結婚式に派遣先の人を呼ぶ?
目次
派遣社員として働いていて、結婚することが決まった場合、結婚式に誰を呼ぶのか悩んでいる方は多いようです。派遣元、派遣先のどちらを優先するべきなのか、招待客を選定する上で注意するべきことは何か、他にも気になる点はたくさんあるのではないでしょうか。
こちらの記事では、結婚式に派遣先の人を呼ぶべきなのか、誰を優先してゲストを選ぶべきなのか、他にも派遣社員と結婚について気になることを解説していきます。派遣社員として働いている方は、ぜひチェックして参考にしてみてください。
結婚式に基本的には派遣元の方を呼ぶ

結婚式を行うことになった場合、身内だけで小規模に式を挙げるということでなければ、職場の人を呼ぶのが一般的かもしれません。その場合、自分が派遣社員であれば雇い主は派遣元になるため、まずは派遣元の上司を呼ぶのが筋になります。
毎日働く派遣先でも、直属の上司によくしていただいていたり、仲良しの同僚がいたりする場合は自身で選んで招待することは可能です。その場合でも、まずは派遣元の方から声をかけるようにしましょう。
自分が派遣社員で、どこまで呼んでいいのか線引きが難しい場合は、いっそのこと職場の方を全く呼ばないというのも一つの手です。その場合でも「身内のみの式を挙げることになりました」というような報告は必要でしょう。
派遣元の方でも派遣先の方でも、どこまで呼ぶのかというのは悩みやすいものです。同じ部署、同じプロジェクト、など誰がみてもわかりやすい理由で選定することがトラブルを避けるポイントとなります。
結婚報告はすること
もし、結婚するけれど結婚式は挙げない場合や、結婚式に職場の方を招待しない場合でも、さまざまな理由から結婚報告は必須となります。以下の点が大切なので、チェックしておきましょう。
- 公的な手続きが必要
- 職場に影響がある
- 派遣元から先に報告する
結婚したということをわざわざ職場で話したくない、と特に派遣先と深く繋がっていないという方は思うかもしれません。しかし、制度として結婚したことを報告するのは大切なことだということを下記で詳しく解説していきます。
公的な手続きが必要

結婚をするというのは、すなわち婚姻届を役所に提出することを指します。そして法律上の夫婦となれば、片方は名字が変わる方が多いでしょう。
しかし、仕事をする上では旧姓のまま働くという方も多いかもしれません。それでも年金や税金などさまざまな場面で新姓が必要となるため、会社でも名義変更をしなくてはいけません。
もし結婚したことを内密にしていると、後々名義変更をしていないことで会社に迷惑をかけてしまうことになります。
また、ここまで書いたのは名字が変わる側の問題点についてでしたが、名字が変わらないからといって報告しないと損をすることもあります。結婚したことをきちんと報告しておくことで、配偶者控除を受けられる場合もあります。
独身から既婚になったことで必要となる手続きを会社とすり合わせておくためにも、結婚したことをしっかりと報告しておく方が安心でしょう。
職場に影響がある
結婚をすると、結婚式や新婚旅行、さらに先を見れば妊娠・出産など職場に影響のあるイベントが増えることが予想されます。もし、結婚を機に寿退社をしようと思っている場合は特に、きちんと結婚したことを報告する必要があります。
いくら派遣社員だからといって、一緒に職場で働いているのであれば迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。急に休みがほしいといわれた場合、結婚することを知っているのと知らなかったのとでは心持ちも違うでしょう。
周りを巻き込む可能性があることは、きちんと報告や相談をしておくことが仕事をする上でのコミュニケーションで必要なことだと考えられます。
また、そのようなコミュニケーションをしっかりと取れている方が結婚報告をした時、周りの方にたくさん祝福の言葉をかけてもらえるかもしれません。
派遣元から報告する

派遣社員の方は、派遣元と派遣先の両方に直属の上司がいることも多いですが、この場合は派遣元の上司に先に報告するのが正解です。なぜなら、派遣社員にとって雇用契約があるのは派遣元だからです。
まず派遣元へ報告をし、その後に派遣先の上司、先輩、同僚という順に話すようにしましょう。派遣先ではまず直属の上司に相談して、その後どのようなタイミングで周囲のメンバーへ報告するかを相談してみてもいいかもしれません。
自分から報告するのではなく、社内で決められた報告のタイミングがあることも考えられます。朝礼で報告するなど、その会社のこれまでの流れに則って報告する必要があります。
同僚や先輩と仲が良く、話の流れで結婚することを話してしまった、ということもあるかもしれません。そして、これで噂が広まってしまい、上司へ報告する前に耳に入ってしまったなんてこともあるかもしれません。
それは、上司にとって気持ちのいいことではない可能性があるため、もし仲の良い先輩や同僚に先に話してしまった場合は、まだ報告前だから内緒にしてほしい旨を伝えておくのが大切です。
結婚式は職場の招待客を減らす
派遣社員として働く方は、なるべく職場の招待客を減らす方が無難なケースが多いです。なぜなら、結婚式でたくさん人を集める=ご祝儀稼ぎと捉える方もいるからです。
それほど深い仲ではない職場の方をお呼びしてしまうと、お祝いしてくれる気持ちよりも「ご祝儀を払わされた」と思われてしまうこともないとは言えません。そんなつもりはなくても、そのように捉えられてしまうと残念なものです。
親しくしていて祝福してくれる方なら当然呼んでも問題ないですが、そう思ってもらえるかどうかをしっかりと見極める必要があります。
また、立場としては絶対に呼ぶ必要がある上司や、呼びたいと思っている同僚など、招待するかしないかによって関係がこじれないかどうかということも大切です。
結婚式の招待は慎重に検討しよう

ここまで解説した通り、結婚式を挙げる際のゲストの選定はトラブルの元になりやすいため、慎重に検討する必要があります。
派遣社員の方でも、職場の方と深い繋がりがあったり、正社員と同じように信頼関係を築けていれば問題ありませんが、まだ働いて日が浅かったり、それほど深い関係になれていなかったりする場合は、特に気をつけて検討しましょう。
さらに言えば、結婚式の招待客は新郎と新婦で人数をだいたい揃える傾向にあるため、そちらのすり合わせも必要です。いくら新婦がたくさん職場の方を呼びたいと思っても、新郎が呼ばないと決めたら合わせなければいけません。
この考え方は昨今では薄れてきているようで、それぞれで決めた人数を呼ぶという新郎新婦も多いようですが、もし人数の差が気になるならテーブルの数を揃えておくという方法もあります。
さまざまな面で慎重に検討する必要のある結婚式の招待客ですが、派遣社員という難しい立場でも、派遣先や派遣元で親交を深める気持ちがあれば誰を招待しても喜んでお祝いしてもらえるでしょう。
まとめ
こちらの記事では、派遣社員として働く方が気になる結婚式のことについてまとめました。正社員として働いていても、職場に関係する人は誰を招待すればいいのか、悩みの種になりやすいことです。派遣元と派遣先がある派遣社員の方は、なおさらでしょう。
派遣社員として通すべき筋は、まず派遣元から報告することです。そこから、派遣先の上司、先輩、同僚と報告していくのが正解です。もし、どうしても選び切れないというのならば、いっそのこと職場関係は呼ばないとした方がすっきりするかもしれません。
ご祝儀集めだと思われないように、信頼関係が築けているかをしっかり判断して招待するように心がけましょう。
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