転職中にお金が足りなくなってしまったら
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転職活動中には、さまざまな資金が必要になります。もちろん生活費は継続して必要です。転職活動を始める前に十分貯金をしておくのが理想的ですが、「お金が足りない」という状況になることもあるでしょう。いざというときにとれる手段とはどのようなものか、お金に困ったときの解決策を紹介します。
転職中にお金が足りなくなったときの対処法

転職活動中にお金が足りなくなってしまった場合にはどうすればよいでしょうか。転職活動をするなかでも、生活費は欠かせません。困ったときの解決方法は、次の5つです。
- アルバイト・副業を始めて費用をまかなう
- 退職後に失業手当を受給する
- 自治体の自立支援制度を利用する
- 金融機関からお金を借りる
- 親や信頼できる友人からお金を借りる
アルバイト・副業を始めて費用をまかなう
転職先が決まるまでの間、アルバイトや副業を始めて生活費や転職活動にかかる費用をまかなう方法です。転職活動をするなかで働くというのは大変なこともあるでしょうが、日々の生活もままならないようでは転職がうまくいくとは考えられません。
短期・短時間のアルバイトや、隙間時間を利用してできる内職という選択肢もあるので、転職活動とのバランスを考えながら、働き方について考えるとよいでしょう。内職を探すには、会社や個人が仕事を依頼するクラウドソーシングという方法があります。内容によっては自分の強みを活かしたり、スキルアップを図ったりすることもできます。
退職後に失業手当を受給する

退職してから転職活動を始める場合は、失業手当の受給も活用すべきです。自己都合退職や早期退職だと、受給できなかったり支給が遅れたりする可能性があるなど、さまざまな条件があります。退職後はまずハローワークへ相談することをおすすめします。
就職の意思がない人は失業手当を受給資格がないとされるので、転職活動はしっかり行わなくてはなりません。
なお、失業手当を受給するための条件は次の通りです。
・会社を退職している
・退職日までの1年間に、6か月以上雇用保険に加入している
・就業の意思がある
自治体の自立支援制度を利用する
公的な制度に関しては、各自治体の自立支援制度を利用するという方法もあります。生活が困窮してきたという場合には、就労や住居に関する支援制度が利用できないかどうか、まずは自治体に相談することです。
たとえば東京都福祉保健局では、失職中の人を対象とする生活困窮者自立支援制度が整えられています。経済的に困窮して、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある人が対象です。個々の状況に応じた支援を行い、自立の促進を図ることを目的としています。
自分の理想を叶えるための転職活動を行うには、まずは生活の立て直しから考えましょう。
金融機関からお金を借りる
どうしてもの場合、カードローンを利用するなど金融機関からお金を借りるという方法もあります。アルバイトで収入を得たり、各種制度を利用したりできるなら、そういった手段を優先すべきです。しかし、さまざまな事情によりそれが難しいこともあるでしょう。
それでも日々の生活を維持するためには、お金が足りない状況を脱しなくてはなりません。その場合の選択肢としてあるのが、金融機関からお金を借りることです。少なくとも、いま「お金が足りない」問題の一時的な解決にはつながります。カードローンはあくまでも一時的な解決ということを理解したうえで、最終手段として検討しましょう。
親や信頼できる友人からお金を借りる

どうしてものときには、親や信頼できる友人に相談するのもひとつの方法です。お金が必要な理由や借りたい金額にもよるでしょうが、サポートしてくれる可能性も十分に考えられます。金融機関やカードローンの利用をする前に、可能であればまずこちらの方法を試してみるとよいでしょう。
ただし、いくら親しい間柄の相手でもしっかり返済することです。借用書を作成するなど、返済の意思を明示することも大切です。お金の貸し借りは人間関係を悪化させるケースもあるので、誠実な対応が不可欠です。
転職活動中は、さまざまな費用がかかります。とくに退職後に転職活動をする場合には、金銭面の問題に注意しましょう。転職活動前に生活費や必要資金を蓄えておくのが理想的ですが、いざというときはお金を作る方法も検討することです。
転職したいけどお金がない場合には
十分な蓄えがない場合には、転職活動を始める時期や、お金がない状態を解消する方法を考えなくてはなりません。お金の心配をすることなく転職活動するためには、在職中に活動を始めるほうがよいでしょう。しかし転職理由は人それぞれですので、在職中の転職活動が難しいこともあるかと思います。その際に考えるべき手段についても紹介します。
在職中の転職活動がおすすめ
経済的な安定を図るためには、在職中から転職を始めるのがベターです。とくに十分な貯金がない人の場合には、転職先が決まってから退職の準備を行うのが賢い選択といえます。
お金の心配をしなくてよいのは、安定した生活をするうえで当然大切なことですが、精神的な安定を手に入れるという面でも欠かせません。不安材料を抱えることなく、心に余裕を持って面接に臨むことが、採用への第一歩です。
また、経済的に困窮すると、日々の生活のために転職先を妥協することにもなりかねません。本来の転職の目的を忘れないようにするためにも、お金に対する不安をなくして安定した生活を確保しましょう。
退職してから転職活動する場合のポイント
退職したあとに転職活動をする場合は、以下の3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
失業保険の受給
転職活動中ということであれば、失業保険の受け取りが可能です。失業保険を当面の生活費に充てて、転職活動に専念するとよいでしょう。
貯金・退職金を転職活動費に充てる
失業保険の受け取り開始日までには日数が空くことがあります。そんな時のために貯金や退職金をきちんと用意し、生活費や転職活動費に充てましょう。
アルバイトをしながら転職活動する
退職後は自由な時間も増えるため、空いた時間にアルバイトをして生活費をまかなうのも有効な方法です。アルバイトという働き方なら、転職活動の妨げにならないようにシフトを入れることも可能です。
転職活動にかかる費用を知っておこう

転職活動にかかる費用の相場は、「10万円未満」程度です。これは転職活動経験者を対象に行った調査(株式会社ジャストシステム「転職に関するアンケート」)によるもので、約7割の人がそのように回答しています。転職活動にかかる費用は以下のとおりです。
履歴書等、応募書類用の作成にかかる費用
履歴書・職務経歴書作成から応募までWebで完結する場合、この費用は発生しません。しかし、会社へ郵送が必要な場合は、証明写真の撮影費や切手代も必要です。
交通費
応募先企業が近郊ならば、交通費はさほど負担になりません。しかし地方から首都圏の企業を目指したり、Uターン就職したりする場合などには、面接時の往復交通費がかかってきます。
服飾費
必要に応じて、面接に行く際のスーツやジャケット、ネクタイ、靴、鞄なども新たに購入しなくてはならないことがあります。すべて揃えるとなると、万単位の出費も予想されます。
このほか、転職先が決まった後も、転職先の所在地によっては引っ越し費用がかかることもあります。
まとめ
転職活動にかかる費用はさまざまで、人によっては大きな負担になることもあります。転職活動が長引くほど費用はかさみますし、転職活動中の生活に影響を及ぼすこともあるでしょう。転職活動中にお金がない場合、できればなくなりそうだと予想できた時点で、対策を講じるべきです。どのような方法が今の自分にとってベストなのか考えたうえで、解決を目指しましょう。
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