転職活動が終わらない!辞めてから探すのはアリ?
目次
転職活動が終わらない理由はさまざまです。どうしても終わらない場合は、仕事を辞めてから新しい仕事を探すという方法もあります。ただし、辞めてから探すことにはメリットとデメリットがあるため、理解した上で行動する必要があるでしょう。また、自分でできる対処法を試すことも大切です。
転職活動が終わらない理由とは

転職活動が終わらない理由として考えられるのは、転職先が見つからないことです。転職先が見つかってから、安心して退職したいと考えている人は多いでしょう。その場合は、次の仕事が決まるまでずっと転職活動を続けていくことになります。
あまりにも転職活動が長引く場合は、今の仕事を辞めてから次の仕事を探す方法もあります。しかし、辞めてからの転職活動にはメリットだけでなくデメリットも存在するため、しっかりと理解してから行動しなければいけません。
また、会社から引き止められている場合や、引き継ぎが長引いているというような状況の場合も、転職活動が終わりません。「給料を上げるから残ってほしい」というような提案をされることもあり得ます。
辞めてから探す場合のメリット・デメリット
仕事を辞めてから転職先を探すことには、メリットとデメリットがあります。メリットは、転職活動に時間をかけられること、すぐに働き始められることなどです。職場から一刻も早く離れたい場合は、辞めてから探すことでリラックスする時間を作ることができます。
一方、デメリットは収入がなくなることや、今の仕事に戻れなくなることなどです。また、職歴にブランクができますし、無理なスケジュールによって生活リズムが崩れる恐れもあります。
辞めてから探すことのメリット

辞めてから次の仕事を探すことの代表的なメリットは、以下の三つです。
- 時間をかけて転職活動ができる
- すぐに働き始められる
- 今の職場から離れて体調を整えられる
仕事をしながら行う転職活動は、非常に忙しいものです。平日の日中は仕事をしなければいけないため、帰宅後や土日に情報収集をする必要があるからです。また、面接の日程が平日のみの場合は、有給休暇を取得する必要もあるでしょう。現職の仕事をないがしろにするわけにもいかず、急な仕事で面接をキャンセルせざるを得ないこともあります。
しかし、仕事を辞めてから仕事を探し始めると、転職活動だけに集中できるのです。時間を使って職業訓練や資格取得もできます。
また、すでに仕事を辞めているため、引き継ぎなどにかかる時間がありません。内定をもらえたらすぐに働き始められます。選考の場で「すぐに働けます」と伝えることが有利に働くことも考えられるでしょう。
さらに、人間関係の悪化などが原因で仕事を辞めたい場合は、早めに職場から離れられます。ストレスが溜まり体調が悪い状態で転職活動をしても、うまくいかない可能性が高いです。早めにストレスの原因である職場から離れて、一度体調を整えることも大切だといえます。
辞めてから探すことのデメリット
辞めてから次の仕事を探すことの主なデメリットは、以下の四つです。
- 収入がなくなる
- 今の仕事を続けられなくなる
- 職歴にブランクが生まれる
- 生活リズムが乱れやすい
仕事を辞めるということは、必然的に収入がなくなります。従って、次の仕事が見つかるまで生活できる貯金が必要です。貯金に余裕がない状態で仕事を辞めると、精神的に追い詰められる可能性があるので注意してください。転職活動が長引くほど「早く仕事に就かないといけない」と焦り、結果として転職先を妥協することになりかねません。
また、転職活動を行ってさまざまな会社を調べているうちに「今の仕事をもう少し続けたい」と思う可能性もゼロではありません。辞めてから探すと、そうなったときにもう元の会社には戻れません。
職歴にブランクができることもデメリットとして挙げられます。すぐに転職先が見つかるとは限らず、数カ月間無職の状態が続くことがあるからです。ブランクが長くなれば面接で質問される可能性が高いので、きちんと理由を話せるように準備しましょう。
さらに、生活リズムも乱れやすくなります。時間があるからといって夜遅くまで仕事を探したり、面接の予定を詰め込んだりしてしまうからです。仕事がないことで気が緩むことも考えられます。
注意!こんな時は辞めてからの転職活動は高リスク
金銭的に余裕がない人や会社の寮や社宅に住んでいる人は、辞めてから転職活動をするとリスクが高いので注意してください。
辞めてから仕事を探し始めると、次の仕事が決まるまで収入が途絶えるため、最低限の貯金は必要です。しかし、貯金がギリギリであれば不安になって転職活動にも支障をきたすため、金銭的余裕を持つことは大切です。
失業保険を申請したとしても、自己都合退職の場合、支給されるまでに最短三か月はかかります。従って、半年間は安心して生活できる程度の貯金は必要でしょう。
また、社員寮や社宅に住んでいる場合は、仕事を辞めたら引っ越さなければいけません。ただでさえ転職に時間がかかる中で、さらに引越しにも時間と費用を割くことになるのです。それゆえ、転職活動と引越しを同時に進める事態は避けることをおすすめします。
転職活動が終わらない時の対処法

転職活動がなかなか終わらないときには、条件の棚卸をする、キャリアアップする、派遣会社に登録する、退職代行サービスを利用するといった対処法があります。転職先が見つからないのであれば、まず条件を見直したり資格を取ったりして転職活動がうまくいくような工夫をしましょう。
条件の棚卸をする
転職活動がうまくいかないときには、転職先に求める条件がまとまっていない可能性があります。それゆえ、一度立ち止まって条件を見直すことをおすすめします。
まずは自分のキャリアを振り返って、習得スキルや実績、入社理由や退社理由を書き出してみてください。そうすることで、自分の強みなどに改めて気がつきます。その後、転職先に求める条件も書き出してみましょう。給与や勤務時間などの一つの側面に重点を置きすぎるのではなく、業務内容や会社の雰囲気などに目を向けることも大切です。
職業訓練や資格取得をしてキャリアアップする
自分が持つ能力や資格が不足していると感じるのであれば、スキルアップしてから転職活動を始めてください。
雇用保険を受給している求職者であれば、都道府県などが実施している「公共職業訓練」を受けられます。雇用保険を受給できない人であれば、国によって支援されている「求職者支援訓練」を受けられます。
就きたい仕事で役立つ資格を取得するのもおすすめです。まずは自分に合う資格を調べるところから始めましょう。
派遣会社への登録も選択肢の一つ

派遣会社に登録するという選択肢もあります。派遣会社に登録すれば、仕事を紹介してもらうことが可能です。就業前から就業後にかけて手厚くサポートしてくれるというメリットもあり、非常に心強いです。
派遣を利用する際は、まず名前や住所などの基本情報を登録し、派遣会社の方と面談をします。ここで自分の持つスキルや、希望する働き方などを伝えます。その後、求職者の希望など考慮して求人の紹介となります。紹介先の職場見学に向かい、職場の雰囲気などをしっかり確認しましょう。職場が決まったら派遣会社と雇用契約を結び、就業できるようになります。
退職代行サービスを利用する
無理に引き止められてどうしても退職できない場合は、退職代行サービスを利用するという選択肢もあります。退職代行サービスとは、仕事を辞めたい人の代わりに退職届を提出し、事務手続きを行ってくれるサービスです。
費用はかかりますが上司と顔を合わせる必要がないので、スムーズに仕事を辞められるというメリットがあります。
まとめ
じっくりと時間をかけて仕事を探したい人は、仕事を辞めてから転職活動を開始しましょう。ただし、十分な貯金がない人や社員寮などに住んでいる人は注意が必要です。デメリットも考慮して検討してください。転職活動が終わらない場合は、条件の見直しや資格取得などの対処法を実践しましょう。
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