コロナ禍の派遣の顔合わせの注意点
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雇用形態には、正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトなどさまざまな選択肢がある中、派遣の仕事に興味がある場合には派遣会社へ登録しておくことがおすすめです。何故ならば、派遣の仕事は登録者にのみ紹介されるためです。派遣登録には、派遣会社が主催する登録会(顔合わせ)に参加する必要がありますが、新型コロナウイルスの影響から登録会でのコロナ対策などが懸念されます。
派遣の顔合わせは2種類

派遣社員として就業するためには、事前に派遣登録(顔合わせ)が必要になります。
派遣登録会は基本的に予約制となるため、派遣会社のHPから予約するか、直接電話で申し込みましょう。派遣会社のHPから予約する場合は、希望する日時を選択し、氏名や年齢、性別、電話番号、メールアドレスなどのプロフィールを入力します。その後、派遣会社からメールか電話で連絡が来れば予約は完了です。派遣登録は無料で行え、派遣登録会の種類は「来社する」、「オンライン面談」の2種類があります。この2つの方法には、それぞれにメリットとデメリットがあります。下記で詳しく説明していきますので、参考にしてください。
来社による顔合わせ
派遣会社としては、対面での顔合わせを行って、人柄やスキルを確認したいという思いや、来社してくれた方がフォローもしやすいことから、来社を必須としているところもあるようです。
オンライン面談では、ネット環境はもちろん、カメラ付きのパソコンやスマホ、ラグの少ないスムーズな通信環境も求められます。しかし、来社による顔合わせならカメラ付きパソコンやスマホなどの機器や環境がなくても問題ありません。
対面で顔を合わせる為、服装や話し方、人柄という部分がより詳しく把握され、求職者に合った求人を紹介されるというメリットがあり、来社登録をしたその場で仕事の相談ができ、仕事を紹介してもらえる場合もあります。
他にも「本人確認書類や顔写真のアップロードの手間がかからない」、「タイピング速度などのスキルチェックを来社したその場で受けられる」、「スキルチェックを行う場合、家でやるより集中できる」、「派遣会社の雰囲気がわかりやすい」などのメリットもあります。
逆に、住んでいるところの近くに派遣会社の登録拠点がなかったり、遠く離れているために赴くのに時間と交通費がかかってしまったり、登録に行く時間を確保するのが難しい、派遣登録会に行くことが面倒などのデメリットもある為、注意しましょう。
オンライン面談

近年、ネット環境が整備されるのに伴い、人材派遣業界ではWEB登録しオンラインで面談することが増えています。現在では、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、外出自粛要請や在宅勤務(テレワーク)というワードも頻繁に耳にするようになりました。来社不要のオンライン面談であれば派遣会社まで足を運ぶ必要がなく、場所にとらわれずに自宅や外出先などでスマホやPCを使って登録することができます。オンライン面談の顔合わせ前に情報を登録できる派遣会社もあり、面談時間を短縮できる場合もあります。
他にも、来社不用でリラックスできる環境の中で顔合わせを行えるため、あがり症な人や人見知りをする人でも自分の意見を話せたり、スキルチェックに集中できたりなどのメリットがあります。
逆に「顔写真や本人確認用書類などをアップロードする手間がかかる」、「スキルチェックできる環境や機器(テンキーなど)がない場合、希望する仕事によっては結局来社が必要になる」、「オンライン登録できる派遣会社が限られている」、「派遣会社の雰囲気がわかりづらい」などのデメリットがあります。また、オンラインでの顔合わせを自宅で行う場合には、家具や雑貨の配置などにも気をつけ、余計なものが画面に入らないよう配慮が必要です。
このような現状の中、派遣の職場見学(お顔合わせ)の場においてもオンラインで実施している派遣先が増えています。派遣会社だけではなく派遣先企業とも顔合わせが可能であるため、新型コロナウイルス終息後も職場見学がオンラインで行われることが主流になる可能性があります。
顔合わせの注意点
派遣会社にとっての顔合わせは求職者がどういった人物なのか、どのようなスキルを持っているのかなどを知る機会です。また、どう働きたいのかどんな仕事をしたいのかを相談し、仕事を紹介してもらう場でもある為、求職者にとっても重要な場面となります。顔合わせには来社による顔合わせと、オンラインでの顔合わせがあり、それぞれに注意点があります。
来社による顔合わせの注意点

派遣会社の顔合わせでは、仕事スキルや経歴以外に人柄も見られています。来社による顔合わせの場合、特に注意するべきことは以下の通りです。
- 服装や持ち物
- 遅刻や無断欠席
- 失礼のない言葉遣い
- 嘘をつかないこと
来社による顔合わせに参加する時の服装は、男女ともにスーツかオフィスカジュアルが無難です。事務や受付業務など、オフィス系の仕事を希望する場合には、スーツで臨んだほうがよいでしょう。ラフすぎる格好や、清潔感のない格好は好ましくありません。
顔合わせの場合、本人確認書類や履歴書などの重要な書類、印鑑、キャッシュカード、通帳などを忘れずに持参する必要があります。来社した後になって忘れ物に気づき、慌てることにならないために、きちんと事前に準備をしておきましょう。
遅刻や無断欠席は、最も避けなければならないことです。求職者が顔合わせのために準備しているのと同じように、担当者も顔合わせのためにさまざまな準備をして、時間を確保しています。万が一、遅刻をする時や来社できない時には、早めに連絡を取り、正直に遅刻や欠席の理由を話すことが重要となります。この時、タメ口や乱暴な言葉を使ってしまうと悪い印象になってしまう為、ハキハキと聞き取りやすい声で敬語を意識しましょう。対面時には笑顔で明るく話すことで相手への印象も良くなり、コミュニケーションも円滑になります。
また、経歴や趣味などをアピールする時や遅刻の理由、欠席の理由などを話す時に嘘はつかないでください。嘘がばれた時、平気で嘘をつく人だという印象を与えてしまい、信用がなくなります。
オンライン面談の注意点
近くに登録所がないなどの問題があっても来社の必要がなく、交通費もかからないオンライン面談は、手軽でメリットも多くなっています。オンラインによる面談の場合、特に注意するべきことは以下の通りです。
- 情報を丁寧かつ正確に伝える
- カメラの設置
- 目線
- 服装
情報を正確に伝えるためには、来社しての面談だけでなくオンラインでの面談においても、ハキハキと聞き取りやすい声で嘘なく敬語で話すことが重要です。オンライン面談が始まる前に、時間に余裕をもって準備を整えておくことはもちろんですが、タイムラグを少しでも避けるため、Wi-Fiのフリースポットは避け、有線LANケーブルを接続できるパソコンを使いましょう。
カメラは揺れないよう固定し、顔があおり気味に映らないように高さを調節します。最近のカメラは高性能で映る範囲も広くなっている為、家具や雑貨などが映り込まないよう、注意が必要です。オンライン面談の場合、どうしても視線は画面に向いてしまい、目線が下がってしまう傾向にある為、目線を上げてカメラのレンズを見るように心がけましょう。また、自宅でのオンライン面談であっても、上下きちんとした服装で臨みましょう。
まとめ

派遣の仕事は登録者のみに紹介されるシステムになっている為、より良い仕事を見つけるためには複数の派遣会社に登録することも大切です。来社による顔合わせとオンラインでの顔合わせには、それぞれにメリットとデメリットがある為、自分に合った方法を選択し求職活動を進めましょう。
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