履歴書の特技欄記入例|何も思い浮かばないときの対策
目次
特技を書くことに苦手意識を持つ人は多いです。特技を正直に書くことで、転職に悪い影響を与えないか不安に思っている人もいるでしょう。また、特技がなく何も思い浮かばないケースも多いです。しかし、少し考えて書き方を工夫することで、特技欄は埋められます。苦手意識を持つ必要はありません。
履歴書の特技の欄は何を書くべきか

多くの履歴書には、「特技」の欄があります。そもそも、「特技欄は必要なのか?」という疑問を持ったことがある人は多いでしょう。
また、何を書けばいいか分からない人も多く、「プライベートすぎる特技を書くことには抵抗がある」、「仕事に役立つ特技がない」という悩みを持ちやすいです。そのため、「特になし」と書こうとする人も多いのです。
特技欄は転職活動にはほとんど影響を与えないといえます。しかし、全く意味が無いわけではありません。採用担当者によっては特技欄までチェックしているため、空欄にするのは避けてください。
履歴書に特技欄は必要?
履歴書に特技欄は必要かどうかという疑問に対する答えとしては、「絶対に不必要というわけではない」にとどまるでしょう。
ではどのような意味があるのかというと、応募者の人柄が見えること、面接時に話題が広がることなどが挙げられます。履歴書の多くの項目は、応募者のプロフィールや職歴などが占めており、人柄が見えるものはほとんどありません。しかし特技欄は、唯一応募者の人柄が表れやすい項目だといえます。従って特技欄は、応募者が社風に合うかどうか判断するための情報になっているのです。
さらに、特技が採用担当者の目に留まることで面接時に話が広がります。特技に対して取り組んできたことや実績などを質問されることもあるでしょう。業務に深く関わるような特技の場合は、選考の際の材料として扱われることもあり得ます。
特技欄は転職に影響するか

実際に特技欄に特技を書いたとしても、転職に直接的な影響を及ぼすことはほとんどないでしょう。「特技が珍しいからといってそれだけで合格になる」、「担当者が好む特技ではなかったためそれだけで不合格になる」といったことは考えられません。
ただし、採用担当者の興味をひくきっかけにはなり得ます。人とは違う珍しい特技を記載することで、「特技について詳しく聞いてみたい」と思ってもらえる可能性はあります。合否には影響しませんが、自分自身に興味を持ってもらえるという点においてはメリットです。
もちろん無理に珍しい特技を書いたり、嘘を書いたりする必要はありません。面接時に詳しく質問されて嘘が発覚する恐れがあるので、注意してください。
履歴書の特技欄は「特になし」は避けるべき
履歴書の特技欄は絶対に必要なものではなく、転職の合否に直接影響するものでもありません。しかし、書くことが思いつかないからといって「特になし」と書くのは避けるべきです。
なぜなら、「特になし」と記載することで悪目立ちして、担当者が疑問を持つ恐れがあるからです。「自分の能力をアピールすることができない」とみなされることもあるでしょう。
また、あまり意味がないといっても履歴書に特技欄が存在する以上は、何か書いておく必要があります。「特になし」と書くと、「仕事に熱意が感じられない」と思われる可能性もあります。ありきたりな特技でも問題ないので、せめて1つは記載するのがおすすめです。
履歴書の特技欄の書き方のポイント
特技欄の書き方のポイントは、ユニークなものや仕事に役立ちそうなものを優先的に書くことです。面接官に特技について質問してほしい場合は特に、ユニークなものを書いて興味を持ってもらいましょう。
珍しい特技がない人は、潜在能力が分かるような特技を書くという方法もあります。必ずしも「サッカー」や「ギター演奏」などの単語を書く必要はありません。また、特技欄を書く際は自分の趣味や好きなこと、昔の習い事などを思い出してください。思いつかなければ、周囲の人に聞くとスムーズです。
特技欄に書ける「特技」とは
特技欄に書ける特技は、以下のようなものです。
- ユニークなもの、役立ちそうなもの
- コミュニケーションをとる際に役立つもの
- 潜在能力が分かるようなもの
特技欄で少しでも採用担当者の興味を引きたい場合は、ユニークなものを書くのがおすすめです。たとえば「国名を覚えること」や「フラッシュ暗算」など、どんなことでも構いません。
そこから派生して、仕事に役立ちそうなものを書くのもおすすめです。たとえば、「国名を覚える」という特技について質問された際に、「国名だけでなく人の名前を覚えることも得意です」と話を広げられます。人とコミュニケーションをとる上で人の名前を覚えることは重要なので、役立つ特技として認識してもらえるでしょう。「フラッシュ暗算」も、業務で売り上げなどの計算を行う時に役立ちます。
さらに、潜在能力が分かるようなものも書きやすいです。具体的な特技が必須なのではなく、「どんなことでも楽しめる」や「すぐに気持ちを切り替えられる」といったものでも良いのです。
特技欄の書き方

特技欄を記入する際はまず、自分が経験してきたことや好きなことを思い出します。そうすることで、おのずと得意なことも見えてくるでしょう。「特技」と聞くと、人よりも大幅に能力が高いものをイメージする人も多いですが、少しだけ優れているものや好きで続けていることでも大丈夫です。掃除や早起きなど、特に苦にならず楽にこなせることも特技だといえます。
どうしても思いつかなければ、子どものころに取り組んでいた習い事や趣味を一度書き出してみてください。楽器を習っていたのであれば「ピアノ演奏」などが特技になり得ます。
読書が趣味なのであれば、「本を読んで情報をインプットすること」が特技として書けます。嘘にならない範囲で少し話を広げることも大切です。
自分で何が得意なのか分からなければ、人に聞いてみるのもおすすめです。小さいころからの行動をよく知っている家族や、学生時代に一緒に過ごした友人などに質問しましょう。自分では全く特技だと思っていなかったことが、周囲には特技として認識されているケースもあります。頻繁に評価されることも立派な特技です。
場合によっては特技に補足説明も
特技欄が余る場合やユニークなものを書く場合などは、軽く補足説明を付けると分かりやすくなります。箇条書きで書く場合は括弧を付けて補足説明を入れましょう。
たとえば以下のように書けます。
- フランス語(日常会話レベルのフランス語が話せます。フランス語検定○級に合格しました。)
- 写真撮影(○○コンクールで金賞を受賞しました。得意なのは人物撮影です。)
また、文章で書くという方法もあります。その場合、文章が長すぎると読みづらくなるので気をつけてください。50文字前後には抑えましょう。たとえば以下のように書けます。
- 特技は掃除です。効率よく行うことを意識して、毎朝出勤前にトイレと浴室を掃除しています。
- 4歳から継続して習っており、ピアノが得意です。コンクールへの出場を目指して毎日練習しています。
なお、補足説明は業務に関連づけなくても問題ありません。自分の強みやアピールしたいことを、分かりやすく正直に記載することが大切です。
まとめ

特技欄が直接転職に影響を与えることはありませんが、人柄を判断する材料として使われる可能性は否定できません。従って、空欄や「特になし」と書くことは避けてください。特技がない場合は、趣味として続けていることや子どもの頃に習っていたことなどを書きます。自分に興味を持ってもらいたいのであれば、業務に直接関係ないユニークなものを書いても問題ないでしょう。
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