清掃業の派遣の仕事｜特徴・内容・求人例

清掃業の派遣の仕事をしてみようかなと考えているなら、その仕事内容を種類別にしっかりと把握しておきましょう。ここでは、その仕事の内容だけでなく、特徴や求人例について書いています。清掃業と言ってもその種類は3つに分かれているので、私たちが普段イメージしているものと異なる場合もあるかもしれません。自分はどの仕事が向いているのか、それをハッキリさせた上で求人を探してみましょう。

清掃業の仕事内容

清掃業の仕事内容は、業務清掃員、ビル清掃員、特殊清掃員の3つによって大きく違ってきます。どこで何をキレイにするのか、清掃と言ってもこれらが異なるとやるべきことも変わってくるのです。もし自分が几帳面だと思っても、より大雑把な仕事になるとしたらそれは向いているとは言えなくなります。以下でこの3つの種類の違いを知って、自分に合った清掃員の仕事を見つけてみてください。

業務清掃員

業務清掃員は、家庭が普段出すゴミを回収してくれる人達のことを指します。ですから、窓をぴかぴかにしたり、床を磨くといった作業はありません。ゴミを回収して、道路をキレイにするという役割が業務清掃員なので、どこかを徹底的にキレイにする仕事ではありませんので注意しましょう。ゴミ回収している人の姿は私たちも目にすることがあるので、その作業の一部は知っている人も多いのではないでしょうか。

ゴミ回収することになるので、多少汚くなっても良い格好での作業となります。汚れを気にしない、臭いを我慢できる人が向いていますが、それを気にするのであれば苦行となってしまうため、向き不向きは大きく分かれるのが特徴です。

ビル清掃員

ビル清掃員はその名の通り、ビルを清掃する人を指します。ビルと一言で言っても、オフィスビルもあれば商業施設の中を清掃することもあります。商業施設だと不特定多数の人が集まりますが、オフィスビルなら洗練されたスーツ姿の人しか見かけない場合もあるでしょう。

ビルの清掃は、ビルの中と外に分かれます。中となると、トイレや照明、空調、それから基本となる床や窓などを指します。ビルの中の汚れならどこでもキレイにするのが清掃員の仕事です。ビルの外側の清掃の仕事は、ビルの周辺まで指すこともありますし、屋上や外観のみを指すこともあります。

一定のところをキレイにしたい、掃除することが元から好きだという人にとっては気持ち良く仕事ができる場になるでしょう。

特殊清掃員

特殊清掃員とは、亡くなった方の部屋をキレイにする人を指します。もし自宅で事故や事件、老衰などで亡くなった人がいたら、その体液などをキレイに掃除します。特殊清掃員が使える消臭剤などを使って臭いや菌をなくします。

部屋をキレイにする以外には片付けもします。引き取り手がない場合は遺品となったものを片付け、部屋を元の状態に戻すのです。それが終わればお線香を焚き、亡くなった方を供養することも仕事の一部となっています。

亡くなった方に関わる仕事のため感受性が豊かな人ですと辛いかもしれませんが、その分お給料が高いことがあるので仕事内容と照らし合わせて応募を決めるべきでしょう。供養したいという気持ちが高い人が向いています。

清掃業のメリット・デメリット

清掃業のメリットには、なるべく人と関わらずに済む仕事であることや、年齢不問で雇ってくれるところが多いことなどがありますが、デメリットにはキレイにしようと思ってもなかなか汚れが落ちないことや、時間が少ない中で効率を求められることなどがあります。上記で紹介した3つの種類によっても変わってくるでしょうから、何が自分にとってのメリットになりうるのかをチェックしておきましょう。

清掃業のメリット

清掃業のメリットの1つに、接客が苦手でも働けるというものがあります。仕事をするにあたって何かと人と話す機会が多い職業がほとんどですが、清掃業はその辺りが特殊で人と話す機会がそこまでありません。どちらかというと黙々と作業し、清掃にあたります。ということは、コミュニケーションが苦手な人にとってはうってつけの職業となるわけです。逆に人と話したいという人にとってはデメリットですが、このような接客を伴わない、人とあまり話す必要がない職業は珍しいのでメリットと捉える人の方が多いでしょう。

また、派遣で働いていても正規雇用があるケースが多いので、ここもメリットと言えます。派遣の良さはありますが、社員にしてほしいと思った時に正規雇用として雇ってもらえるなら嬉しい限りです。仕事してみて自分にもできるとわかった時に雇ってもらえるなら、長く続けられそうですし納得がいくでしょう。年齢不問のところが多いので、年を取ってからでも雇ってもらえるのはメリットが大きいと言えます。

清掃業のデメリット

一般的な清掃業のデメリットは、給料が安いことや、体力が必要になることでしょう。その他、汚れがなかなか落ちないことなど、時間がない中で覚えることがたくさんあり最初に戸惑うこともあります。

お給料はやはりどの清掃員になるかで変わってくるため一概には言えませんが、安いところが多く、高収入重視であれば清掃員には向いていません。コツコツと働いて丁寧にキレイにできる人が向いています。清掃は特別なスキルが要らないことからも報酬は低めの設定になっていますが、それに納得できなければ向いていないと言えるでしょう。

体力がいるというのは、頑固な汚れを落とす場合や、床を磨く時に腰に負担がかかることなどから懸念されます。もし腰が弱い人や持病がある人だと少しきつくなり、フロアが広いビルなどの清掃だと厳しくなる時もあるかもしれません。

清掃業が向いている方の特徴

清掃業が向いている人の特徴は、キレイ好きで健康な人や几帳面な人です。キレイ好きであれば掃除自体は嫌ではないでしょうから、仕事をしていて楽しいとすら思えるでしょう。汚れが落ちていく過程を見るのが好きという人や、達成感と満足感で満たされて、周りがキレイになると自分の心までキレイになったと感じる人もいます。そのような人は清掃員に向いています。家の掃除が苦にならない人や、仕事だとスイッチが入ってどこでもキレイにできるという人は一度応募してみても良いでしょう。

健康であることはどの仕事にも求められることですが、清掃となると身体を使うのである程度動いても痛みを感じないくらいの人でなければなりません。仕事することは大切ですが、しかしそれで身体を壊してしまっては元も子もありません。特に腰痛や足などに痛みを持っている人は気を付けましょう。

清掃業の仕事の求人例

では、実際に清掃業の仕事の求人にはどのようなものがあるのか、清掃業に近いお仕事の求人を紹介します。

こちらは、車の清掃に興味がある人におすすめの求人です

主に、レンタカーの清掃や内装のクリーニング、オイル点検やワイパー交換などをする仕事内容になります。給与は時給1050円～で、シフト制の勤務になります。また、店舗間のレンタカーの回送や納車をするため普通自動車免許は必須になります。清掃以外にも車のメンテナンス作業をしたい人にもおすすめです。

まとめ

清掃員の仕事内容について、3種類の清掃員とメリットやデメリットなどを述べてきました。コミュニケーションが苦手な方におすすめの職業といえます。3種類の中から適した清掃員の仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。