派遣会社から結婚祝い金はもらえる?金額相場とは
目次
派遣社員として働いていて結婚を決めたとき、派遣会社から結婚祝い金はもらえるのかどうか、気になる方も多いでしょう。正社員として雇用されている場合には、福利厚生の1つとして結婚祝い金がもらえる場合がほとんどです。ある調査によると、97パーセント以上もの企業で支給されていました。では派遣社員の場合はどうなのでしょうか。ここでは、派遣社員の結婚祝い金について紹介します。
祝い金の相場

結婚祝い金がもらえるかどうかは、派遣会社によっても対応が異なります。しかし、結婚祝い金を支給している派遣会社は、まだまだ少ないのが現状です。大手の派遣会社では、結婚などの慶事やお葬式などの弔事の際には慶弔金が支給されることがあるようです。また、派遣会社によっては、ウエディングドレスや式場などの費用を割引価格にしてもらえる場合もあります。派遣会社に直接問い合わせてみるのもよいでしょう。
また、派遣会社の中には、結婚祝い金だけでなく出産祝い金も支給しているところがありました。
【A社】
結婚祝い金 | 5万円 |
出産祝い金 | 5万円 |
※ただし1年以上雇用保険に継続して加入している方が対象
この派遣会社は、結婚祝い金と合わせて5日間の有給休暇を支給しています。このように、ごく一部の派遣会社では派遣社員の福利厚生などの待遇についてもしっかりと配慮しています。もし転職を決める際には、派遣会社の福利厚生面についても比較し検討することをおすすめします。
まだまだ結婚祝い金を支給してくれる派遣会社は少ない社会ではありますが、パートやアルバイトなどの非正規雇用社員を雇用している会社も同じでしょうか。調べてみたところ、20パーセントほどの企業は支給しているようです。ただし支給対象者になるためには、勤続年数などの条件をクリアしなくてはいけません。
祝い金が出なくても結婚報告をすること

結婚祝い金がもらえないのなら、派遣会社や職場への結婚の報告は必要ないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、職場への結婚報告は必ず行うようにしましょう。なぜなら、結婚をして名字が変わることで、公的な手続きがいくつか出てきます。年金や税金などの面でも、名義変更が必要となりますが、派遣会社はその手続きを行う義務があるのです。
また、結婚することに伴って休暇を取得する場合なども職場へも影響が出てくるでしょう。何も理由を言わずに休むことで、別のところから結婚したことが知られる事態は避けたいものです。そして結婚報告については、まず派遣元に伝えるようにしましょう。その次に派遣先という順番の方がスムーズでしょう。
公的な手続きが必要
多くの場合、結婚をして役所に婚姻届を提出すると配偶者か自身の名字のどちらかを選ぶことになります。配偶者の名字に変わる場合は、パスポートや銀行キャッシュカード、運転免許証などさまざまな名義変更の手続きを行う必要があります。
そして、年金や税金などに関しても名義変更に伴うさまざまな手続きをしなくてはいけません。この年金や税金に関する手続きは、雇用している派遣会社が行うことが義務になっています。この手続きをしていないと、年末調整などの際にトラブルが起きてしまう可能性があります。必ず派遣会社に名義変更の依頼をしましょう。
また結婚したことで、配偶者控除などが受けられるようになるかもしれません。そのような税金などについては、自分で調べるよりも派遣会社の担当の方に教えてもらう方が正しい情報が得られるでしょう。結婚の報告を怠ることで、受けられるはずの控除が受けられなくなってしまうことは避けたいです。
職場に影響がある
結婚するときは、結婚式を挙げて新婚旅行に行く場合が多いでしょう。結婚のために休みを取る方も多いでしょう。
長期での休暇を希望するならば、職場に結婚することを報告し、早めに休みをもらえるよう伝えておきましょう。いつもよりも長い休みになることが予想されるため、多少なりとも職場に迷惑がかかってしまうかもしれません。
もしも規則でもらえる範囲の休暇だったとしても、他にも休みを取りたいと思っている方がいるかもしれません。早めに事情を説明しておき、休むことができるように調整してもらいましょう。事前に結婚報告しておくと、休暇から帰ってきてからもスムーズに職場に復帰できるはずです。
スケジュールによっては、週末の休みに結婚式を挙げ、新婚旅行はもっと先でと考える方もいるでしょう。また結婚をするとしても、すぐには式を挙げず、まず入籍だけという場合もあります。
今後のことも考えて人間関係をよりよくしておきたい場合は、しっかり結婚報告はしておきましょう。
また、結婚を機に退職する場合でも報告は必要です。退職するとなれば、新しく別の方を探すことになります。職場にも、契約の直前ではなく余裕をもって早めに結婚報告をし、退職の希望を伝えるようにしましょう。
派遣元から報告する

派遣社員の場合、結婚報告の順番も意外と大切なこととなります。直接雇用の正社員なら、上司に報告してから他の社員に話すのが基本でしょう。しかし派遣社員は、派遣元にも派遣先にも上司がいる形です。この場合は、報告の順番を間違えないでください。
派遣社員の場合は、まず派遣元へ報告します。それから、派遣先の上司に伝えるという形がスムーズでしょう。派遣社員の雇用主は、派遣元の派遣会社です。そのため、まずは契約を結んでいる派遣会社に報告するのが正しいでしょう。
そして、派遣先の先輩や同僚には、上司への報告が終わってからにしてください。仲のいい同僚がいる場合には、雑談の中で先に伝えてしまうこともあるかもしれません。その場合は、上司にまだ報告していないため、口外しないでほしいと念を押しておきましょう。
また、派遣社員の場合は、結婚式に招待客について迷うことがあるかもしれません。雇用主としては派遣元の派遣会社ですから、派遣先の方を無理に招待する必要はないでしょう。招待される側が、困惑してしまうようなことは避けたいものです。仲のいい同僚ならば招待しても問題ありませんが、無理して招待する必要もありません。
もし派遣先の方を誰も招待しないときは、結婚式は身内だけで行う予定だと伝えましょう。そうすれば、角も立ちません。
派遣会社からの祝い金は期待しないようにしよう
派遣社員として働いているときに結婚が決まった場合、派遣会社からの結婚祝い金は期待しないでおきましょう。多くの派遣会社では、支給されないことがほとんどであるためです。
しかし、一部の派遣会社には結婚祝い金などの制度があるようです。また、派遣会社によっては、ウエディングドレスや式場などを割引価格で利用できる場合もあります。それぞれの派遣会社によっても対応は異なるため、派遣会社に直接問い合わせてみましょう。結婚祝い金などの何らかの福利厚生サービスを受けられるかもしれません。
まとめ

派遣社員として働いている場合、派遣会社から結婚祝い金をもらえることはほとんどないようです。一部の派遣会社では、結婚祝い金だけでなく、式場などの割引サービスを提供している場合もあるため、派遣会社に確認してみましょう。
また、結婚祝い金がもらえない場合でも、結婚報告はしっかりと行ってください。事前に報告することで、会社内の手続きや人間関係も円滑になるでしょう。社会人の基本として、きちんと伝えておきましょう。
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