派遣男性の1ヶ月の食費｜貯蓄のための節約術

派遣社員として働く男性の中には、将来に備えたり、万が一の病気やけがで働けなくなったりしたときのために貯金をしておきたい人もいるでしょう。そのためには、まず節約が欠かせません。

日々コツコツと努力をすることで生活費が抑えられ、貯金することも十分に可能ですが、継続することは難しいでしょう。無理なく続けられる方法を知ることが大切です。上手に生活費を抑えるには、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか。

節約する前に1ヶ月の生活費を把握

派遣社員として働く男性が節約をしたい場合、まず生活費が1ヶ月にどの程度かかるのかを把握することが大切です。総務省統計局が実施した調査によると、2019年の単身男性に関する生活費の平均金額は、16万3,780円となっています。ネット上でのいくつかのデータをチェックしてみると、単身男性の生活費は15万円から17万円ほどとなっており、一般的に16万円前後が平均金額と言えるでしょう。

一概に単身で働いている男性といっても、それぞれ雇用形態が異なるでしょう。正社員だけではなく、派遣社員として働いている人もいます。派遣男性の給料の平均金額に関しては、楽天リサーチによると月収15万円から20万円の男性が最も多いという結果が出ています。それぞれ働く職種によっても異なり、「エンジニア」「システム開発」など専門性の高い職種であれば月収も高くなります。生活費と月収の平均金額を比較してみると、貯金するためには、意識して節約しなければならないことがわかるでしょう。

派遣男性の食費

2017年に総務省が行った家計調査によると、単身男性の１ヶ月あたりの食費に関する平均金額は4万5,298円となっています。男性の場合、女性よりも食事量が多いため食費がより多くかかる傾向があるでしょう。また、年齢によっても食費は異なっており、35歳以上では5万1,237円、35歳未満だと4万5,197円となっています。35歳以上の男性の方が食費は多くなる傾向にありますが、これは年齢が上がるにつれ、付き合いでの飲食が増えるためでしょう。

生活費の中で最も高いのは家賃ですが、その次にかかってしまうのが食費です。食費を2万～3万円に抑えることができれば、貯金できる額も大きくなるでしょう。コンスタントに貯金するには、何よりも節約が大切になります。食費を抑えるためにも、外食は控え、自炊を心がけましょう。職場にも毎日お弁当を持って行くと、健康的な食生活が送れ、節約にもつながります。

ただ食費を節約するために、食事の量を減らすことは避けなければなりません。体調を崩してしまい、病気になって医療費がかかってしまえば本末転倒です。上手な節約術を知って、楽しみながら堅実に実行することが大切です。

食費節約方法

毎月確実に貯金をしたいのであれば、生活費をできるだけ抑えることが重要です。生活費の内訳で特に大きな支出となるのは家賃ですが、その次では食費が大きくかかってしまいます。そのため、日頃から無駄遣いをしないように心がける必要があるでしょう。食費を確実に抑えられれば、貯金にも大きくつながります。

食費に関する節約のためには、「まとめ買い」、「プライベートブランド商品を買う」、「コンビニは控える」、「現金で買わない」という4点をしっかり抑えることが重要です。この4点については、それぞれ知っておきたいポイントがあります。ここからは、それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

まとめ買いをする

買い物に頻繁に行くと、必要のないものまで買ってしまうものです。節約という点を考えると、できるだけまとめ買いをすることが大切です。まずは、週に1回行く曜日を決めましょう。あらかじめ決めた予算内で買い物をするように心がけることも重要なポイントです。買い物に行く回数が減ると、交通費の節約にもつながるでしょう。

まとめ買いをする場合、肉や魚は冷凍保存が可能なため、たくさん買っておいても特に問題はありません。また店舗によっては、「毎週火曜日は10%OFF」や「週末はお肉が特売」など、お買い得に曜日を設定している場合もあります。まとめ買いする曜日をお買い得になる曜日で決めておくと、いつもより安く商品を購入できるでしょう。

しかし、冷凍保存できないジャガイモなどの野菜に関しては、消費できる程度の量を買うことが大切です。一人暮らしをしている人なら、まとめ買いで多く買ってしまっても、使いきれずに腐らせてしまうことがあります。廃棄してしまうことを考えれば、消費できる量を購入して損をしないようにするべきでしょう。

プライベートブランド商品を買う

最近、スーパーが独自で企画開発したプライベートブランド商品が多く販売されるようになっています。節約したいのであれば、一般のメーカー品だけではなく、プライベートブランド商品も必ずチェックしてみましょう。プライベートブランド商品というと、低品質なイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、プライベート商品には大手メーカーが製造している場合もあり、品質も一般の商品と遜色はありません。何よりも割安な点が魅力です。

商品の種類も豊富で、お菓子だけではなく「乳製品」や「ドレッシング」、「冷凍野菜」なども販売されています。通常の商品ばかり購入していた人は、プライベートブランド商品にも目を向けてみましょう。もしかすると、味の点で満足できないようなプライベートブランド商品もあるかもしれません。節約のために安い商品を買ってしまい、結局消費できずに捨ててしまう可能性もあります。自分の好みの味を優先し、その上で商品を購入するようにしましょう。

コンビニは控える

今や地域のあらゆる場所にあるのがコンビニです。コンビニには、さまざまな商品が揃っており、24時間いつでも購入できる点が大きな魅力でしょう。そのため、単身者にとっても生活に欠かせない存在です。しかし、コンビニは節約をしたいと思っている単身男性にはできるだけ避けてほしい場所です。コンビニで販売されている商品は定価で販売されており、スーパーの商品と比べると割高です。

コンビニによく行くという人にとっては便利な存在でしょう。特に購入したいものがなくても習慣的に立ち寄り、1品でも買い物をしてしまうこともあります。しかし、割安なスーパーでまとめ買いをしておけば、コンビニで商品を購入する必要もなくなります。どうしても購入しなければならない商品があっても、コンビニではなくスーパーに行くようにしましょう。

現金で買わない

以前に比べて、「クレジットカード」や「電子マネー」などで決済ができるお店が急増しています。現金ではなく、キャッシュレス決済で商品を購入する人も多くなっています。節約を考えた場合、現金で買うよりもキャッシュレス決済を選択した方が良いでしょう。

まず、キャッシュレスで購入することでポイントが付く場合があります。購入する金額が少なければ、付与されるポイントも微々たるものですが、それでも年間に溜まるポイントは大きくなります。また「1,000円以上の購入で10%のポイント還元」などのキャンペーンが開催されることもあります。このような機会を利用すると、ポイントも溜まり、後々ポイントを現金として使える場合もあります。

また現金でショッピングをする場合、お財布の中に現金がなくなってくるとその都度ATMに行かなければなりません。ATMを利用する時間帯によっては、手数料が必要になるときもあります。キャッシュレスを利用していれば、このような心配を抱く必要もありません。

まとめ

派遣男性は生活するために必要な収入は得られますが、貯金をしたい場合には、日々の努力が大切です。単身の男性にとって、食費は女性以上に多くかかってしまうものです。生活費を抑えてしっかりと貯金するためには、食費を上手に抑えることが必要となります。

極力コンビニに行くことは控え、スーパーでまとめ買いをするなど、気軽に取り組める節約方法を見つけましょう。貯金のためのハードルが高すぎると、継続することが難しくなります。無理なく実行できる目標を立てるようにしましょう。