TOEFLの難易度や役立つシーンを紹介
目次
将来のために英語に力を入れたい、と考える人は少なくありません。中でも、社会に出ても役立つ英語力の獲得を目指している人の中にはTOEFLの受験を考えている人もいるでしょう。ここでは、TOEFLの試験の難易度や実際に役立つ場面など、TOEFLに関する情報について解説するので、ぜひ参考にしてください。
TOEFLとは

TOEFLを受験する方は、海外で働くことや海外留学を念頭に置いていることがほとんどです。ビジネス英語の試験に「TOEIC」がありますが、こちらは主に国内で英語を使った仕事に携わる際に持っておくと便利な資格です。TOEFLは海外での活動を視野にしている場合、TOEICは国内でのビジネスと考えると分かりやすいかもしれません。
TOEFLは世界最大の教育測定機関「ETS」が1964年に開発した試験で、これまでに3,500万人以上が受験している英語能力測定試験です。1964年にPBTテスト(ペーパーテスト)が始まり、1998年にCBT(コンピューターテスト)、2005年にiBT(インターネットテスト)へとテスト方式が変わってきました。日本では2000年から導入され、これまで100万人以上の人が受験しています。
最近ではビジネス上でも外国人と接する機会が増えてきており、社内留学制度の利用や海外赴任の可能性も考えてスコアを取得しておくことがキャリアの幅を広げることにつながるかもしれません。就職や転職の際にも大いに役立ちます。
TOEFLの受験資格と試験内容・難易度
TOEFLを受験する場合、なにか受験資格はあるのでしょうか。ここでは、TOEFLの試験内容や、その難易度について解説します。
TOEFLの受験資格
TOEFLには特に受験資格はありません。年齢制限もありませんので、将来海外で働きたい、留学したい、海外の人と接する仕事がしたいと考えている学生も受験できます。また、国籍も関係ないので、海外から日本に来た人も受験可能です。
TOEFLの試験内容

TOEFLの試験内容は主に4つです。英語を使う上で必須になる「読む・書く・聞く・話す」の4つの要素が盛り込まれており、試験時間も3時間と長めに設定されています。
試験内容としては、主に学術的な質問や会話などが多く盛り込まれています。海外留学や駐在を目的とする人向けの試験なので、会話も重視されているのが特徴です。当然読み書きも必須なので、4分野まんべんなく勉強し、実力をつけることが必要となります。
スコアの上限は各セクション30点満点で、4セクションで120点満点となります。必要となるスコアはケースバイケースなので、自分が目指すべきスコアを調べておくと良いでしょう。
TOEFLにはPBT、CBT、iBTと呼ばれるものがあります。PBTは古い試験内容となっており、国によって実施していない国もあります。試験時間は2時間半で試験内容は同じです。
CBTは受験生の答える内容によって出題問題の難易度を変えるテストのことです。現在は廃止されています。
iBTは現在の主な試験方法で、CBT時代にはなかったスピーキングセクションが追加されました。スピーキングセクションでは、マイクに向かって喋るという方法を取っているため、準備が不可欠です。
現在はiBTの方法で試験が行われることが多いです。
TOEFLの場合、受験費用が日本円ではなくドルなので、その時のドルの相場によって費用が変わることがある点には注意しましょう。
実施場所は日本全国どこでもやっているので、HPなどでチェックしておくと受験しやすいです。
また、TOEFLは日本全国のテストセンターなどで試験を実施しているので、年に40回以上の受験のチャンスがあります。TOEICの場合は年に10回ほどなので、TOEFLはそれに比べて受験回数は多いです。1回受験してから間を開けずに次回の試験を受けることもできますし、自分のスケジュールに合わせて受験できるので受験回数が多いのはメリットと言えます。
海外でも受験できるので、受験場所は日本に限られません。
TOEFLの難易度
TOEFLの難易度はTOEICよりも高いと言われています。その理由としては、やはり英語の4技能が必要になってくるという点が大きいです。
TOEICは試験内容がリスニングとリーディングなのに対して、TOEFLは「読む・話す・聞く・書く」の4つが必要であり、どれか苦手なセクションがあると試験の難易度が上がりやすくなるでしょう。
合計70点以上取れれば高得点と言われていますが、難易度は自分が目指すスコアによって変わってくるので、社内での基準や留学先で必要なスコアをしっかり意識して受験することが必要です。
TOEFLが役立つ仕事
TOEFLは、どのような仕事に役立つのでしょうか。もちろん日本での仕事にも役立ちますが、英語を使用する仕事ではTOEFLのスコアがあると安心です。例えばどのような仕事があるのか見ていきましょう。
海外営業

海外営業は外国の企業や人を相手にビジネスを行うので、TOEFLのスコアがあると有利になるでしょう。海外営業では特に話す力と聞く力が必要であり、仕事によっては英語で読み書きをすることもあります。また、海外営業は海外出張もある可能性があり、TOEFLがあることは有利に働くでしょう。
通訳
通訳という仕事でも、話す力と聞く力が非常に重要です。通訳は、海外から来日する外国人の言葉を日本語に訳したり、逆に日本語を英語に訳したりして、コミュニケーションを円滑にする仕事と言えます。
通訳は海外からのお客様の接待やインバウンドの訪日外国人が相手の場合も重要な役割を果たします。ホテルやお店などでも外国人相手に料理や場所を案内するコンシェルジュも最近では重視されているので、仕事の範囲は広いと言えるでしょう。
TOEFLまとめ一覧表
活用目的 | 主に留学 |
スコア上限と難易度 | 各30点満点で120点満点のため難易度はスコアによって変動 |
試験内容 | 読む・書く・聞く・話すの4つ |
試験時間と試験費用 | 3時間で費用はドルのため変動あり |
受験資格 | 年齢制限、国籍制限なし |
実施場所 | 日本センターや各国によって違う |
受験人数 | 非公表(各国で実施されるため) |
年間の受験回数 | 40回以上 |
TOEFLは英語を使った仕事をする人や留学したい人が受験する試験であり、受験資格も特にないので、学生でも気軽に受験することができます。ただし、難易度は目指すべきスコアによって変動することを忘れないようにしましょう。
まとめ

TOEFLは、英語を使った仕事を日本や海外で行いたい人や、留学を目指す人におすすめの英語試験です。年齢制限もなく、国籍制限もありませんので、海外にいても受験は可能です。
受験回数も40回以上とかなり多めですので、何度も受験することができ、勉強の進度に合わせて受験することができます。
貿易会社や一般企業の海外営業や通訳のように、日本に訪れる外国人を相手にする仕事にも役立ちます。そういった仕事において、TOEFLスコアは持っておいて損はありません。
自分の経験や知識が存分に活かされるので、取得しておくと就職・転職、英語圏の方との日常会話にも十分に役立つのでおすすめです。
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