派遣は自由度が高い?派遣社員のメリット・デメリットを解説
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柔軟な働き方をするために派遣社員として働くことを検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、派遣社員という働き方には自由なイメージだけではなく、非正規雇用である点に不安を持つかもしれません。派遣社員という働き方にはメリットやデメリットがあるので、それらを理解しておくことが重要です。今回は、派遣社員のメリット・デメリットや、派遣社員と正社員・契約社員の違いについて解説します。
派遣社員のメリット
様々な働き方を選べる現代社会において、派遣社員という働き方も選択肢のひとつです。2020年4月に改正された労働派遣法により、正社員と派遣社員の待遇差が解消されるようになったため、派遣社員を選択する人も増えています。派遣社員は自分らしく働きたい人にはぴったりの働き方であり「自分が仕事に合わせる」のではなく「仕事を自分に合わせる」ことができるのが特徴です。そんな派遣社員には、以下の5つのメリットがあります。
- 自由度が高い
- 仕事が選べる
- 残業が少ない
- 様々な職場で様々な経験を積むことができる
- 派遣会社のサポートが受けられる
自由度が高い

派遣社員のメリットとして、自由度が高いということが挙げられます。派遣会社に登録する際に、自分の希望条件などを自由に設定することができ、派遣元の会社が自分の条件に合った派遣先の会社をピックアップしてくれます。
派遣社員は、自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる点で自由度が高い働き方だと言えるでしょう。また、正社員として負うような責任がないのも自由度が高い要因のひとつです。
仕事が選べる
転職などによって、自分が培ってきたキャリアを活かした仕事を選べるのも派遣社員のメリットです。派遣元会社に登録する際には、自分のキャリアに見合った条件などを設定することができます。そうすると、キャリアを活かせそうな会社を派遣元会社がピックアップしてくれます。もし何らかの専門性があるのであれば、その専門性に合わせた時給の高い仕事を選ぶことも可能です。自分のキャリアや希望に合わせて仕事内容や職場を選ぶことができるのは、派遣社員ならではと言えるでしょう。
残業が少ない
派遣社員の業務時間は、朝9時~夕方5時までなど、契約によって決められており、残業がない仕事が多い、というメリットがあります。派遣社員の雇用契約は時給単位での契約になることが一般的なので、派遣先の企業側も派遣社員には残業させないことが多いです。残業が少なければ仕事とプライベートを両立しやすいでしょう。
様々な職場で様々な経験を積むことができる
色々な職場や企業を通じて、自分のキャリアを築き、様々な経験を積めるのも派遣社員のメリットです。正社員と異なり、多くの職場や企業で仕事ができる派遣社員は、企業ごとに様々な経験を積むことができ、正社員として入社するのが困難な大企業で働くこともできます。正社員のようにひとつの職場に縛られることがないので、知識の幅を広げることもでき、視野を広げることも可能です。
派遣会社のサポートが受けられる

派遣社員と派遣元の会社は二人三脚の関係であり、長期的なキャリアプランを相談できるなど派遣元会社のサポートを受けられるのも派遣社員の大きなメリットです。また、仕事の悩みを派遣元会社に相談できるので、派遣先の職場での人間関係に悩まされることはありません。正社員の場合、職場での人間関係から仕事の悩みを上司になかなか相談できないこともあります。しかし派遣社員なら、派遣元会社が、派遣先の会社との間に入ってサポートしてくれるので、人間関係に悩まず仕事に集中することが可能です。
派遣社員のデメリット
自分のライフスタイルに合わせて、働き方を調整しやすい派遣社員には、メリットだけではなく、デメリットもあります。派遣社員という働き方にどのようなデメリットがあるかを理解しておくことは非常に重要です。派遣社員のデメリットとしては、以下の3つがあります。
- 同じ職場では3年までしか働けない
- スキルによる給料の差が大きい
- 社会的地位が低く見られることもある
同じ職場では3年までしか働けない
派遣社員が派遣先の職場で働き続けたいと思っても、同じ派遣先で働けるのは最長で3年間です。派遣期間は派遣元会社と派遣先の会社の間に決められるため、場合によっては3年に満たず、雇用主の意向によって契約更新されずに同じ職場で働けないこともあります。
3年後にも同じ職場で働き続けたい場合、派遣先会社に直接雇用してもらう方法もありますが、ハードルは低いとは言えません。基本的に派遣社員は同じ職場で3年間しか働けないという不安定な雇用形態は、安定して働きたいという気持ちがある場合にはデメリットだと言えるでしょう。
スキルによる給料の差が大きい
スキルが必要な専門職の場合は給与が高くなりますが、一般的に派遣社員は正社員よりも給料が低くなる傾向にあり、その点はデメリットです。専門職でない一般職の場合、業務内容が正社員とほぼ同じであることが少なくありませんが、正社員との給料格差が生じます。このような待遇差を埋めるために2020年4月に労働派遣法が改正され、同一労働同一賃金が進んでいるので、徐々に待遇差は埋まりつつありますが、スキルによって給料の格差がある点はデメリットだと言えます。
社会的地位が低く見られることもある
派遣社員は、周囲から「正社員雇用されなかったから派遣社員として働いている」と捉えられることもあり、社会的地位が低く見られることもあるのがデメリットです。周囲の視線が気になることもありますし、特にプライドが高い人にとって派遣社員という働き方はストレスになる可能性があるので注意しましょう。派遣先の会社の考え方にもよりますが、社会的地位という観点から、責任ある仕事を任せてもらえないこともあります。
派遣社員と正社員・契約社員の違い

派遣社員と正社員・契約社員は、働き方や雇用の安定性などに違いがあり、それぞれの違いを理解した上で働くことが重要です。3種類の雇用形態にはどのような違いがあるのかよく知らないという方も多いのではないでしょうか。派遣社員と正社員の違い、派遣社員と契約社員の違いについてしっかり理解して、派遣社員として働くかどうかを決めることが大切です。
派遣社員と正社員の違いは「雇用期間」「福利厚生」
派遣社員と正社員の違いは、雇用期間と福利厚生の2つです。派遣社員の雇用形態は雇用契約によって決められた有期雇用となり、必要に応じて契約更新をしていきます。正社員の雇用期間は基本的に無期雇用なので、自分から退職しない限り同じ職場で働き続けることができます。また、派遣社員は派遣先会社の福利厚生を利用できない場合があることも少なくありません。ただし、同一労働同一賃金の考え方により、福利厚生については差が解消されつつあります。
派遣社員と契約社員の違いは「雇用主」
派遣社員と契約社員の違いは雇用主との関係にあります。派遣社員の雇用主は派遣元の会社ですが、契約社員の雇用主は勤務先企業であり、契約社員は勤務先企業と直接雇用を結んでいるのです。また、派遣社員は時給制であるのに対し、契約社員は月給制であることが多く、給与体系も異なります。派遣社員と契約社員は、同じような業務内容となることも多いですが、雇用主に違いがある点に注意しましょう。
派遣社員に向いている人の特徴

派遣社員に向いている人には以下の4つの特徴があります。
- 自由度が高い生活を送りたい人
- プライベートを充実させたい人
- 生活に合わせて仕事の時間を調整したい人
- 様々な仕事に挑戦したい人
- 自由度が高い生活を送りたい人
自分で働き方を決めて、自由度が高い生活を送りたい人には派遣社員はおすすめです。勤務条件の設定を細かくして、自分に合った仕事をしたい人は自由度が高い派遣社員として働くと良いでしょう。
・プライベートを充実させたい人
残業はほぼ無しでプライベートを重視したい人も派遣社員という形態が働きやすいでしょう。仕事とプライベートのメリハリをつけたいなら、自由度の高い派遣社員がおすすめです。
・生活に合わせて仕事の時間を調整したい人
自分のライフスタイルに合わせて仕事の時間を調整したい人も派遣社員という働き方はマッチしやすいです。正社員と異なり、必ずしもフルタイムで働かなければいけないわけではないので、時短勤務をしたい人にもおすすめの働き方だと言えます。
・様々な仕事に挑戦したい人
1つの仕事に捉われず、様々な仕事に挑戦したい人は派遣社員としていろいろな会社で働くと視野が広がります。コミュニケーション能力が高く、新しい環境にも順応できる人も派遣社員として働きやすいでしょう。
まとめ

働き方が多様化している現代社会において、自分の生活や価値観に働き方を合わせやすい派遣社員は、選択肢のひとつだと言えます。ただし、派遣社員にはメリットばかりではなく、デメリットもあるので、それらを理解した上で働き方を選ぶことが重要です。派遣社員は自分のペースで働くことができるので、仕事とプライベートを両立したい人に合った働き方だと言えるでしょう。福島県内での仕事を検討しているのであれば、派遣社員も選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。
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