週3日以内で働ける派遣の仕事のメリット・デメリット
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フルタイムで働くことが厳しい方にとって、週3日以内で働ける派遣社員というのが注目されています。時間に融通が効くため、プライベートの時間をしっかり確保することができ、仕事だけにならないライフスタイルを送ることができます。ただしデメリットも、もちろん存在します。週3日以内の仕事を探している方は、メリットもデメリットも把握した上で決める方が良いでしょう。
週3日以内の仕事のメリット
週3日以内の勤務であれば、
等のメリットがあります。
フルタイムで働いているときよりも時間に余裕ができるため、その分他の時間に充てることができます。家族との時間を優先したり、趣味の時間に没頭したり、勉強に専念したい方には非常に画期的な働き方です。フルタイムで働くと、時間に融通が効かないため、時間を有意義に使いたい方にぴったりです。子育て中の方や介護中の方は自分のライフスタイルを崩さずに働くことができるでしょう。また習い事や副業、勉強等自分自身がやりたいことに取り組めるのもメリットの一つです。仕事以外の時間を充実させたい方は週3日以内の勤務のメリットをより良く感じるでしょう。
プライベートが充実

週4日休みがあるため、プライベートを充実させることができます。仕事が忙しいと週末は休むための時間になりがちですが、体力的にも余裕が生まれるため、毎日好きな時間に充てることができます。
土日に開いていないお店に行くこともできます。特に、役所や銀行に行きやすいのが便利と感じる人が多いようです。土日休みの場合はどうしても役所や銀行へ行くことが制限されてしまうため、非常に便利になります。フルタイム勤務の場合だと、銀行や役所に手続きをするためだけに有給を取得しなければならないこともあります。このような心配がないという点も週3日以内勤務のメリットです。
また、休みが増えることでお子様の学校行事に参加できたり、家族との時間を充実させたりすることもできます。介護中の方にも、週3日以内勤務という時間に余裕を持った働き方は最適です。ご自身のライフスタイルを崩さずに仕事もしたいという方には、週3日以内の派遣はぴったりでしょう。
副業ができる

週3日以内のお仕事であれば心配なのが金銭面だと思いますが、他の仕事で収入を得ることも可能です。1つの仕事に縛られたくない方や、時間に融通を効かせた働き方がしたい方、自分自身で副業を始めたい方にはぴったりだと思います。
以前までは一つの企業に長期間勤めることが当たり前でしたが、働き方にも多様性が見られる時代となってきました。副業することは一つの企業に勤める場合と比べて、新たな発見が得られたり、出会いの可能性も広がったります。視野を広げるといった意味で週3日以内の働き方はおすすめです。
また、週3日以内勤務であれば出勤日が固定されていることも少ないと思います。副業に力を注ぎたい人は時間に融通が効く週3日以内勤務は最適です。正社員のように、緊急で仕事に呼び出されることもないため、副業にも専念することができます。
自己啓発ができる
週3日だけ働くことで、残りの4日を自己啓発の時間に充てることができます。
例えば、習い事で新たなスキルを磨くこともできますし、趣味の時間も大切にしたいという方は、余裕をもって趣味の時間を作ることができます。フルタイムで働いた場合は、多くて週に1日程度、もしくは長期休暇の時に一時的に習い事へ通うくらいしか方法はありません。定期的に時間を作る必要がある習い事は、週3日以内勤務をするからこそ実現できるといっても過言ではありません。
また、資格取得の勉強時間に充てる人も多いです。将来違った専門的な仕事をするために、勉強期間は週3日以内で派遣として働くという方法は効率がいいでしょう。
週3日以内の仕事のデメリット
週3日以内の仕事は、もちろんデメリットもあります。
具体的には下記3つ考えられます。
週3日以内の勤務の場合、どうしても重要な仕事は任されにくくなってしまうため、簡単な仕事ばかりになってしまいます。それをメリットと捉える人もいますが、向かない人も多いはずです。
また必要でなくなってしまった場合は真っ先に人員削減の対象となるのが、週3日以内勤務の派遣社員です。業務内容的にも契約的にも、会社が人員削減するために効率のいい方法だというのは明らかでしょう。
派遣切りの対象になりやすい
週3日以内の派遣の人は、フルタイムで働く派遣に比べて派遣切りの対象になりやすいです。人員削減を行うとなった場合、会社は勤務時間の短い人から派遣切りをしていくのが通常と考えられます。なぜなら、フルタイムで働いている人よりも仕事量が少ないため、経験値も違えば信頼度も変わってくるからです。派遣社員は、基本的に一度決められた契約期間内で自ら退職することはできませんが、会社の都合で契約を切られるということはあり得ます。
特に現在のような厳しい世の中では派遣切りの対象になり得ることも頭に入れておかなければなりません。気に入った派遣先であった場合はなおさら辛いでしょう。
雑務・雑用がメイン

週3日以内の勤務の場合、責任のある仕事を任せられることは少ないため、基本的に雑用が多くなってしまいます。誰でもできるような仕事をすることは、簡単で責任も伴わないためメリットと感じる人もいますが、自分の意思で積極的に仕事を進めていきたいという方には向いてないでしょう。やりがいをもって仕事をするチャンスは、フルタイム勤務の方が確実に多いです。
そもそも企業が派遣社員を採用するのは、基本的に人手が足りていないためです。その会社の必要性に応じて、仕事を割り振られます。週3日以内の勤務であれば一般的な派遣社員よりもさらに臨時的な仕事に当たることが多くなるため、誰でも簡単にできるような仕事ばかりになります。
急な休みがとりにくい
週3日以内勤務の派遣社員は、急な休みがとりにくいというデメリットがあります。フルタイムで働いている場合、急用等で休みを申請しても承諾されやすいでしょう。ただ週3日以内勤務の場合、普段から休みが多いため、休みを申請するのもあまり良いイメージを持たれません。少ない出勤日であれば、決められた日はしっかりと出勤した方が良いという雰囲気があります。特に全社員ではなく、一部の社員のみが週3日以内で勤務している場合はなかなか理解されません。
例えば業務の忙しさに応じてシフトが組まれている場合、週3日以内勤務の人は忙しく、人手が足りない日に割り振られるでしょう。そういった日に急な休みを取るとなることは、やはり難しくなります。会社の雰囲気にもよりますが、どうしても休みがとりにくい雰囲気になるのは仕方がないでしょう。
まとめ

週3日以内で働くということはプライベートの時間を確保できるため、仕事以外の面も充実させることができるというメリットがあります。ただその分責任のある仕事はなかなか任されず、やりがいをもって働くことは難しくなるでしょう。メリットとデメリットの両方を知ったうえで、どういった働き方をするのか選択していきましょう。