部品組み立ての派遣の仕事|特徴・内容・求人例
目次
部品組立の仕事と聞くと、肉体労働で男性の方が向いているのでは?と思う人も多いでしょう。中には力が必要な仕事もありますが、プラスチック製品の組立作業など、女性に向いている作業内容もあります。服が汚れるなどの心配もありません。部品組立の派遣の仕事内容を把握し、仕事の幅を広げるのもおすすめです。
部品組立の仕事内容

部品組立の仕事は、主に図面を見て部品を組み立て、完成させることです。部品組立の仕事には大きく分けて、電子組立、プラスチック組立、自動車組立があります。何をどのように組み立てるかによって、仕事内容が大きく変わります。それぞれの部品組立について特徴を把握し、自分の向いている分野の仕事を見つけるとよいでしょう。
電子組立
パソコンやスマートフォン、家電や自動車の基盤、リモコンなどの電子部品を扱います。「IC」や「電線」、「スイッチ」などの電子部品を基盤に組み込んで行くのが仕事です。ハンダやドライバーなどを使い、ネジを締める、シールを貼る、検品や検査をするといった仕事をします。
電子機器の種類によって作業が異なることもあります。たとえば空調機組立はドライバーでネジ打ちをしたり、配線をまとめたり、銅管の挿入作業なども担当します。通常はライン作業で、ベルトコンベアで運ばれてくる基盤に担当の電子部品を組み込んでいきます。
電子部品組立は、クリーンルームなどミクロ単位のホコリやゴミを除去した環境下で作業をすることが多いのも特徴です。また派遣先によってはお客様からの対応業務も行います。
プラスチック組立
ボトルや化粧品容器、おもちゃやデザートなどの容器などプラスチック製品を扱います。プラスチック部品をカットしたり、プラスチックにウレタンシートを貼り付けたり、電動ドライバーでネジ止めをする作業は力をそれほど必要とせず、女性にも人気があります。服が汚れることもなく、プラモデルを作るような感覚で作業をすることもできます。
ベルトコンベアなどの流れ作業ではなく、専用の机で作業をするケースも多く、自分のペースで作業ができます。そうはいってもある程度の作業スピードは必要です。特に資格も必要ないので、気軽に始められる作業と言えるでしょう。
自動車組立
部品組立の中でも仕事が多いのが自動車関連部品の組立です。自動車のボディなどは機械化されていることが多いですが、内部など細かい部分は人の手で行います。
自動車の部品は膨大で2万点以上、車種によっては3万点近い部品が使われています。製造工程も多い自動車は、複数の工程に分かれ、その中の一つを担当し作業をします。組立においては図面を確認し部品を組み立てます。部品をはめ込んだり、製品にシールを貼ったりする単純作業もあれば、特殊なドライバーを使って組み立てる作業もあります。
また、検査業務も重要な仕事の一つです。部品の不具合のチェックや外観の傷や汚れも確認するなど、細かい点を検査します。目で見るだけでなく、顕微鏡などを使用して、結合具合や塗装の具合などを念入りにチェックし、事故などにつながらないようにします。
大きい部品になると複数で組み立てることもあります。派遣先によっては、組立と同時にワイパーやライトなどを組み立てた後、取り付ける組付け作業まで行うこともあります。
精密加工が必要なケースもあれば、大きな部品加工では大きな機器や工具を使用しなければなりません。バンパーやドアはプレス加工をしたり、部品によっては溶接加工をしたりします。また、材料をカットする切断加工などもあります。
部品組立のメリット・デメリット
モノ作りが好きな人にとって、部品組立の仕事はやりがいを感じられる点がメリットです。求人数も多いので、自分に合った種類の派遣先を選べるのもメリットです。反面、単調な作業の繰り返しになるケースも多く、あきてしまうことがあります。目標や課題を持たないと、モチベーションを維持するのが難しい点はデメリットと言えるでしょう。
部品組立のメリット

部品を組み立てることでモノが仕上がっていく様を見られることも多い部品組立は、モノ作りをしたい人にとってはやりがいを感じられる仕事です。仕事の内容はモノの種類や工程によってさまざまで、特に資格が必要ないものも多いです。そのため、知識や経験がなくてもできる作業も多く、仕事も早く覚えられるでしょう。最初は単純作業からスタートするとしても、経験を積むことで部品に関する知識が増え、技術も習得できます。その後、キャリアアップにつなげることもできるでしょう。
一方で電子部品組立など、より知識や技術を要するものもあります。その際には資格を取得することで、仕事の幅が広がり、派遣先の選択肢も増えます。電子機器組て技能士などの国家資格を取得すれば、修理業務に携わることも可能です。
軽作業であれば力を使う必要もなく、座って仕事ができます。体力や腕力がなくてもできるのもメリットです。基本的に室内での作業なので、雨や風、寒さや暑さなどに関係なく、快適な環境で仕事ができるのもメリットでしょう。
部品組立のデメリット
作業が簡単であっても、中には細かい作業もあり、正確性が求められるので慎重に仕事をしなければなりません。単純作業が続くとあきてしまうこともあるでしょう。しかしあきてきたからといって、作業がおろそかになると製品の仕上がりに影響します。自動車部品などでは、ちょっとした不具合が事故につながる可能性もあるので、緊張感を持って仕事をしなければなりません。
細かい作業は目も疲れます。同じ姿勢で行うことも多いので、肩や首がこったり、腰に負担がかかったりすることもあります。体がこり固まらないよう、ストレッチやマッサージなどで体のケアをすることも必要です。
また、部品組立の仕事は、決まったことを繰り返す作業がメインです。自ら目標や課題を設けないと、ステップアップがしにくい現場とも言えるでしょう。業務をきちんとこなすことは大切ですが、いろいろなことにチャレンジしたい、スキルアップをしたいと考えている人にとってはやりがいを感じられない可能性もあります。
部品組立に向いている方の特徴

部品組立の派遣の仕事は、モノ作りにやりがいを感じる人に向いています。部品を組み立てることで、製品の仕上がりに近づけることが楽しく、自分の手で作ることが好きな人には適した仕事でしょう。
仕事内容は未経験でも簡単にできる作業も多く、特別な資格やスキルがなくてもできる仕事も多いですが、一つ一つの仕事を正確に仕上げることが求められます。あきてしまったからと適当に行うような人には向いていません。常に慎重に、正しく工程を仕上げられる人に向いています。細かい作業を繰り返し続ける仕事なので、手先が器用で集中力と忍耐力がないと難しいでしょう。
単純作業になることが多いので、目的や課題を自分で設けモチベーションを高めて仕事ができる人に適しています。また、最初は単純な部品組立でも、製品の部品について知識を深めることができます。そこから好奇心を持ち、技術を高める方法や資格を取得するなどキャリアアップにつなげられる人に向いているでしょう。
部品組立の仕事の求人例
ヒトサガスには、次のような求人があります。
エンジン用ポンプ・ギアの加工
給与:時給1,200円~
勤務地:福島県石川郡玉川村
自動車・建設機械のエンジンポンプ用水ポンプ・油ポンプギアの加工、組立、検査、NC施盤などを行います。パソコンのスキルなどの必要もなく、丁寧に指導するので未経験でも安心です。20代~60代前半の男性も活躍しています。8時15分~17時10分、19時10分~4時5分の交替制で、ライフスタイルに合わせた働き方も可能です。
まとめ

部品組立の派遣の仕事は腕力が必要な仕事だけでなく、プラスチック製品の部品組立などもあり、女性でも活躍できます。単純で覚えやすい作業も多く、仕事にも早く慣れることができるでしょう。仕事内容によっては製品の知識を深めることができるものもあり、派遣の仕事の幅を広げるきっかけを作ることも可能です。 マニュアル通りに正確に部品を組み立てる仕事は、モノ作りの楽しさを感じることができます。目標や課題を自分で設定しモチベーションを高めながら仕事ができれば、楽しみながら仕事ができるでしょう。
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