ビジネスチャットで使える英語の表現
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ビジネスシーンでもメールではなくチャットでコミュニケーションを取ることは珍しくありません。急ぎの要件でも対応しやすく、多くの人と同時にコミュニケーションを取ることができるため、ビジネスシーンとの相性がぴったりです。そのようなビジネスチャットでのコミュニケーションは英語の略語表現を使うとより便利になるため、よく使われるものは覚えておきましょう。
チャットとメールの違い
メールはメールアドレスを使って1対1でコミュニケーションを取るのに対し、チャットはIDを使って個人もしくはグループでコミュニケーションを取ることができるものです。チャットはリアルタイム性が高く、文章が読まれたかどうかがすぐにわかるため、急ぎのメッセージに適しています。また複数の人と同時にコミュニケーションを取れるかどうかというのも大きな違いです。以前まではビジネスにおいてメールでのコミュニケーションが主流でしたが、最近はビジネスチャットでコミュニケーションを取ることが増えてきています。
メールはリアルタイム性にはかけますが、その分相手の都合に合わせることができたり、丁寧な文章でコミュニケーションがとれるというメリットがあります。
会話のテンポが早い
会話形式で短い文章のやり取りが続くため、会話のテンポが早いです。短文で簡単な内容をやり取りするのが特徴なため、急ぎのコミュニケーションが取りやすいでしょう。また画像や動画の張り付けも簡単なため、すべてのやり取りがスピーディーにできます。
略語が多い
テンポよくコミュニケーションを図るための英語の略語表現が多いのも特徴です。文章を綺麗に書くというよりは、いかに短くまとめた発言ができるかというのが基本になります。簡単に文字が打てるようにアメリカで登場したのが略語スラングです。例えばLOL(Laugh at Loud)やIDK(I don’t know)といったものは有名でしょう。このように頭文字を使った略語を使うことで、素早いコミュニケーションが実現しているのです。
ビジネスチャットで使える英語表現

ビジネスチャットではより速く、より分かりやすくするために英語で略語表現を使います。チャットのメリットといえばなんといってもテンポの良さですが、その良さを十分に発揮するために使われ始めました。ASAPやBTW等、一般的に使用されているような表現もあるため、知っておくと便利でしょう。
ASAP
ASAPはAs soon as possibleの略で、「今すぐに」「なるべくはやく」という意味があります。数多くの略語が使われますが、ASAPは最もメジャーなものの一つでしょう。略語を積極的に使用するIT企業やスタートアップにかかわらず、幅広い業界で使われています。
例えば早く終わらせて欲しい仕事を伝えるときに「“I need this done ASAP.」という文章を打ちます。この文章で、なるはやで終わらせてほしいという意味合いです。
IMO

IMOは”In My Opinion”の略で「私はこう思う」という意味です。自分の意見を言うときに使います。
例えば“It costs a bit but worth it IMO”という文章では「お金がかかると思うけど、私はその価値があると思う」と訳せます。
TMI
”Too Much Information”の略で、「いいや、もういいよ」といったニュアンスで使われます。相手から必要以上にたくさんの情報が共有された場面等で使われる英語表現です。
例えば
A: “Nature is calling. Gotta go. I’ll reply later.”
(トイレにいってくる。あとで返信するよ。)
B: “TMI, later/”
(それは知りたくないよ。またあとで。)
といった会話がイメージできます。わざわざトイレに行くことを報告する必要はないよ、という意味で使われている例です。
TLDR
”Too Long Didn’t Read”の略で、長すぎて読まなかったという意味になります。ビジネスシーンではお互いにインターネット上で見つけた面白い記事等を共有しあうことが多々ありますが、長い記事だったときに使うのがこの略語です。
例えば“Did you read this article? What’s the tldr?”という文章であれば、この記事は読んだ?要するにどういうこと?という風に訳すことができます。
NP
NPは”No Problem”の略語です。NPの意味は実は一つではなく、お礼に対する返答、お詫びに対する返答、依頼に対する承諾等に使われます。
例えば”Thanks for your help.” – “NP.”という文章は、助けてくれてありがとう、いいえ大丈夫よ、といったニュアンスになります。
しかし詫びに対する表現に使う場合「No worries」「That’s fine」といった表現のほうが柔らかい表現であるため、優しく伝えたい場合にはNPは不向きでしょう。
BTW

BTWは“By the way”の略語で、「ところで」という意味合いになります。話を変えたいときに使うことが多いです。
例えば
Btw, do we have any homework for tomorrow?
という文章は
「ところで明日提出の宿題ってある?」という意味になります。
FYI(JFYI)
FYIは“For Your Information”の略で、ご参考までにといった意味です。同じような意味でJFYIという略語もあり、これは”just for your information”の略です。ただご参考までにといった訳になります。どちらもほとんど同じ意味ですが、JFYIの方が少し丁寧なイメージでしょう。
例えば以下のように使います。
JFYI, my schedule is completely packed for the next week.
(ただご参考までに、今日から一週間の予定は完全に埋まっています。)
EOD
EODは“End Of Day”の略語です。その日のうちにという意味になります。もしくは“End Of Discussion”の略語としても使われます。こちらはもう遅いからディスカッションを終わりにしましょうといった意味です。どちらの意味で使われているのかは文脈で判断しましょう。
例えば
It’s late. EOD.
という文章であれば、「もう遅いからディスカッションを終わりにしましょう」という意味になります。
RBTL
RBTLは、“Read Between the Lines” の略で、「察する」「空気を読む」といった意味で使われます。相手に察してもらうような文化は欧米より、日本の方が一般的な文化でしょう。とはいえ単刀直入に物事が言いづらいときや、意味を汲み取ってほしいときに欧米でも使われます。
例えば以下のような文章が作れます。
“You’ve gotta RBTL. Give him a little more time.
「察してあげないと。もう少し時間が必要なんだよ。」
まとめ

ビジネスチャットはメールと違いスピーディーに複数の人とコミュニケ―ションが取れるため、緊急の連絡には最適です。アメリカから使われ始めたビジネスチャットは、既に多くの企業に取り入れられています。本日紹介したような英語の略語を使うことで、より迅速に、わかりやすさを維持したコミュニケーションが取れるため、覚えておくと便利でしょう。
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