転職を周囲に反対されたときの考え方
目次
「今の仕事をやめて新しい仕事にチャレンジしたい」転職することを決意して周囲に伝えたら反対されてしまった場合、「どうしてわかってくれないのだろう」と落ち込みますよね。
特に身近な存在である親や兄弟など、家族から強く反対されることも少なくありません。これには人間のある本能が影響しています。然るべき対処方をとることで、衝突してしまうことを回避し、転職活動をうまく切り抜けることができるので、その方法をご紹介していきます。
転職は基本的に多くの人に反対される

転職を考えていることを周囲の人に話したとき、基本的に反対されるケースが多く見られます。
上司からは、会社として必要な戦力を失いたくないと強く引き止められる。職場の同僚からは、「寂しくなる」「あなたがいないと仕事が回らない」と言われる。家族からは、せっかく就職できたことや、安定した収入を失うことで、猛烈に反対されることが多いでしょう。
なぜ転職を反対する人間が多いのかというと、人間は「安定を重視する傾向があるため」です。変化には危険が伴う可能性があるため、変化を避ける本能が備わっています。一般的に転職は、収入面や生活面に大きな影響を与えるもの。万が一転職に失敗すれば、これまで築いていきた安全を失うことになります。自ら安全な道を捨てて、危険な道に進むことを、あなたの周囲の人たちは危険だと考え「やめたほうがいい」「考え直した方がいい」と引き止めようとするのです。
転職を周囲に反対されたときの対処法
周囲の人に転職を反対されたとしても、自分の人生は一度きりしかありません。人生という船の舵を切るのは自分自身です。そもそも転職という行為は、周囲から反対されやすい行為であることを前提に考えましょう。最初から周囲に反対されることを、自分の転職計画の中の一部にすることで、話し合いや説得などの準備を落ち着いて行うことができます。
反対する人の気持ちを理解する
反対された人の考えや意見を、「なぜ反対するのか?」理解しましょう。自分の思いを否定された気持ちになることが多く、ついつい感情的になり突っぱねてしまいがちですが、それでは相手の理解を得られるような解決にはいたりません。
特に親に反対される場合は、「せっかく収入も役職も安定しているのに」「不況の中で次の仕事が見つかる保証もないのに」など、理由の多くがあなた自身の生活の心配をしているためが多いもの。年代や育ってきた環境によって、考え方や価値観の違いが生まれるのは仕方のないことです。相手がなぜ反対してくるのかの理由をきちんと受け止め理解することで、説得するための材料を準備することができます。
自分の生き方を決めるのは自分自身だと理解する

周囲の人たちに反対されたとしても、最終決断するのは自分自身であることを理解しましょう。
仕事は人生に大きな影響を与え、人生の分岐点になることもあります。一度決めたことでも、自分の大切な存在である家族や友人などに反対されると、転職に迷いが生じるかもしれません。しかし、あなたの人生を生きているのは他ならないあなた自身です。血の繋がりがある親であっても、あなたの人生の主人公ではありません。最後はあなたが決めて、新たな一歩を踏み出さなければ何も始まりません。
やらない後悔より、やった後に後悔する方が、悔いのない人生になります。他人の意見に従った人生を歩み、歳をとった時に「あの時、行動していたら良かった」と思うより、自分が選んだ結果だからと納得できる方が、自分の人生をきちんと生きている人間になります。自分の生き方を決めるのは自分自身であることをしっかり頭の中に入れておきましょう。
転職の意思・理由を丁寧に説明する
転職の意思を周囲に伝えるときは、理由を具体的に述べて丁寧に説明するようにしましょう。
「今の仕事がしんどくて辞めたい」「給料が少ないから嫌だ」などの、ネガティブな理由は愚痴っぽい印象を与えてしまい理解が得られにくいもの。ネガティブな理由は、受け取る人によって「逃げている」「我慢が足りない」など心ない言葉を言ってくる可能性もあります。
転職の意思は、ポジティブな理由で説明した方が理解を得られやすくなります。例えば、「以前から興味のあった〇〇にチャレンジしたい」「キャリアアップ目的のために〇〇に就きたい」など。具体的な理由を伝えた方が納得してもらいやすくなります。
いくら話しても理解してもらえない場合
どれだけ転職の意思を説明しても、なかなか納得してくれない場合もあります。そのようなときは、下記で紹介する方法で転職活動を行うことをおすすめします。
仕事をしながら転職活動をする

「次の転職先が見つかるのか?」と、新たな就職先を無事に見つけることに対して反対されている場合は、今の会社で働きながら転職活動を進めていきましょう。
働きながら転職活動を行うことで、万が一良い転職先が見つからなかった時でも仕事があるので収入が途絶えません。在職中に新たな転職先を見つけ、内定を先にもらうことで「転職活動したとしても就職できるかわからない」という反対意見も覆すことができます。仕事を続けながら転職活動を行うメリットは、自分自身にも影響します。
- 自分が納得できるまで転職活動を行えるため気長に構えることができる
- 新たな仕事にむけて準備できる期間を持つこともできる
- 金銭的な不安を抱えることなく転職活動ができる
働きながら転職活動を行うことは、自由に動ける時間が限られるため、面接日時の調整に苦労すると言ったデメリットもあります。周囲から新たな転職先が見つかるかわからないからという理由で反対されている方は、在職しながら転職活動し内定をもらう方法がおすすめです。行動して結果を出しから納得させることで、自分自身の強い決意を理解してもらえることにもつながります。
転職エージェントに相談する

転職エージェントを利用して第三者からの意見をもらうこともおすすめです。転職エージェントは転職に関する知識や経験を豊富に持っています。企業や転職者の架け橋になるだけでなく、転職業界のプロからの視点で、自分の適性にあった職種や、もっと良い会社に就くことができるのかなど的確なアドバイスをもらうことができます。
自分や周囲の人が発見できなかった適性や才能、就職先が見つかる可能性もあります。プロの意見は権威性と信頼性があります。これまで数多くの転職希望者を見てきた、アドバイザーから頂いたアドバイスを、反対している人に伝えることで納得してもらいやすくなる可能性もあります。また他のメリットとして、希望条件に合った求人情報を効率よく選定してくれるだけでなく、応募書類作成のアドバイスやフィードバックなどを受けることも可能です。面接日時の調整などもしてくれるため、在職しながら転職活動を考えている人にもおすすめです。
まとめ
周囲に転職を反対され悩んでいる人は、人間は安定を求める生き物であることを認識しましょう。反対してくる理由には、相手にもそれなりの理由があります。相手の理由を理解し、それに対応した対処法で納得させられるように努めることが大切。思うように進めなくても自分の人生は自分で決めるということを忘れずに、転職活動に挑んでいきましょう。
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