職場での印象アップ！自然な笑顔の練習方法

自然な笑顔を作ることが難しいと感じている人は少なくありません。自分の笑顔がコンプレックスになって、自信が持てない人も多いのではないでしょうか。しかし、笑顔にはさまざまなメリットがあります。職場での印象を向上するため、自然な笑顔を作れるように練習しましょう。練習方法は非常に簡単なので、毎日実践できます。

笑顔が苦手な人に多い悩み

笑顔を作る上で特に重要なポイントは、口角が上がっていることです。笑顔を作るのが苦手な人に多い悩みは、口角が上がらない・笑顔が不自然になる・笑ったつもりが笑えていないことです。従って、口角が上がらない人は、どうしても笑顔が苦手になりやすいでしょう。

また、自分の笑顔が不自然だと思っていると、笑顔を作るのが怖くなることも考えられます。自分では笑っているつもりが、他人から見ると笑えていないというケースも多いですし、そのことを指摘されるとさらに苦手意識が強くなります。

口角が上がらない

笑顔が苦手な人に多いのが、口角が上がらないという悩みです。「口角を上げているのに、表情が硬くなって笑顔にならない」、「お客さんの前で口角を上げようとすればするほど、焦ってしまう」といった経験がある人もいるでしょう。

笑顔とは、口角が上がっている状態であるというイメージもあるため、口角が上がらなければ、ますます笑顔が苦手になることにも繋がります。そのため、相手に笑顔が伝わらなく、辛い思いをする可能性もあります。

笑顔が不自然になってしまう

笑顔が苦手な場合、自分の笑顔は不自然だと思い込んでしまいがちです。「自分の笑顔で、周りの人を不快な気持ちにしたら申し訳ない」、「笑顔が不自然な自分は、笑うべきではない」といった思いを持っている人もいます。

しかし、そのような気持ちを持てば持つほど、より自信がなくなり笑顔が苦手になります。笑顔が苦手な背景には、精神的な問題も隠れているのです。

笑ったつもりだけど笑えていない

口角を上げて歯を見せ、目尻を下げると笑顔を作ることはできます。それゆえ、仕事をする上で無理矢理笑顔を作っている人もいます。しかし、実際には自分が思っているほど、笑えていないケースも多いのです。

例えば、自分では笑っているつもりなのに同僚から「○○さんは笑顔が少ない」と言われたり、上司から「もう少し笑顔を心掛けてほしい」と言われたりすることがあります。

このように、自分では笑っているつもりでも、はたから見ると笑っていないように見えることは珍しくありません。

笑顔が作れない原因

笑顔がうまく作れない人は、笑顔が容易にできる人を見ると「自分とは何が違うのだろう」と思うことも少なくはないでしょう。実は、笑顔が作れない人には共通の原因があることをご存じでしょうか。ここでは、笑顔が作れない原因について詳しく説明していきます。

表情筋不足

表情筋が不足していたりたるんでいたりすると、口角が上がりにくくなります。特に、口周りの口輪筋という筋肉が重要で、口輪筋がたるむと口角が下がりやすくなります。普段からあまり表情を動かさない人は、筋肉が固まりやすいでしょう。

また、食事の際に片方の歯で噛んでいる・顔を向ける方向に偏りがあるといった人は、片方の口角が上がりにくくなります。

表情筋の運動不足を解消するために、まずは表情のトレーニングをして筋肉を動かしてください。噛み癖などがある場合は、意識して直すことをおすすめします。

不慣れ

笑顔でいることを心掛けたり表情筋を鍛えたりすると、笑顔をキープすることに慣れてきます。しかし、笑顔が作れない人の中には、笑顔でいることに慣れていない人もいるでしょう。特に、今まであまり接客業をしたことがない人や感情を表に出さない人にとっては不慣れなものです。

従って、まずは無理矢理にでも笑顔の状態を維持するトレーニングをする必要があるでしょう。

自然な笑顔を作る練習方法

自然な笑顔は、割り箸を使ったトレーニングやアイウエオトレーニングで練習できます。表情筋が固まっている、笑顔に慣れていないと感じる場合は試してみてください。

ただし、トレーニングだけでなく心の持ちようも大きく関係しています。本来、笑顔は作るものではなく、自然とあふれ出るものです。そのため、仕事が楽しいと感じていれば自然と笑顔になれるでしょう。「笑顔を作らないといけない」と思いすぎると、かえってプレッシャーになるため、楽しい気持ちで過ごすことも大切です。

練習と意識によって、笑顔が得意な人になりましょう。

割り箸を使ったトレーニング

割り箸を使ったトレーニングは、自宅でいつでも簡単に実践できます。手などを使わないため、他のことをしている間に行えるのでおすすめです。

1. 割り箸を閉じた状態で横にして、口にくわえる
2. そのまま指を使って口角を上げる
3. 30秒キープした後、割り箸を抜いて笑顔の状態を確認
4. 笑顔の形を覚えながら、3セット繰り返す

このトレーニングのコツは、鏡を見ながら行うことです。また、割り箸をくわえたときに口角に付かないように注意してください。

アイウエオでトレーニング

表情筋を鍛えるためには、アイウエオでトレーニングもおすすめです。とても簡単なので、習慣化してみてください。

1. 口を大きく開けながら、「アイウエオ」と発音していく
2. 5回程度繰り返す

このトレーニングのコツは、とにかく口を大きく開けることです。普段使わない筋肉を動かすことを意識しながら行いましょう。

自然な笑顔のメリット

笑顔を作る方法が分かったところで、今度は自然な笑顔ができればどのようなメリットがあるのか紹介していきます。

印象が良くなる

素敵な笑顔を見ると、人はその人に対して良い印象を持ちます。なぜなら、険しい顔をしている人と比べて、笑顔の人には安心感を持つからです。特に、接客業であればお客さまから好印象を持ってもらえて、売り上げの向上にも繋がるでしょう。

もちろんメリットがあるのは接客業だけではありません。自然な笑顔で仕事をしていると上司や同僚からの印象が良くなって、業務がスムーズになることもあり得ます。

自信が持てる

自然な笑顔が作れるようになると、自分に自信が持てます。特に、笑顔にコンプレックスを感じていたり、不自然だと思っていたりする場合は、そういった気持ちが解消されるでしょう。自分に自信を持つことによって、仕事にも自信が持てるようになります。

また、仕事中も周りの人に笑顔で対応することで、「話しかけやすい」と思ってもらえ、その結果、コミュニケーションが円滑になります。

気持ちが前向きになる

笑顔で過ごすことを意識することで、気持ちも前向きになります。表情と感情は繋がっている部分があり、笑顔でいることで自然と楽しくなることがあるからです。免疫力が高まったり、自律神経が整ったりする効果も期待できます。

業務にも前向きに取り組むことで、仕事が楽しくなる、印象が良くなるといった好循環が生まれるでしょう。

まとめ

自然な笑顔を作ると、印象が良くなったり気持ちが前向きになったりします。お客さまからの印象が良くなる、仕事仲間とコミュニケーションが取りやすくなるといった効果も期待できます。どのような仕事でも笑顔を心掛けることは大切です。笑顔が苦手な人は、まず笑顔を作るトレーニングから始めて苦手意識を少しずつ解消していきましょう。