派遣男性の恋愛｜偏見の理由と対処方法

派遣社員として働く場合、特に気をつけなければならないことはあるのでしょうか。事前の研修などで、働く心得や就業先の特徴や規則などを派遣会社から説明を受けることになります。その際、よく起こるトラブルとしては、勤務態度や職場の人間関係、そして職場恋愛などに関連するものが挙げられます。

トラブルに巻きこまれず、気持ちよく働くためにはどうすればよいか考えてみましょう。また恋愛する上でのポイントなどもご紹介します。

派遣男性でも恋愛対象になる

現在は雇用形態が多様化しているため、必ずしも正社員である必要はなくなってきています。正社員として働くことが難しかった人もいれば、働き方に利点を感じて派遣社員を選んだ人もいます。職場において、自分の立場をしっかりと理解して仕事をこなしていれば、何の問題もありません。職場恋愛は個人の自由ですが、職場規則を守るということが必然です。

派遣社員においては、結婚前提のお付き合いの場合、雇用が安定しているかどうかを考えると正社員に比べて厳しいところもあるかもしれません。しかし、有利になる資格をとったり、キャリアアップしたりすることができます。

正社員が当たり前ではない時代

なぜ、正社員が当たり前ではない時代なのでしょうか。

勤務体制が多様化する中、企業は正社員の数を減らして派遣社員を多く雇用するようになっています。そのため、以前は正社員が多数を占めていた職場に、多くの派遣社員が見られるようになりました。

このように雇用形態が多様化したことにより、現在では正社員にこだわる必要がなくなり、派遣社員やアルバイトなど、さまざまな働き方に対して抵抗なく受け入れることができるようになってきました。

また、女性だから家のことをするという今までの固定観念にとらわれる必要がなくなり、共働きが当たり前になっています。女性の社会進出が進み、働きに出ることが増え、女性でもキャリアアップを目指せる時代となっているのです。女性の上司のもとに、男女関係なく正社員や派遣社員がチームとなって働いている場合もあります。

また、現代の日本では正社員になること自体が難しいとも言われており、正社員になれてもリストラにあうリスクもあります。今までは就業規定で副業を禁止している企業が多かったのですが、最近では副業を認める企業も増えています。正社員だから、派遣だからと雇用形態で決まっているわけではなく、働く企業の就業規定によって副業が認められているかが変わるため、確認をしておくようにしましょう。

そういった副業解禁の流れがあるため、あえて正社員ではなく、時間の融通が利きやすく、選択肢の多い派遣社員を選ぶ人も増えてきています。世間的にも副業について柔軟に対応するという風潮が広まっていることもあり、副業をしたいと考えている方も増えてきているのです。

派遣社員という働き方に偏見がない

現代社会においては、派遣社員という働き方に偏見がなくなってきています。一昔前であれば、正社員になって一人前というような風潮がありました。また、世間的にも派遣社員が少なかった時代です。しかし、雇用形態の変化により、最近では派遣社員として働く人が増えつつあります。

派遣会社においても条件的には正社員とあまり変わらなくなってきています。そのため、あえて正社員であることを望まない人も多くいます。最近は、同一労働同一賃金ということで、給料も正社員並みとはいきませんがかなり改善されており、ポジションや役割も正社員とほぼ変わらなくなってきています。仕事する能力があり、与えられた仕事をきちんとこなすという点においては、社員も派遣社員も変わりありません。夢や将来の目標のために、正社員を選ばず自由度が高い派遣社員を選ぶ人もいます。正社員でいると資格を取る時間などがなかなか取れませんが、派遣社員なら時間の融通が利くということで、選ぶ人もいるのです。

また昨今、女性も夫の収入に頼ることなく自立している方が多く、恋愛相手に収入や安定性よりも相性や趣味が合うか重視してお付き合いされる方も多いでしょう。ほかには、結婚相手として考え、協力して家庭を一緒に作っていけるかみている方もいます。

社内恋愛の注意点

派遣社員として働く場合、注意しておきたいことは職場の人間関係です。一つの場所に長くとどまる場合もあれば、更新せずに短期間で次の職場に行ってしまう場合があります。よい雰囲気のお相手がいたとしても、知り合う期間が短いために恋愛へと発展しない場合もあります。

また短期間であるからといって、周りの人との関係をこじらせていいわけではありません。時には恋愛をすることもあるでしょう。しかし、周りとトラブルを起こすことなく契約期間を終了するためにも、就業規則をしっかり確認することが必要になります。守秘義務があることはもちろん、職場恋愛に関する規則がある職場もあるため、事前にしっかり確認しておくことが大事です。

仕事への影響

たとえ職場恋愛についての規則がなかったとしても、公私混同してはいけません。優秀な派遣男性であっても、仕事に影響を及ぼすようなことがあれば、継続が難しくなってしまいます。派遣社員は派遣会社から就業先に出向くため、就業先の会社が問題があると判断した場合はいくら仕事ができても続けられない可能性があります。派遣社員当事者もそうですが、意中の相手が同じように仕事中に注意力が散漫してしまったり、明らかに業務に支障をきたしてしまったりすることもあり得ることです。また、派遣社員同士のトラブル、派遣会社間のトラブルにも発展しかねません。正社員であれば許されることも、派遣社員では問題になってしまうこともあるでしょう。

社会人としての自覚をもって、規則をしっかり守り働くことが大切になります。

規則を確認

派遣会社や就業先によっては、社内恋愛自体が禁止されているところもあります。理由は上記に述べたように、公私混同してしまう可能性を考慮しているからです。派遣先が社内恋愛禁止かどうかを就業時に確認することも必要になってくるかもしれません。

もし見つかった場合は、契約が取り消しになってしまう可能性もあります。希望の職場が見つかったとしても、規則に違反してしまえば辞めざるを得なくなります。社内恋愛に限らず、規則を守って仕事をするということは派遣社員として当然のことです。

規則を読んでもわからない場合は派遣先にきちんと確認しておくとよいでしょう。

派遣男性の恋愛ポイント

派遣社員であっても正社員であっても、恋愛をすることは自由です。自分自身がやっている仕事に自信を持って励む人に対して、女性は恋愛感情を持つでしょう。仕事だけではなく、その人が周りの人に与える印象も大切であり、夢や希望を持って仕事に取り組む姿勢も大事になってきます。仕事には真摯に取り組むようにすれば、女性の方から恋愛をしたいとアプローチされるかもしれません。自分と相性の良い人とめぐり逢うチャンスもあるでしょう。

しかし、派遣男性は正社員と違い同じ場所に長くはとどまらないため、本当の姿がわからずお付き合いしてしまうと失敗することもあります。女性の中には結婚したら仕事を辞め、専業主婦になりたいと思っている人もいます。その場合、夫の収入だけで生活をすることになるため、高収入の男性でなければ生活が苦しくなるというのが現状です。

あらゆる面で価値観が同じである女性かどうかを見極める目を持っておかなければなりません。

まとめ

雇用形態が多様化する現在、派遣社員として働くのであれば心得ておくべきルールをしっかり確認しておきましょう。

そのためには、与えられた仕事をきちんとこなす、就業規則をきちんと守るという大前提があります。恋愛をすることは自由ですが、社会人として自覚を持ち、周りに迷惑をかけずに仕事をきちんとこなすことが重要といえるでしょう。