コロナで急な失業!すぐに派遣で働ける?
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2020年の初頭から全世界で大流行している新型コロナウイルスの影響で、失業が相次いでいます。仕事をしたくても仕事がなかったり、仕事先が倒産したりして失業してしまった人が大勢います。
そんな中で、失業した人の中には派遣で新しい仕事を探している人もいます。派遣に登録した後、仕事はあるのでしょうか?
急な失業時は「即日」の派遣求人がおすすめ

派遣は18歳以上であれば誰でも登録ができるシステムになっており、家の近所や電車で通わなければいけない場所など様々です。派遣の仕事をする際、ネットなどの求人サイトには即日勤務可能という文字が多く見受けられますが、実際にすぐに働くことは可能なのでしょうか。
即日働きたいという方は、派遣登録後に原則翌日~10日以内に働き始めることができる、即日求人を探すのがおすすめです。即日求人なら働き始めるまでが早いので、すぐに働きたい方は即日求人を探すようにしましょう。
即日の派遣求人で働くまでの流れ
即日の派遣求人で働くまでには、具体的にどのようなステップがあるのでしょうか。以下に詳しく説明していきます。
登録会に参加
派遣として働く場合、まずは派遣会社に登録するところから始まります。派遣会社の登録は場所によりますが、平日毎日行っていたり、決まった曜日にしかやっていなかったりと様々です。
時間も指定されることが多く、個人面接するところもあれば大人数で一気に説明会をし、そのあと面接でいつから働けるか、職種の希望などが聞かれるところもあります。大体その日のうちに説明会が行われることが多いので、説明会に行けそうなタイミングで申し込んでおくと便利です。一度登録しておけば、時間があって暇ができた時などに仕事を入れることができます。
登録説明会は2~3時間程度となります。その際に身分証明書や給料を振り込む場合の銀行の通帳などを持参しておくとスムーズに登録が進みます。
仕事の説明・スキルチェック
登録会に参加した後は、実際に仕事に関する説明を受けることになります。仕事の説明は派遣という仕事形態の説明だけではなく、福利厚生や社会保険に関する事柄も含まれているので、おろそかにしないようきちんと聞いておきましょう。
その後、実際に就業者がどんなスキルを持っているのかということもチェックされます。外国語はできるのか、パソコン操作はどの程度可能かといったことが見られます。
面談
派遣会社の人と1対1で面談を行い、実際に仕事を紹介してもらうステップへと移ります。派遣会社の人と面談をする際には、人となりや印象などがおおよそ分かってしまいますので、アピールできるところはアピールしておいたほうが良いでしょう。
堅苦しい面談というわけではなく、派遣という仕事に関する相談や仕事をする上での悩みなども聞いてもらえるため、分からないことに関しては最初にしっかり確認しておいたほうが後々のことを考えると良いといえます。
仕事を紹介してもらう
面談が終わると、いよいよ仕事を紹介してもらう段階に入ります。面談での内容やその前のスキルチェックなどをもとに、どんなことができるのかを考えたうえで派遣会社側が仕事を紹介してくれます。
ここで紹介された仕事に関しては絶対に就業しなければならないわけではなく、その場で即答せずに一旦考える時間を設けてもらうことも可能です。自分に合っているのか、続けていけそうかなどを考えて回答しましょう。
職場を訪問する
就業が決まったら、実際に職場を訪問する段階となります。面接の際にも職場に関する情報は教えてもらえることがほとんどですが、やはり実際に行ってみなければ職場の雰囲気などは分からないでしょう。実際に職場見学をしてみて、その場で派遣先企業から具体的な業務内容の説明などを受けることで、不安を解消して仕事を始めることができます。
業務開始
職場訪問などを経て疑問点がしっかりと解消されたら、いよいよ就業先で仕事を始めます。派遣先によって具体的な業務内容は様々ですが、ほとんどの場合は職場内でしっかりと仕事内容について教えてもらえるため、不安を抱くことなく仕事をすることが可能でしょう。
失業後は失業保険の申請を忘れずに

さて、コロナなどの影響で急に失業した場合には、失業保険がもらえるかどうかをしっかりと確認しておく必要があります。受給の手続きを怠ると失業保険がもらえない可能性もありますので、しっかりと手続についてポイントを押さえておきましょう。
失業保険がもらえるのはどんな人?
失業保険は、働いているすべての人がもらえるわけではありません。具体的には、前の職場で雇用保険に入っていた人が対象となります。
また、雇用保険に入っていた前提で、働く意思があるにもかかわらず様々な影響で働けない状態であること、仕事を辞める以前の2年間で、雇用保険の被保険者だった期間が1年以上あることといった条件を満たしていることが、受給のための基本的な条件となります。
いつからいつまでもらえる?
失業保険はいつまでももらえるというものではなく、受給できる期間が決まっていることも覚えておきましょう。失業手当の受給開始は、会社の倒産などで離職した人ややむを得ない理由で離職した人と、自己都合で離職した人で開始日が異なります。会社の倒産などで離職した人や、やむを得ない理由で離職した人(特定理由離職者といいます)の場合は、受給できることが決定してから7日後からとなっています。
しかしすぐに手元にお金が来るわけではなく、実際に手当が振り込まれるのは受給開始の1ヶ月後からです。一方で、自己都合で離職した人(一般離職者といいます)の場合は、離職した日から3ヶ月後以降になってしまいます。コロナの影響で失業してしまったという理由は、他に大きな問題がない場合は特定離職者に該当するので、受給決定から7日後には受給を開始できる可能性が高いでしょう。
受給の手続き
最後に、失業保険を受給するために必ず行わなければならない手続きがあります。失業保険は自動的に支給されるものではなく、離職者自身が手続きを行わなければいけません。
まずは、もともとの会社から失業したことを証明する「離職票」を交付してもらいます。そのうえで、自分の居住地を管轄しているハローワークへと出向き、離職票を提出して求職の申し込みをします。
求職の申し込みがない場合は「働く意思がない」と見なされてしまい、受給資格の「働く意思があるにもかかわらず様々な影響で働けない状態であること」を満たすことができません。これらの手続きをしたうえでハローワーク側で内容を精査し、問題がなければ正式に失業手当を支給してもらえます。
まとめ

コロナが終息しない現状ですが、もしもに備え派遣に登録だけはしておいたほうが良いかもしれません。季節によって人手が足りずに急に仕事が舞い込んでくる場合もあります。そういう時のために登録だけでもしておくと後々安心です。
派遣会社によっては仕事を紹介してくれる場合もありますので、登録だけしておいて損はありません。仕事があるのか不安な場合は電話で聞いてみたり、直接行けるようであれば派遣会社に聞きに行ってみても良いかもしれません。
今すぐ働く気はないけれど登録だけという使い方でも構いません。仕事があると派遣会社からメールや電話で仕事の依頼が来ますので、引き受けるかどうかに関わらず、登録しておくと良いでしょう。さらに、複数の派遣会社に登録しておくとより安心です。同じ仕事内容であっても時給が違ったり、スキルや資格によって時給が上がったりする場合がありますので、複数の派遣会社に登録しておくことをおすすめします。