派遣女性の1ヶ月の生活費｜貯蓄のための節約術

派遣社員として働きたい女性の中で、一人暮らしを希望する方もいることでしょう。しかし月々の給料だけで一人暮らしができるのだろうかと疑問に思うのではないでしょうか。正社員ではなく、派遣社員として働きながら一人暮らしは可能なのでしょうか。また上手にやりくりしていくために、どのようなことを工夫していけばいいのでしょうか。

派遣女性でも一人暮らしできる

自由な生活が送れる一人暮らしはとても魅力的ですが、派遣社員として働く女性でも一人暮らしをしていけるのでしょうか。実際に派遣社員として働きながら、賃貸物件で生活を送っている女性は多くいますので、一人暮らしは十分に可能と言えます。

派遣社員は一般に正社員として働いている方に比べて月給は低いというイメージを持たれがちですが、パートなどに比べるとはるかに高い時給で仕事ができます。

実際に派遣社員はどの程度の月給を手にしているのでしょうか。また一人暮らしをした場合、どのくらいの生活費がかかってしまうのでしょうか。一人暮らしを予定している方のために、これらについて説明をします。

派遣社員の月給は25万円前後

多くの求人情報を掲載している大手の求人サイトによると、福島県を含む関東エリアに住む派遣スタッフとして働いている方の平均的な月収は25～27万円という結果が出ています。これは、1日8時間・月20日勤務の方を対象としています。この結果を見て、想像していたよりも高いと思った方もいるのではないでしょうか。

派遣社員として採用の場合、正社員に比べると平均月収も少ないというイメージを抱かれやすいです。もちろんアルバイトやパートと比べると時給も高いので月収も高くなりますが、それでも25～27万円という数字は意外に思われるかもしれません。

派遣の仕事は職種によって平均時給も変わるので、中には25～27万円に達しないこともあり得ます。平均月収が安い職種として、「建築物での清掃作業」「受付・案内」が挙げられます。反対に平均月収が高いのは、「セールスエンジニア」「ソフトウェア開発」などがあります。専門的な知識や技術を要求される職種では、平均月収が高くなる傾向にあります。ただ一般的に派遣社員の平均月収というと、25～27万という数字をイメージしておくといいでしょう。

派遣女性の生活費は15万円前後

派遣社員として働く女性の生活費は一般的に15万円前後です。給料から保険などを差し引いた手取りが15万円程度であれば、一人暮らしをすることが可能です。一人暮らしをする際に最もかかる費用が家賃ですが、その他に食費や光熱費などがあります。15万円で一人暮らしをした場合にかかる生活費の内訳を表にまとめてみました。

家賃	50,000円
食費	30,000円
水道光熱費	10,000円
通信費	10,000円
交際費	12,000円
交通費	8,000円
ファッションなど趣味代	15,000円
日用品購入費	7,000円
合計	142,000円

5万円の家賃の物件に入居した場合のケースですが、生活にかかる費用はおよそ14万円となっています。手取りが15万円であっても、生活を送っていけることが分かるでしょう。また1万円の貯金も可能です。また交際費や趣味代をもっと節約することで、より多くの貯金が毎月できるようになります。

生活費で最も多くかかってしまうのが家賃ですが、自分の収入に見合った物件で暮らしていけば、派遣女性でも一人暮らしをしていくことは可能です。

生活費を抑えるポイント

派遣社員として働きながら一人暮らしをしていくために、生活費をできるだけ抑えるように努力することが必要です。ただ漠然と節約を心がけるのではなく、「食費」「日用品費」「光熱費」「通信費」の4点について出費を抑えていくことが大切です。

生活費の中でも最もかかってしまうのが家賃ですが、その次に多い出費が食費です。食事は健康にも関わることです。食事のバランスが悪くなるような節約をしてしまうと病気になってしまうこともあり、その際には治療費や薬代など無駄な出費がかかってしまうので避けなければなりません。あくまでも健康的な生活を維持しながら、上手に節約する方法を実践することが大切です。

また「日用品費」「光熱費」「通信費」ですが、出費を抑えるためのコツを知って節約に努めていくことで、無理なく生活費を抑えていくことができます。生活費を上手に抑えていく方法について説明しますので、参考にしてみてください。

食費

一人暮らしで家賃の次に費用がかかってしまうのが食費です。ただ買い物をする時にいくつかのポイントを頭に入れて行動するだけで、スムーズに節約をしていくことが可能です。そのポイントとしては、「食べきれる量を買う」「冷凍食品を活用する」という2点が基本です。

まず消費してしまう前に腐らせてしまうことがないように、食べきれるだけの量を選ぶことが大切です。野菜は量が多く入っている方が安いですが、一人暮らしの場合に消費しきれなくなる場合もあります。そのため、多少割高でも食べきれるものを選ぶことが節約につながります。

また冷凍食品の野菜や果物は長期保存ができるため、一度に多く購入する必要がありません。料理を作る際に簡単に使用できるため、腐らせてしまう心配もありません。あまり頻繁に使わないような食材に関しては、冷凍食品を活用するといいでしょう。

日用品費

日用品は、便利グッズや手にとりやすい価格帯のものが多いため無駄遣いしやすいです。消耗品をたくさん買いすぎないように計画的に購入しましょう。

生活の中で多く使用する洗剤類ですが、現在では様々な商品が販売されています。どれを買おうか目移りしてしまいますが、「粉せっけん」「重曹」「クエン酸」を購入することで、自然と節約につながります。

粉せっけんは衣類の洗濯だけではなく、「浴室」「トイレ」の掃除、また食器や鍋などを洗う際にも活用できます。そのため場所ごとに違う洗剤を購入する必要がなくなり、無駄遣いを防ぐことができます。

またクエン酸や重曹は水回りの様々な場所で使用でき、100円均一ショップでも販売されています。通常の掃除の際にはクエン酸や重曹を使い、なかなか落ちない頑固な汚れを除去する際には、粉せっけんを併用するという使い方がお勧めです。購入するアイテムを絞ることで、洗剤を並べることが無くなり、整理整頓ができるといったメリットも得られます。

水道光熱費

「電気」「ガス」「水道」といったように、一人暮らしでは水道光熱費もかかってしまいます。

最近は電力自由化でお得なプランを設定している業者もあります。電気とガスを組み合わせて契約するなど、自分にあった契約業者を探すといいでしょう。

また、水道や電気を使いすぎないように常に気を付けることが節約につながります。

賃貸物件では「都市ガス」「プロパンガス」のいずれかを導入しています。このうちプロパンガスは一般的に高いため、ガス代を安く抑えるためには、あらかじめ物件を選択する段階で都市ガスの物件を選ぶことが大切です。

また電気は使わない時には必ず消すように習慣づけることが必要です。ついうっかり照明をつけっぱなしにしてしまうことがある場合は、意識して電気を消すように心がけていけば普段から気を付けるようになります。また水道については、無駄に使わないことが大切です。食器などを洗う際には洗い桶を使用する、洗顔や歯磨きの際には、一旦蛇口を閉めておくといった方法も水道代の節約につながります。

通信費

インターネットを活用しながら情報収集やショッピングをする方も多いですが、その場合にかかってくるのが通信費です。スマホを使用する際にかかる料金ですが、現在のプランやキャリア自体の変更をすることで節約ができる場合もあります。

スマホの料金プランは様々ありますが、通信量が多いほど高額なプランを選択しなければなりません。節約のためにはインターネットをする時間を減らすことが有効です。ただ中には仕事でインターネットを活用する機会もあるので、通信量を減らせないという方もいることでしょう。その場合には大手キャリアよりももっと安い料金プランがあるMVNOに変更してしまうのも節約につながります。また外出先ではWi-Fiを活用することで、通信費を抑えることも可能です。

まとめ

派遣女性であっても一人暮らしをするだけの給料は確保することは十分に可能と言えます。ただ万が一の時の備えとして貯金も必要ですので、生活費をできるだけ抑えるように努力していくことが大切です。食費や光熱費などを節約していくための正しい方法を知りながら、無理なく節約をしていけば毎月の生活費を自然と抑えていけるようになります。