医療事務の派遣の仕事|特徴・内容・求人例
目次
今回は、医療事務の派遣の仕事について、その特徴や内容、最後には求人例を紹介していきます。医療事務という仕事をよく聞くという人は多いでしょうが、実は本格的に調べてみないとその仕事内容まで理解できない職業です。今回は、派遣で一度医療事務の仕事をしてみたいと思う方向けの記事です。一度参考にしてみてください。
医療事務の仕事内容
医療事務の仕事内容は、大きく分けて受付業務とレセプト業務の2つがあります。どちらも医療事務なら経験しておいて損はありません。医療事務は特に女性や若い方に人気が高く、その資格が得られる講座などもかなり人気が高いです。しかし、仕事内容を調べずに資格を取っても自分に向いていないと分かった場合、残念ながら就職する機会はないかもしれません。ここでしっかりと仕事内容を把握し、自分にできそうな仕事かどうかをはっきりさせておきましょう。
受付業務

まずは受付業務の仕事内容についてですが、こちらは最初に患者さんと接する仕事になります。つまり、病院の顔ということです。会計をしたり、カルテを作成したり、診察券を発行したりすることが仕事となります。
私たちも病院へ行くと、これらの仕事をしている方を見かけるため、なんとなく仕事のイメージは付くでしょう。
受付業務は事務作業となりますが、患者さんとも触れ合うため接客業とも言えるでしょう。しかし、他の接客業と違う点は、来るのがお客さんではなく患者さんであるということです。お客さんなら来てもらえば嬉しいことですが、患者さんはできれば病院へは来たくはありません。来なくなったのであれば、それは元気になった、回復したということですので、喜ばしいことでしょう。
患者さんは、初めての病院では緊張しています。体調が悪くて思うように身体が動かなかったり、精神的に落ち込んでいたりする場合もあります。そういった方を気遣いながら、仕事をする必要があります。患者さんの体調次第では、ベッドへ案内して待ち時間の負担を減らしてあげるなど、臨機応変な対応が必要です。
レセプト業務
レセプト業務はその名の通り、レセプトの作成から点検、医師への確認、審査支払機関への請求作業になります。
レセプトとは、日本語では診療報酬明細書と言います。私たちが医療機関にかかる時、全額は払いません。若い方なら3割、高齢者なら1割など、支払う金額は少なくなっています。このような仕組みを成り立たせるためには、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金など、審査支払機関と呼ばれるところに請求しなければなりません。この業務をする際に提出するのがレセプトです。
つまり、レセプト業務とは患者さんが自分の年齢にふさわしい金額で医療サービスを受けられるようにする仕事です。全額支払っていたら日本で病気をしてもお金が足りず、医療サービスを受けられないと困窮してしまいます。この仕組みがあるからこそ、病気をしても病院に行って治療することができるのです。これらのことから、レセプト業務はとても大事で責任を伴う仕事であることがわかります。
医療事務のメリット・デメリット

医療事務のメリットには、患者さんが良くなった時に一緒に喜べることなどがありますが、デメリットにはお給料が安いところが多いことなどがあります。
他にも、実際に働いてみるとたくさんのメリットやデメリットがあるのできちんと把握しておきましょう。「皆が良いと言っているから」「医療サービスならなんとなく安心だから」という理由で応募してしまうと、後々こんなはずじゃなかったと思うかもしれません。そうならないよう、メリットとデメリット、自分にとってはどちらが多いかをチェックしてみてください。
医療事務のメリット
医療事務のメリットは、「患者さんの回復を一緒になって喜べること」「フレキシブルな働き方ができること」「自宅近くで職場を見つけるのが簡単なこと」が挙げられます。
患者さんが回復したのであれば笑顔で見送ることができます。お医者さんと話して安心してもらえれば、診察室から出てきた時の顔はまた違ったものになっていることでしょう。最初と最後に患者さんに接するのは受付業務の仕事です。受付業務では、手術するような医療サービスを提供しているわけではありませんが、だからこそ丁寧に、安心してもらえるような接客をすべきでしょう。その時の患者さんからの「ありがとう」という言葉はとても嬉しく、頑張ろうと思える機会になるでしょう。
また、フレキシブルな働き方ができることは医療事務の特権とも言えるでしょう。そのため、子育て中の女性などに人気があります。フルタイムで働かなくてはいけないところが多いなか、派遣の医療事務だと自分の好きな時間をある程度選べる点は良いところです。午前中だけ、午後だけなど選べば、ライフスタイルも決まってきます。
自宅近くで職場を見つけられるというのも、通勤に時間を割きたくない方に向いています。医療事務を求めている職場は身近にたくさんあり、薬局や院内薬局など、病院の近くにあるためすぐに見つかることがメリットです。
医療事務のデメリット
医療事務のデメリットには、「給料が安めのところが多い」「資格の勉強が必要になる」などが挙げられます。
給料は、誰しも低いより高い方が良いでしょう。この点は少しやりがいをなくしてしまうところでもあります。専門的なことをするにもかかわらず、それに見合った報酬ではないのではないかと不満を漏らす方もいるでしょうが、フレキシブルに自宅近くで働く代わりに、給料が少ないことを大丈夫と思えるかどうかがポイントになってきます。
また、資格の勉強が必要となるため、未経験でもOKというわけにはいかないのが医療事務です。未経験で分からない状態では、患者さんを待たせてしまいます。ただでさえ体調不良の時に来ているため、待たせてしまった場合はクレームに繋がってしまいます。
医療事務に向いている方の特徴

医療事務に向いている方の特徴は、コミュニケーション能力が高い方や、思いやりがある方です。
コミュニケーション能力は、事務仕事とはいえ、患者さんと会話することが多いため、最低限なくてはならないものです。特に病院には高齢者が多く訪れるため、たわいもない会話ができたり、はっきりと聞きやすい声で話すことができたりするスキルを求められます。
また、思いやりをもって誠心誠意対応する気持ちを持っていないと、医療現場ではやっていけないとも言えるくらい大切です。身体が不自由な方や、高熱で待っていることすらつらそうである状態の方に対して、思いやりを持って接する必要があります。
医療事務の仕事の求人例
では実際に、医療事務の仕事の求人はどのようなものがあるのか見ていきましょう。
医療機関での経験が浅い人でも応募できるおすすめの求人です。
主に、患者の受付対応やカルテの内容の入力作業、医療費の会計などの仕事内容になります。給与は、時給1050円~1100円で週5日勤務の日曜日と祝日がお休みになります。また、急な休みでも柔軟な対応をしてくれるため、子育てと両立させたいひとにもおすすめの求人になります。先輩職員がしっかりサポートしてくれるため安心して業務をスタートすることができます。
まとめ

医療事務の派遣の仕事はいかがでしたでしょうか?自宅付近でフレキシブルに働ける点は、家事や介護、育児などが必要な方にとっては嬉しいことですし、資格を取ってしまえば今後かなり有利に働くでしょう。転職をするかもしれないという場合は一度考えておくべきです。一方、もっと高いお給料が欲しい、未経験から働けるような、資格の必要のないところが良いという場合は向かないので注意しておきましょう。
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