転職の履歴書の経歴はどこまで書けばいい?バイトは入れる?
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転職の際に必要なのは履歴書です。この履歴書の経歴はどこまで書けばよいのか悩んだことはありませんか。履歴書は転職の際に面接と同様に重要ですし、面接前に履歴書を送付させる企業も多いです。今回は、履歴書について、学歴や職歴をどこまで書けばいいのか、記入する際のポイントを中心にまとめています。ぜひ参考にしてください。
履歴書の学歴・職歴欄の書き方

履歴書はただ学歴や職歴を書けばよいというものではありません。人事担当者があなたという人に会う前に、履歴書や職務経歴書を郵送させることが多いため、面接の第一印象を決めるものといっても決して大げさではないでしょう。
特に、中途採用の場合は、職歴について主に話を聞かれることが一般的であり、履歴書はその指標となる資料です。適当に書いたり、ごまかすようなことをせず、これまでの職歴について記載してください。
学校名・会社名・部署名は略さず正式名称で記入する
学校名や会社名、部署名は省略することなく、正式名称で記入しなければなりません。大学であれば、学部学科名まで入れ、会社名の株式会社というところを、(株)と記載しないようにしてください。職歴に関しては、在職中に合併するような場合や、出向するようなことがあった場合は、その旨も記載するようにしましょう。
人事異動により、部署名が変わるということがあった場合は、それも書くようにしましょう。スペースに入りきらない場合は、職務経歴書に詳細を記載するのもありです。
職務経歴書の提出が必要という場合、履歴書については簡潔に要所のみまとめるという方法でも構いません。読み手側に立って書くようにするということを忘れないようにしましょう。
職歴が多くても在籍していた会社は全て記入する
転職が多かったり、在職期間が短かったりすると、それを職歴に記入するかどうか悩むところです。この場合も、履歴書には職歴として記載し、たとえば研修中や使用期間中の退職という場合も、記載するのが一般的です。書きたくないという理由で、職歴をいくつか省略するというようなことをしてしまい、採用後にそれが分かってしまうと、あなたの信用問題となってしまいます。
職歴が多過ぎて書ききれないという人もいるかもしれません。この場合は、行数を多く取ってある履歴書を使ったり、学歴の部分で省略できる部分(義務教育の卒業欄)は省略したりする方法もあります。経歴をごまかすことは、経歴詐称として解雇処分を言い渡されることもあるため、適当に書くということがないようにしてください。
応募職種に関連する職歴は仕事内容も記入する
転職回数が少ない場合は、職歴欄に余裕があるはずです。その場合は、この欄を無駄にすることなく、これまで勤めてきた会社名や部署だけにとどまらず、担当業務や仕事内容といった仕事に関する詳細を記載することをおすすめします。これらは、あなたの自己アピールにもなりますし、履歴書をより内容の濃いものにするためにも効果的です。
業種によっては、仕事がかたちとして残っている場合もあるかもしれません。製品や建物などを取り扱っている場合は、これまでの実績として説明しやすいため、記載しておく方が望ましいでしょう。また、表彰を受けたという場合や、在職期間に昇格したという場合は、それらも記載しておくと、あなたという人がより伝わるはずです。
退職の場合は理由を明記する

履歴書の記載で一番悩むのが、退職についてではないでしょうか。しかし、採用する側としては、退職の理由というのはかなり興味があり、面接時に聞かれることが多いとされています。
よくある退職理由として、「契約期間満了」「会社の業績不振」「一身上の都合によるもの」「結婚のため」「出産のため」「家族の病気のため」などが多いです。一身上の都合による場合、その詳細について質問されるということもあるでしょう。ある程度の回答は準備しておくようにし、答えられないということがないようにしたいものです。
また、在職しながら転職活動をしているという場合は、「現在に至る」と記載し、すでに退職日が決定しているという場合については、「退職予定」と記載します。
自営業や個人事業主から転職する場合
実家や自分が会社経営をしていたという場合は、「解散」と記載します。また、個人事業主として開業届を出している場合は、「廃業」という記載をしてください。開業届を出していないという場合については、「活動停止」という記載が一般的です。
また、実家が農業や商売をしていて、そこで働いていたという場合は、「家業の○○業に従事」と記載するのが一般的です。どのような内容の仕事をしていたのかということについて詳細を補足しておくとよいでしょう。
自営業や個人事業主の場合は、企業側にとって分かりにくいことが多いので、企業側に分かりやすいよう、記載することが必要です。これまでの経験やスキルについては、自営業や個人事業主の場合も会社からの転職と同じで、記載するようにしましょう。
派遣やアルバイトが含まれる場合

派遣社員からの転職という場合も、一般的な転職と同じように、派遣先の会社名と部署名、さらに業務内容を記載するのが一般的です。派遣社員の場合は、様々な派遣先を経験していることは、あなたのスキルをアピールすることにもつながるでしょう。
派遣先が少ないという場合もあります。派遣会社に登録していた年数が少ない場合にありがちなパターンです。この場合も、派遣先の会社名と業務内容は記載するようにしましょう。
もし、これまでアルバイト経験しかないという場合については、アルバイト経験をしっかり記載するようにしてください。それを記載しないと、その間に職歴がないということにもなりますし、アルバイト先で社会保険に加入していたという場合は、遅かれ早かれ企業側に発覚してしまいます。
学歴欄を記入する時のポイント
学歴欄を記載する場合は、いくつかのポイントがあります。これらのポイントを参考にして、学歴欄に記載するようにしてください。
- 入学や卒業の年は、和暦か西暦表記のどちらかに統一するのが基本
- 学歴は高校入学から記載する
- 学校名や学部名、学科名は省略しない
学校を卒業した場合は「卒業」と記載し、大学院の場合は「修了」と記載します。もし、中途退学をしたという場合は、その理由についても簡潔に記載することが望ましいでしょう。
一般的には、「家庭の事情により中途退学」という記載が一般的です。企業側に分からないだろうと、卒業していないのに卒業と記載した場合、学歴詐称となってしまいます。事実は事実として、正直に記載することが、履歴書の基本です。
職歴欄を記入する時のポイント

職歴欄を記載する場合は、いくつかのポイントがあります。
- 会社名は省略することなく、正式名称で記載する
- 入退社の年号については履歴書全体で統一する
- 短期間の在籍だった会社についても記載する
- 応募に生かせる業務内容については、社名・部署名に続けて記載する
- 在職中という場合は、「現在に至る」「退職予定」と記載するのが一般的
- 職歴の最後は、1行下に右寄せで「以上」と記入する
履歴書の職歴について、過去に様々な詐称が行われたことがあるようです。前職の職歴を大幅に伸ばして、空白の期間を作らないようにしたり、手掛けていないプロジェクトを記載したりするというようなこともあります。
これらのことが判明して不合格となるケースがあるため、人事担当者も職歴詐称については、目を光らせているようです。
まとめ
履歴書は基本の書き方が分れば、あとは事実に基づいて記載するだけです。できる限り、きれいで分かりやすい字で書くようにしましょう。ただ、これまでの自分を洗いざらい書かなければならないこともあり、少しくらいごまかしたいという気持ちもあるでしょう。しかし学歴や職歴を詐称することは、採用取り消しになるので、正直に記載するようにしてください。
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