介護職の派遣の仕事|特徴・内容・求人例
目次
出生数が減り、65歳以上の高齢者の人数は総人口の約3割と、高い水準になっている現代に、介護職は人気のある仕事の一つと言えるでしょう。初心者でも挑戦しやすい介護職は、頑張ってスキルを身に付け、資格取得やステップアップすることも可能な職種です。それでは介護職についてみていきましょう。
介護職の仕事内容
介護職と聞いてイメージしやすいのは、老人ホームや訪問介護でしょう。
同じ老人ホームでも特養と呼ばれる特別養護老人ホームは、介護度の高い入居者様も受け入れているので、技術と経験値が求められます。介護技術を磨き、認知症の方への対応などを身に付けたい人には最適の場所です。有料老人ホームは民間で営業されているため、人事や研修制度・福利厚生など働きやすい環境が整っていますので安心して働けて、質の高い介護スキルを養えるでしょう。介護以外の専門職も配置しているので、医療やリハビリについての知識を吸収できます。また、訪問介護はご利用者様の日常生活をサポートする仕事となり、資格がなく初めて介護職に就く人もチャレンジしやすいでしょう。
介護職は、介護を必要としている人が安心して毎日の生活を送るためのお手伝いをする仕事ですので、責任と共に体力的にもハードな部分が多いですが、やりがいを持って働けます。日々のお世話や介助する中で、コミュニケーションを密に取りながら利用者がいきいきと生活される様子を近くで見られる魅力ある仕事です。
老人ホーム

老人ホームの主な仕事内容として、入居者様が穏やかに毎日の生活を送るための見守りや生活サポート・食事の介助、入浴や排泄など直接触れる身体介助や掃除などがあります。他に口腔ケアやレクリエーションなどホームごとの特色や取り組みに合った仕事がプラスされます。
全てを介護士が行うというよりも、できないことをサポートし入居者ができることはなるべく自分でやってもらいながら、機能の向上や生活の質を上げるイメージでしょう。毎日の生活をお手伝いしていきます。
基本的に介助者は入居者の要介護・要支援に関わらず、自分が担当になった入居者との触れ合いやちょっとした気遣いを大切に、楽しく気持ち良く過ごしてもらえるように配慮します。
訪問介護
訪問介護利用者の自宅にうかがい、買い物や調理・掃除や洗濯などの家事、食事や入浴・排泄などの身体的介助、利用者が通院や銀行などの行政機関に出向くときの付き添い介助があります。
介護度に応じて掃除や買い物のみ、または身体的介助も行うなど、利用者によって違いますが、利用者が自宅でいつも通りの生活を送るための介護として地域に密着した貢献ができる仕事です。簡単な調理も仕事内容に入るので、家事全般を手助けしながら安心して暮らせる環境を作っていけるように、寄り添いながら支援します。
1日に複数の家を訪問するため時間的な制約があり、また利用者ごとの報告書の作成、ケアマネージャーへの報告なども仕事の一部となります。
基本的に夜勤がなく、短時間の勤務も可能なため家庭と仕事の両立や仕事復帰までの段階を踏んだ勤務など、仕事しやすい点も魅力です。
介護職のメリット・デメリット
入居者や訪問介護利用者の毎日の生活に貢献でき、直接の感謝の言葉をいただくことは介護職ならではです。利用者ご家族にとっても介護職員の存在は、負担軽減に役立っています。そんな介護職ですが、体力的にきつい・精神的余裕がなくて辛い・給料が安いなどのイメージがつきまとう仕事でもあります。ではどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
介護職のメリット

無資格・未経験で働き始めても、働きながらステップアップしていくことができます。「介護職員初任者研修」に合格すると身体介護ができるようになるなど、仕事の幅が広がり給料アップの可能性もあります。
その後、3年の実務を積み「実務者研修」を修了すると国家資格となる「介護福祉士」試験資格が与えられ、給料の面で優遇されることも多く、仕事していく上で取得した資格は全国どの地域に行っても生かせます。介護事業所によっては取得者のみ採用するところや、管理職の条件に挙げるところも多いので転職の際に選択肢が広がります。
また、「介護福祉士」を取得した後「介護支援専門員」の資格を取って「ケアマネージャー」に、「社会福祉士」の資格を取得して「ソーシャルワーカー」や「生活相談員」などキャリアを広げていけますので、自分の努力次第ですが将来性のある業界ともいえます。
介護職のデメリット
介護保険制度が始まった2000年頃から急速に広まってきた業界でまだ日が浅く、他業界からの転職や勤続年数が浅い人が多いこともあり、まだまだ報酬と労働が比例していない現状があります。介護職はパートやアルバイトが多いことも給料が低くなってしまう理由として挙げられます。
介護職員の賃金改善を目的とした「介護職員処遇改善加算」が2012年から始まりました。これは、能力や経験に応じた昇給の仕組みを構築した事業所が介護報酬を多く得られよう定めた制度です。この成果として、約90%の事業所では月平均15,000円から40,000円ほど職員の給料がアップしています。介護分野は今後も人手が足りなくなる状態になるであろうことから、政府は介護事業所における勤続10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の公費1,000億円を投じて処遇改善することを発表しました。
介護職に向いている方の特徴

他業種から介護職を目指したい、将来介護の職に就きたいと考えている人の中には、「自分が果たして介護に向いているのだろうか」と不安な気持ちの人もいるかもしれません。おしゃべりが得意でなくても、適性があるかもしれません。ではどんな人が向いているのでしょう。
・聞き上手な人
聞き上手な人は、利用者の思いや気持ちを親身に聞こうとします。コミュニケーション能力が高い人はもちろんですが、口下手でも相手の話を聞いて理解しようとする気持ちがあれば、介護職に向いています。
・思いやりがある人
利用者、施設やホームのスタッフなど、人と人のやりとりが大切になる仕事といえます。介護の仕事はチームワークが欠かせず、一緒に働くスタッフやご家族と接する機会も多くあります。気持ち良く過ごしていただくために、気遣いができて常に相手の立場に立って考え行動する力が求められます。思いやりは介護職に大切な要素といえます。
介護職の仕事の求人例
仕事内容:福島県福島市内の老人ホームでの介護職
食事の準備、衣服の整理、お掃除、歩行のサポートなど利用者の方ができるだけ自立して自分らしい生活を送れるように日々の生活をサポートしていただく仕事になります。
資格:無資格・未経験の方でもOK
『介護職員初任者研修』や『実務者研修』の資格が取れる資格取得支援制度あり
給与:時給950円~ 交通費は全額支給
勤務時間:シフト制で07:00~16:00、11:00~20:00、17:00~09:00
この仕事のポイントは家庭との両立がしやすい点です。週2~の勤務もOKであり、長期休暇も事前に相談すれば取得可能となっています。未経験から介護職を経験してみたいという方におすすめです。
まとめ

介護職は、人とのコミュニケーションや関わりが大切な仕事であると共に、働き方や仕事の幅が広がる将来性を持ち合わせている業界です。これから先、高齢者の方が増えることで他業種からの転職も増えてくることが見込まれます。自分らしく介護を必要とされている方に思いやりを持って接する姿勢を持ち、転職活動に臨みましょう。
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