合
結婚により会社を退職する人は、「退職予定日の3か月前」の報告が目安です。仕事の引き継ぎにはある程度期間も必要なので、余裕を持った報告が欠かせません。また、派遣先によっては社内規定により報告の期限が定められていることもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
派遣会社に対しても同様で早めの報告がベターです。派遣先企業への報告をしたり、新たな人材を確保したりする必要もあるので、報告がぎりぎりになるといったことは避けましょう。派遣先での結婚報告の方法やタイミングを相談するのにも良い機会となるはずなので、結婚が決まった時点で報告するとよいでしょう。
結婚報告で上司に伝える内容

結婚報告をする際は、伝える内容を整理しておきましょう。職場の上司に報告すべき事項は、以下のとおりです。
必要な公的手続き
結婚に際して名字や住所等が変更になる場合には、必要な公的手続きを互いに確認することが必要です。
結婚式の有無について
結婚式をするのかしないのか、明らかにしましょう。結婚式をして職場の人を招待する場合は、日時や場所、招待客についても伝える必要があります。
長期休暇の取得について
結婚式や新婚旅行、出産などで長期休暇を取得する場合は、職場への影響も鑑みて早めに希望を伝えることです。
退職するかどうか
会社にとっての大きな懸念事項のひとつとして、社員の退職が挙げられます。引き継ぎや、次の人材確保のためにも従業員の退職の予定の有無は早めに把握しておきたいものです。退職の意思がある場合はとくに、余裕を持った結婚報告を心がけましょう。
派遣社員の場合、派遣先や職場の上司への報告内容、タイミングについてはまず派遣会社に相談するのが安心です。
まとめ
「派遣先へ結婚報告はするべき?」「誰に、どのタイミングで伝えればいいの?」など、結婚報告会社に関する疑問はさまざまです。派遣社員の場合「派遣先には報告しない」という選択肢ももちろんあります。派遣会社への報告は早めに行うのが必須なので、派遣先への結婚報告について悩むことがあれば、その際に相談してみるのもよいでしょう。
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